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術前訪問
・患者さんと面識を持ち、不安を少しでも和らげるための援助の手がかりをみつける ・患者さんの全体像を把握し、安全に手術を受けられるようにする そんな目的で 忙しくて時間がなくてもできるだけ行いたい大事な看護師の役目です が、「え~?全症例行くのがあたりまえじゃないの?」といわれそうですが なかなか定着せず 永遠のテ-マかとおもっていたけれど 先日、一人のスタッフの術前~術中~術後のかかわりのふりかえりを スタッフ全員で共有する場があり (途中、それぞれ涙ぐみながら) ひとりひとりの中に、それぞれのおもいとしてドスンとおちた感じでした ルチ-ンだから 理想だから 業務だから、、、じゃなく、 自分は、目の前の人とどうかかわりたいか 何のために 自分になにができるのか そんな視点で「術前訪問」を考えたとき 自然に病床の患者さんの前に足を運び、向かい合う姿があり 誰に言われるともなく、術後訪問まで。 自己満足に終わらず、提供したケアが実際どうだったか、生の声をきけて、とっても貴重なことだ 患者さんが最終的に選んだ治療である手術 患者さんがどんなことを大事におもい どんなところが心配で ご自分で納得のいくように、どんなふうに治療を受けたいか 産婦のバ-スプランじゃないけど 手術だって、受身じゃなく、患者さん主体に、もっと何でもいえたらいい。 必要な処置や痛みは最低限しかたがないけど 前もって、それらを知って納得し、「でもここはどうしてもこうしたい」というところを 一緒に考えていく それができるのは その人の病気や当日の進行、患者さんの背景、全て含めてかかわることのできる 私達手術室看護師だ 気管チュ-ブの固定のためのテ-プが多少貼りづらくても 命の次にその人が大事にしているのが口ひげなら、それを守り、工夫する 術後訪問で、「ひげが無事でうれしかった」といわれたスタッフもうれしそうだった 「手術室は患者さんとかかわりが少なくてつまんない」 「看護がみえない」 そんなふうに思われがちだけど 最近のうちの手術室は ほれぼれするほどみんな素敵な顔をしている 私も、初対面の術前訪問は、苦手だったけれど 患者さんのおもいや、力をひきだせるような、、、、大事な時間、毎日毎日がかかわりの勉強です 苦手とおもっているところに じつは、ワクワクするものがつまっていたりもするのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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