[Holistic Counseling]の記事一覧 | ☆虹のわ。。☆。。。のホームページ

Ｄｏｕｂｌｉｎｇ　と　Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ　Ｅｘｅｒｃｉｓｅ

昨日のホリスティック・カウンセリング２のクラスはとても楽しい時間でした。最初にダブリング・エクソサイズ(doubling exercise)というのを習い二人ペアを組んで練習しました。ダブリングとは、相手の思っていること感じていることでまだ言葉に出来ないでいることを代わりに言ってあげるというような感じです。相手の側に並んで、同じ方向を見て座りこちらは相手を見れるようにすこし後方に位置して座ります。そして相手のポーズをそのまま真似します。腕組みして、足組していたら、同じようにやってみます。そして、キネステティックに、あるいはフィーリングに頼って相手が今体験していること、気持ちなどを感じとります。それを　私（Ｉ）は～。を使って表現します。相手が私は～です。というように隣に座って、私は～と感じています。などとその方の代わりに言葉を捜して付け加えるように話していきます。すると、大概は相手にとってその言葉がとってもピッタリと心になじむものと感じて自分で表現できなかったことを隣に並ぶ人に肩代わりして表現してもらっているようです。そんな中で、自己の体験や理解が深まっていくことが可能となっていきます。またたとえ、ピッタリ来ない内容の言葉かけであってもそれはそうではなくて、こうです～。というように相手がしっかりと自分の気持ちを言葉にできるように促されそれによっても体験が深まる～ということが起こってきます。昨日は普段あまり話をしない相手と隣同士でペアを組み相手の気持ちを、並んで寄り添うようにして汲み取って言葉にしてあげると、お互いの理解がとっても深まりとても心地よいものでした。自分の理解も深まっていくことを体験しました。ダブリングというカウンセリングの方法はクライアントにとってとてもサポーティブなものと感じました。素敵な方法です。そして、カウンセラーとしてこのトレーニングを積むことは相手の今の気持ちや体験していることを肌で感じ取って、言葉で表現することが可能となりとっても素晴らしいトレーニングと思いました。先生は、数多くのダブリングを経験されておられ相手と全然話しをしていなくても黙って相手の側に座っただけで相手の気持ちを表現するのは見事でした。またＩｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ　Ｅｘｅｒｃｉｓｅというのを行っていきました。これは、自分自身に対してアイディアを制限してしまっているものをletting go　（取り除いて）して、真なる自己の深い感覚を掴み取るというエクソサイズです。このプロセスを通して、自由を獲得し、自分というものを完全に選択する力が得られていくのです。床に横になってリラックスして先生のガイドにそって瞑想しました。下は一人でやるときの方法です。Sit in a comfortable position, relax your body, and allow your breathing to become show and deep. When you feel ready, read the following affirmation…I have a body, but I am not my body. My body may find itself in different conditions of health or sickness, it may be rested or tired, but that has nothing to do with my self, my real ‘I’. I value my body as my precious instrument of experience and action in the world, but it is only an instrument. I treat it well, I seek to keep it in good health, but it is not my self. I have a body, but I am not my body.Now I close your eyes and experience this as a fact. Repeat the key words:I have a body but I am not my body. Then open your eyes and read the next two parts in the same manner…..I have emotions, but I am not my emotions. My emotions are many different feelings, always changing, sometimes confusing. They may swing from love to hatred, from calm to anger, from joy to sorrow, yet my essence, my true nature, does not change.I remain. Though I may be temporarily washed by a wave of emotion, I know it will pass in time; therefore, I am not this emotion. Since I can observe and understand my emotions, and learn to direct, utilize, and integrate them harmoniously, it is clear that they are not my self. I have emotion, but I am not my emotions….I have a mind, but I am not my mind. My mind is a valuable tool of discovery and expression, but it is not the essence of my being. My thoughts are constantly changing with now ideas, knowledge, and experience. Often my mind refuses to obey me! Therefore it cannot be me, my self. It is an organ of knowledge of both the inner and the outer worlds, but it is not my self. I have a mind, but I ma not my mind.Next comes the stage of identification with one’s self. As you read, open yourself to the experience the words evoke.If I am not body, feelings, or mind, what am I? I recognize and affirm that I am a center of pure self-awareness. I am a centre of will, capable of observing, directing and using all my psychological processes and my physical body. I am the one who is aware. I am the one who chooses.Take time to honour your experience in this exercise in all its facets, pleasant and unpleasant. You may want to write about your responses in your journal before continuing.Perhaps you can recall other experiences of being a self, although you may not have put the word self on them. Perhaps you have sensed two aspects of that experience, a quiet awareness and an active will. Identification とは、識別とも訳されますが自分の持っている感情を、それと識別する、すなわち自分の感情は、それ自身が自分ではなくてそれを、持っているというふうに対象化して認識する感情を自己と同一化するのではなくて、区別する、分離させるという言葉があっているでしょうか。自分の体験している肉体は、それが自分自身であるのではなくてそれを自己とは識別し、分離して対象化する。たとえばある肉体の病気を持っているとするとその病気を自己そのものと捉えるのではなくてそれを自己とは分離させて、対象化して捉える。自分は病気である、というのではなくて自分は病気を持っているすなわち病気は、自分とは別であることを識別することです。自分のマインド（心）もそうです。自分の持つマインドは、自分自身とは分離させていく。すると心の自己観察ができていくのでしょう。こうした瞑想を通してイメージしたものをその直後に、チョークで一枚の紙に表現しました。そして、自分が識別したものでスタックしている（気になる）ことなどをもう一枚の紙に表現しました。友人とその絵を見ながら相手の絵から、どんな言葉が沸いてくるか伝え合いました。そのようにして、描いた体験がさらに深まっていきます。最後に、クラスの皆と絵をシェアする方法として自分の描いた二枚の絵に　自分で題名を付けて見せ合いました。私のはＯｐｅｎ　ＨｅａｒｔＡｔｔａｃｈｍｅｎｔと題名をつけました。Rebecca 先生の　とても楽しい数週間のクラスでしたが学会などの為に海外旅行に出かけるというので私にとって昨日が彼女の最期の授業でした。ホリスティック・カウンセリングというクラスで彼女の率いるサイコドラマの世界であるとか、ベビーマッサージ、クラニオセイクラルマッサージなどいろいろな彼女のスピリッチュアルな世界と触れられて自己というものの包み解き（unfolding）というようなそんな時間を過ごすことができ、感謝の気持ちです。

Client Centered approach

Holistic Counselingの授業がとっても面白くなっています。1Bでは、すこし深くホリスティックカウンセリングの技法をロールプレーを通して勉強しています。今習っている　Skilled helper　の技法には、sharing advanced empathic highlights, information sharing, helper self-disclosure, immediacy, suggestions, recommendations, confrontations, and encouragementなどを含んでいます。The purpose of these skills is to help clients get in tough with their blind spots and develop the kind of new perspectives or behavioral insights needed to compete the clarification of a problem situation or opportunity and to move on to developing possibilities for a better future, setting problem-managing goals, developing strategies, and moving to action.訳ですが、これらのスキルの目的は、クライアント自身が自分の見えていない問題に触れて、あたらしい見方や、問題の状況や機会を明らかにするのに必要な行動をおこす洞察力を作りあげて、よりよい未来への可能性を築き、自分の問題解決のゴールを設定でき、戦略をたて、行動を起こすことが出来るようにすることです。先日のリンクしていただいている、虹香。さんの日記に、『話を聞く時、その人の言っていることだけを　集中して聞いていると、自分から良いエネルギーが　相手に伝わる。すると話している相手が話しやすくなり、　自分の必要な情報もキャッチし易くなるよ（^-^）』とありました。これは　Client Centered Approach　そのものですね！カウンセラーも一人の人間なので、日常のさまざまなことを抱えています。時にはあまり気分がよくないときもあるかもしれません。そんな時でも、カウンセリングでは、しっかりとクライアントにエネルギーを集中して、クライアントの感じていることを感じ取ろうと全身全霊で努力すると、おのずと自分のことはどこかへ置き去りにされて気にならなくなり、クライアントのことが益々よく見えてくるし、クライアントも段々とオープンアップしてくるということがあります。このテクニックはいつでも使えますね。お友達と話をしているときでも、相手のことに全霊で集中して耳を傾けると、お友達の今この時間でなにを経験しているか(Immediacy)、カウンセリングというこの場所でどんな気持ちですごしているか、などが見えてきます。そうしてそれを、感じたまま簡単な言葉で返答することが、Reflectingです。そうすることで、advanced accurate empathyが出来るようになってきます。Advanced Empathy とは、こう書いてあります。Advanced empathy, described most simply, means sharing educated hunches about clients and their overt adn covert experiences, behabvior, and feeligs that you think will help them see their problems and concerns more clearly adn help them move on to developing new scenarios, setting goals, and acting. Such hunches, of course, must be based on the helper's interactions with the client in which active listening, understanding, empathy, and probing play a larger part.訳すと、より高等な共感とは、クライアントに関する熟達した直感をクライアントとシェアすること、クライアントの明白なあるいは隠れた経験・行動・感情のなかから、クライアント自身が自分の問題をしっかりと見つめて、よりクリアに考えられるようになっていくのを助け、そして新しいシナリオを作りあげ、新しいゴール設定ができ、実際に行動していくことが助けられる、そんな直感からくる言葉をシェアすることです。このような直感的言葉は、もちろんヘルパーとクライアントとのあいだに、能動的な聴く態度と、理解、共感、探査がおこなわれているところでの相互作用に基づく必要があります。今日のロールプレーでとても強く感じました。クライアント役の人が自分の問題を話し始めたとき、すーっとクライアント自身にフォーカスをしていって、静かに聴いていくと、クライアントが自分で自分の問題を見ていくことができるようになっていって、だんだんと何が問題かクリアになってきて、そして自分でゴールが見えてみて、私はただ聴いていただけのような気がしてきました。その上、この聞き方をしていると、何を　Suggestion,　recommendation　したらいいのか自ずと見えてくるのです。今日のクライアントはこうでした。自分の考えているプランがなかなか実行できないことにフラストレーションを感じていました。しかしそのフラストレーションを友達が約束を破ったことに置き換えていました。しっかりと自己を見つめて、自分がなにをやり遂げたいのかにフォーカスをおくと、自ずと自分のプランを順序づけることが出来始め、そしてまず何をしたいのかがわかってきて、自分はそれにたいしてどうしたらいいのか気づいていくことができました。ホリスティック・カウンセリングの醍醐味をすこし味わえました。

GENOGRAM　（心理的家系図）

今日の日記は一度書いたのですが、誤って消えてしまいました。なんらかの意思が、それをアップすることを制止させたような気がしてなりません。それは公開する段階ではないという問題かもれしれないと。でも、日記はいいものです。一度書くと、それにより消化することが大きいです。残っていなくても、その日記を書いたことによる効果は大です。ホリスティック・カウンセリングの１Bという授業に新しいタームからなりました。今日は、前タームで学んだことのおさらいでした。カウンセラーが、自分が救済者（rescur, fixer)であるように振舞ったり、分析者であったり、すべて知っている全能者であったりそういう状況をSABATOURSの一つと先生が表現してました。SABATOURSとは、クライアントの話を聞く姿勢に干渉してしまう、自分のなかにある行動、役割、機能であったりします。特に思いました。自分が救済者の役割をしてしまうのは、誤りであることを。ハートのチャクラを最大にして、クライアントを愛でつつみこむこととは違うのかもしれない。クライアントを救うなどと驕った態度はカウンセリングとはいえないです。じっくりと話を聞くことを通してクライアント自身が自分で答えを見つけ出すのをサポートするにすぎないこと。クライアントの問題を自分の問題として投影したりせず感情のあふれるものを全部受け入れしまったりせずクライアントのナレイティブ（その人自身のストーリー）にフォーカスしてカウンセリングをしているその今という時間とこの場にクライアントをつなぎとめておくことで自らが解決の糸口をさがせるようにファシリテートするのが役目でしょう。そして、今回の課題は　GENOGRAM　を作ることでした。GENOGRAMとは心理的家系図ともいって自分の親族の成員が、人生の危機など大きな出来事のときにどのようは心理的な対処をしてきたかその心理的パターンだとか慣習だとかを探ることによって自分自身の理解を深めていくやりかたのようです。ちょうど家族とふれる機会がここのところあり家族の切っても切れない深いつながりを感じたところでしたからとてもタイムリーな課題です。家族と縁をきってしまっている人がいます。それが自己防衛であったり逃避であったりもします。親戚どうしで、あるいはそうでなくて恨みやねたみの感情がうまれてしまっている場合があります。人と人とのつながりは、家族というもののなかで想像を絶するドラマが繰り広げられています。実は家族なくして、その個はないのですから家族の問題はまっこうから取り組むことが重要なのです。FORGIVENESS（許し）のところで少し話題にしましたが親族への許しという過程（プロセス）がものすごく大きな力となって魂のレベルを引き上げてくれたりします。ENERGETIC　HEALINGの　ANNIE先生が言っていました。数々の家族へのFORGIVENESSを通してようやく、ここまで来れたと。遺伝的な関係、親族関係も、魂レベルでつながっています。たんなる肉体的なDNAのデータ以上に、家族のつながりには深いものがあります。GENOGRAMを通して身近な父母の他の親族を理解し自分自身を見つめるとてもいい機会です。カウンセリングの先生のサポートの元、しばらくこの作業を続けていきます。

Assertiveness（確信の状態）とpassive-aggressive pattern(受動ー攻撃パターン）（加筆）

今日の日記は、先日のカウンセリングの授業ででてきた、Boundaries（境界）の問題の続きとなりそうです。健全な境界をもっていないひとは、Passive and Aggressive pattern　(受動的と攻撃的のパターン）に陥る傾向があるようです。これはというと、あるひとが自分の欲望よりも、他人の欲望を第一にとる傾向があるとします。人の言うことをきいて、自分のことは二の次にしている、Passive(受動的）な状態といえるかもしれません。そんなとき、その人自身はそのことに対して、どんな感情がわいてくるでしょうか。さまざなま感情がわいていることが考えられます。あるひとは虚しさを感じたり、ひきこもったり、落ち込んだり、あるいは自尊心をもてなかったり、寂しく、望みがないと感じているかもしれません。自分が必要としていることを無視しつづけて、病気になってしまっている人もいるのかもしれません。あるひとはとても腹がたったり、憤慨したりするかもしれません。そして挙句に、自分のことを第一に押し通そうとし始めるかもしれません。そうしてどうなるでしょう？人ともめた時に、Aggressive(攻撃的)な状態になっているかもしれません。そこで、登場してくるのが、受動的なひととは反対側に位置する、自分の欲望を一番先に考え、Aggressive（攻撃的）な状態です。このタイプには二通りあるようです。Implode(自分の怒りを飲み込んでいる）タイプと、Explode（怒りを爆発させる）タイプです。でも、どちらのタイプでも、その状態の内面感情はどんな状態でしょう？自分自身がとてもフラストレーションのかたまりだったり、自己嫌悪であったり、ばつがわるい気がしたり、後悔したり、罪の意識をもったり、自分を恥じたり、プライドがきづついたり、やはり自尊心を失ったり、いろいろな感情がわいてくる可能性があります。その挙句に、人ともめたときに、今度は、自分が身をひいて、はいそうでした、と言わないといけないと感じるかもしれません。それはまさに、先の受動的な状態に転化しているのです。ここで見てきた、受動的な状態と攻撃的な状態というのは、ひとつのどうどうめぐりで出来上がっていることに気づきます。あるとき身をひいてみたり、あるとき押してみたり、、でこれを受動と攻撃のパターンと呼んでいるようです。では、このパターンから逃れた状態は？というと、Assertiveness（アサーティブ）という言葉で、カウンセリングの先生は表現していました。あなた自身が他のひとの欲求も考慮にいれるし、自分の欲求も考慮に入れて、そして自分でそれを選択できる状態です。Assertiveに、確信的に選択できる状態といえます。先日のBoundaries（境界）の問題のところで出てきましたが、自分が必要としていることをちゃんと求めることができると、自分に憤りを感じたりしなくなります。境界が健全にできていると、それができるようです。自分ははどう感じて、何がしたくて、なにをより好みとしているか、自分の感情に責任をもっていることでしょう。自己を尊重できる状態ともいえます。こうして、人間同士の関係をこのような受動と攻撃の力学的な関係として考えてみると、その作用反作用の回路に陥ってしまっている状態と、そうでない状態とが分かりやすくなりました。境界の問題は、Assertive（確信の状態）で自分の行動を選択できるかということにかかわってくるようです。辞書に、主張訓練、アサーティブネス･トレーニング《消極的な人に自信をもたせるようにするトレーニング》というのを発見しました。そんなのがあるのですね。わからないですが、これは消極的な人のみでなく、反対の攻撃的なひとも共にトレーニングすることで、この自己の境界の問題を克服していける訓練となるでしょうか？自分はAssertiveになれる状態というのが、直感を信頼できる状態とつながっているように感じています。わたしにとっての課題です。

Boundaries（境界）の問題　（訳のみ加筆）

あるカウンセリングの授業で先生が健全なBoundary（境界）とそうでない不健全なBoundary（境界）の話をしてくださった。自分と他者との境界なのであるが、身体的、感情的、精神的、そしてスピリチュアル的な境界をもふくめた問題で、それは私達のWell-being（安寧）を守ってくれていて、自分のユニークさや個人そのもののありかたと関連している。他者との関係のとり方が、そのひとのBoundary（境界）の状態で異なっていて、人間関係の問題への対処のしかたも異なっている。友達、家族、職場、クラスメートなどなど様々な人間関係のなかで私達のBoundaries（境界）はviolated（刺激をうけていると訳そうか）と先生は表現していた。Do you find it difficult to say "No"?（あなたは、いいえ、と言うということが難しいですか？）Do you have trouble knowing what you need?（あたなは、自分が必要としていることをわかるのが難しいですか？）Do you experience conflict between your needs and others?（あなたは、自分が要求することと、他の人の要することとが、相容れなかったりしたりすることがありますか？）Are you afraid to express your true feelings and thoughts?（あなたは、自分の本当の気持ちや考えを表現することがこわいですか？）などなど、境界にかかわる質問文が、"Boundaries& Relationships - Knowing, protecting, and enjoying the self" by Charls L. Whitfield, M.D.　Health Communications Inc, Florida, USA　の本にたくさん連ねてあった。この境界のつくりかたが、その個人が子供時代に、自分と親とどういう係わり合いをしてきたかが影響しているという。先生の説明いわく、あるひとは、完全な個として、子供の円と親の円が完全に離れて存在していた、あるひとは子供と親の円がほとんど重なっていた、そんな状態を不健全境界と理解した。まだ親の援助が必要な子供時代に、完全に自立というのだろうか、完全に両者が分かれた円であったばあい、その援助を十分もらえないできて、とても寂しいおもいをしてきている可能性がある。愛に乏しい幼少期をすごしたように感じるのかもしれない。そうすると愛を熱く表現することが困難だったりする。そして必要なばあいに、人に頼ることがむずかしかったりする。また、ほとんど円が重なってしまっているのは、先生も経験されたそうだが、母子家庭で母が子供にぴったりくっついて、すべての決断を母がしてきたばあいなどにあたいする。子供としての個と母の個が重なり合いすぎ、どちらが自分でどちらが母だか区別がつかなくなってしまっている状態だ。自分の気持ちだか、母の気持ちなのだか区別ができなくなってしまったりしている。その場合、実際に一人で物事を決断することが難しかったり、自分に自信がもてなかったする。かといって、それらは幼少期の問題で、大人になるまでの間に、さまざまなところでそれぞれの問題を克服して来られた人は、今は境界の問題があまり問題にならないそうでもある。人との関係において、自分がどう感じたかをちゃんと感じ取ることができ、自分がそれでどうしたいのか、何が必要なのかちゃんと見つけられ、そしてそれらをちゃんと表現したり実行したりできれば、この３つのステップが満足いく状態であらば、今は健全な境界を持ててているとも考えていいようである。幼少期のモデルでは、子供の円と親の円がすこし交わるかたちの状態を、理想的な境界のありかた、健全な境界をとっている状態と理解した。健全な境界というのは、Presence（境界がいまここにいること）、Appropriateness(自分の内面である、信念、考え、感情、決断、や選択が的確であること）、Protective（自分のうちにある子供の部分、インナーチャイルドかな、が誠実であること、守ってくれていること）、Clarity（境界が明白であること）、Firmness（自分の欲しいもの要求するものを確固としてわかること、境界が硬いこと）、Maintenance（ある期間境界をしっかりと保たないといけないか、リラックスするひつようがあるかどうか、境界を維持していくこと）、Felxibility（自分の健全な境界をもつためには、自分の境界を　Let go　（解放）させないといけないかもしれない、境界に柔軟性があること）、Receptive（他の人を受け入れるとか、境界をゆるめたりするほうが有効かなど、境界に対して受容できること）などの8つのキャラクターを持っているとその本で説明していた。また健全な境界というのは、他人によってセットされたものでもないし、もともと危害があるものでもないし、コントロールするものでもないし、壁でもないし、人とのトライアングルでもない。健全な境界とはを理解することと、自分自身が幼少時代にどうすごしてきたかを理解すること、そしてその頃の親はどう境界をつくっていたかを理解することは、いまの自分の理解を深める意味でとても有効と感じた。その先生のひきいる、Boundaries（境界）のワークショップが5月にひらかれるそうな。とても興味があるなあ。

Holistic Counseｌling　（ホリスティック・カウンセリング）

今日はHolistic Counselingという授業のﾍﾟｰﾊﾟｰを書いていました。Self-reflection Assignment であったので、どういう内容を学んで、自分としてはどういう点がカウンセラーとしての長所で、どういう点が短所で、どういう風に今後勉強したらいいのかという考察をまとめました。ホリスティック・カウンセリングという科目があるのですが、ようするにクライアントを全人的にみて、クライアントが自ら問題を解決できるように、ファシリテイトすることが目的で、助言を与えたりカウンセラーが問題を解決しようとするのとは違う、という考え方に基づいていました。いいカウンセラーになるための必要な資質として、いろいろな点がありますが、とても気になった点を書きとめておきます。Immediacyといって、クライアントの気持ちが、過去や未来へ行ってしまう傾向があるときには、カウンセラーが、現在この今のところに、クライアントの気持ちを引きとめておくことで、この今という経験のなかから、一つ一つプロセスをふんでいけるようにする必要性がある。とても示唆にとんだ説明でした。シンパシー（Sympathy)とエンパシー（Empathy)の違いを区別して、カウンセラーに必要なのはエンパシーの方で、これはカウンセラー自身の経験や現実認識をはずして、クライアントの自身の経験を体で感じ取って、Reflect backする方法で、これも以外と簡単ではなかったです。カウンセラーとしてクライアントの話を聞くには、どういう言葉を返したらいいのか、言葉の言い換えをつかって、理解を表現したり、オープンな質問のしかたで、さらにクライアントが話を続けるのを促したり、また最後には短いことばでまとめることも含めて、いろいろな技術が必要です。今回の授業で学んだ中で、言葉を返すときの方法を学びました。I can see that---, I can hear, I can sense, I can feel, I can hear, I can sense, It sounds like, It looks like---, などのフレーズで、話の内容や考え方（content or thoughts）に対して返すのではなくて、話ている話者の感情やフィーリングを、どういう風に感じたか、その感じたフィーリングをそのまま言葉でかえします。感情を表す語彙がかなり必要であることと、クライアントが使っていない単語でいうことで、自分としては大変でしたが、この返答から、クライアントが、あっその単語だ！とひらめくことで癒されたり、実に単純な返答ですが、これが以外とすばらしいことにロールプレーで気づかされました。これは、日常の会話でも使えるかもしれません。でも、日本語だとどうなんでしょうね？日常の診療という場とカウンセリングという場では、いろいろ違った要素がからみあってきますが、基本的なカウンセリングに必要な技術を習えてとても面白い科目でもあります。最近では、Maslow（マズロー）'s hierarchy of needs, Ecogram, Gail Sheehy's life cycle, Erikson（エリクソン）'s life cycle developmental stages, なども授業に登場してきていました。