カテゴリ:旅
ソフィヤ行きの便に乗ると、Sさんが日本語で言った。 「あなたの前の人は、ブルガリアの有名なサッカー選手です。」 見ると、2~3cmの髪をいが栗みたいにジェルで固めた若者が乗っていた。 みーはーなカズ姫、顔を見たいと思ったが、 真後ろだったので、頭しか見えなかった。 その日、ローマでサッカーのワールドカップのようなものが有ったらしい。 ブルガリアでもサッカーが盛んだと言うことだった。 ローマからソフィヤまでは、約1時間半。 ![]() (C)kazuhime 曇り空のソフィア空港に着いた。 ![]() (C)kazuhime 入国審査を済まして、ロビーに出ると、Sさんの叔父さんが待っていた。 その人は赤い薔薇の花束を持っていた。 だれに上げるのだろうと思っていると、 「Welcome。」 と言って、カズ姫に花束をくれた。 満面の笑みを浮かべて、 「Tnank you!!」 と受け取った。 ポット心に火がついた。 曇り空は吹き飛んだ!! 空港で花束をもらうなんて!!!♪ 粋な心遣いだ! もう一人Sさんのお友達がいて、Sさんはその方と用事があるらしく、 カズ姫は、叔父さんの赤いシトローエンに案内された。 どうなっているのか分からなかったが、きょろきょろしながら、従った。 ![]() (C)kazuhime ソフィヤ空港は、最近市内に移された、 とてもこじんまりした近代的な空港だ。 ![]() (C)kazuhime まだ、雪の残るビトシャ山。 山に囲まれたソフィアは、わがふるさと甲府に似ていた。 薔薇の花束を抱えて・・・ 山に囲まれて・・・ なんだかホッとした、ゆったりとした気分になった。 叔父さんのブルガリア訛りの英語は、始めは分かりにくかったし、 カズ姫の日本語訛りの英語も分かりにくいらしく、 お互い、何回も聞き返しながら話しているうちに、 すっかり打ち解け、いろいろ説明して下さり、 カズ姫のいろいろな質問にも答えてくれた。 読めるけど、何を言ってるか分からないんですがと言いながら、 看板のキリル文字を拾い読みすると、とても喜んでくれた。 また、お互いの距離が縮まった。 みーはー嵩じて独学したが全く歯の立たなかった、 ロシア語がこんな所で役立つとは!! ブルガリア語は、キリル文字を使い、 単語などは、ロシア語に似ているものが多いが、 文法は全く違うようだ。 ベルリンの壁崩壊までは、ロシア語は必須だったが、 今は、むしろ英語が第二外国語として教えられているところが多いそうだ。 一路・・・・ 何処へ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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