272055 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

日本を今一度、洗濯いたし申し候

日本を今一度、洗濯いたし申し候

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

hitokijin

hitokijin

Category

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2011年03月25日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

東北の震災に関連して、日本はまだまだ捨てた物じゃないと思わされたことと、どうして今の日本人はここまで冷たくなったのだと思わされたことがありました。まず、前者の話です。同然の事ながら、私の職場でも東北への義捐募金への呼びかけがありました。今日、その集計結果が出ました。何と一人当たり平均が約4800円(ちなみに私は職場で5000円、その他で17000円募金しました。これからも続けます)でした。思っていたよりも高い募金が集まり、今の日本はまだまだ捨てた物ではないなと思いました。私の部署だけで30万円余りが集まったので、工場、全社で合算すれば相当な金額になると思います。「お金だけが支援ではない」と言いたくなる人も居られるかと思いますが、今はお金と物資が極めて重要な支援になることは疑う余地もありません。また、妻から聞いた話で、近所の奥さんが本当は10万円支援したかったけど、現実を鑑みて2万円赤十字に納めたそうです。皆さん、本当に沢山の義援金を出されているのだと思い、見直しました。お金を出すのは本当に痛いのですが、この痛みこそ我々日本人全員が共有しないといけないものだと思います。

 

しかし、一方で今の日本の風潮に目や耳を疑うことも多々あります。それが上述の後者に相当します。今、数多くのイベントが自粛され、その自粛ムードを嫌気している人達が非常に多いのです。私の会社では4月に行われる創立記念式典が自粛され、全社スポーツ大会と言う組合イベントも中止になりました。創立記念は、皆元々行きたくなかったから誰も文句言いませんが、スポーツ大会は楽しみにしていた人が多く、自粛を批判していた人が居ました。全国大会が6月なので、「その頃にはもうやってもいいんちゃうの。どこまで自粛すればいいんやろな」と言っていました。おちまさとのブログを見ても、こう言った自粛の連鎖を非難するコメントを書いていました。耳を疑いました。同じ日本であんな広範囲であんな甚大な被害が出て、自分達だけ思いっきり楽しもうと言う気になれる神経が全く理解できません。「こんな時だからこそ、我々が元気にならなければ被災者を励ませない」という類の発言が目立ちます。この様に何でも逆説的に言えば正しそうに聞こえますが、私は大反対です。これだけの災害からまだ2週間しか経っていないのに、その人達をよそ目に自分だけ元気になってどうするのか。よく「共に生きよう」と言う言葉が、被災者へのメッセージとして出されますが、本当に共に生きるならば、東北に被災者達が共に元気になれる日までは我々も派手な娯楽は控えるべきです。ここで勘違いしないで頂きたいのは、「娯楽を控えろ」と言っているわけではないことです。人間、娯楽は必要です。だから私はそれは否定しません。しかし、被災者への一定の配慮はあって然るべきです。盛大なイベントは差し控えるのが、気遣いです。例えば、結婚式を予定している人も居るかと思いますが、可能ならば1、2ヶ月延期をするべきですし、それが難しい場合はせめて披露宴に留めて2次会以降は自粛するなど、少し控えめにすることが大切だと思います。こういう行為が経済にマイナス効果だという人が居ますが、何でもかんでもお金に換算して考えるのは本当におかしい。お金さえ儲かれば何しても良いと言っているようなものです。人の道を貫く場合、金銭的には損なことが多いでしょう。親が子供にかける愛情、子供が親の面倒を見ることなど、経済的には損です。しかし、損だからと言ってこういうことをしない人達が居たら貴方はどう思いますか。同じ次元の話だと思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011年03月25日 22時32分26秒



© Rakuten Group, Inc.