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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:極道★英国らいふ
ああ、いけない、今日も夕食後、うたた寝してしまった。
日記を書かずに寝ようと思ったが、今日は手元に簡単な資料があるので、ささっと書いて寝るとしよう。 明るいニュースにしようと思ったが、何と、今日も極道英国の資料を目にしてしまった.... それは。 「年収40000ポンドの家庭、半分は税金で消える」 というデータである。 さて、まずこの年収40000ポンド(1ポンド200円として800万円になる。日本では大したことないかもしれないが、英国ではなかなかよい年収なのだ。 さて、この年収のうち、半分が税金に消えてしまっているという事実はちょっとショッキングである。(英国人にとっても) これは所得税他天引きで引かれる税金のほか、消費税等間接税も含んで計算されたという。(間接税をどのように含ませたのが、不明。あくまで平均的な消費を考慮したのだろう) まず、簡単に所得税は日本と同じ段階制をとる。細かい数字はNinjaCat、もう就寝したいので省略。笑。知りたい人は連絡を。データを時間のあるときにお知らせします。 最高税率は年収30500ポンド(610万円!これ以上稼いだ分にもう40%がかかるのだ)を越えた分にかかって一律40%かかってきます。以前、ご紹介したとおり、英国税務所は国民が頭が悪いからとバカにしているのか、非常に簡単に計算できるよう、細かいルール、税金控除がない。 ありとあらゆる会社のベネフィット、個人が強制的に入らされている社会保険料のほか、会社が私的医療も受けられるよう保険掛金を払ってくれていても、その掛け金にも、住宅補助があればその住宅補助にも、特別にガソリンの補助があればそれにも、会社がその人にかけたと思われるお金に関して、1円たりともにこの税金は容赦なく掛かってきます。 ここで考えて見ましょう。こういう会社の福利厚生、保険掛け金等、すでに17.5%の消費税を払っており、その上に所得税をかけてくるわけです。 お、おそろしい。 だから、健康だ、私的医療が受けられる保険なんかいらぬ、NHS(無料の国民医療)で十分、なんて人は、保険なんかいらない、といった方がいいかもしれませんね。 (尚、子供がいると逆にお金を補助される場合があります。従って、両親でも片親でも働いていなくて子供がたくさんいる家庭は、実は働いている家庭より収入が多いことが....これも妙ですね) さて、間接税、日本の5%に比較してこちらは約17.5%。基本の食品、書籍、子供服等を除いて、一律、なんでも掛かってきますね。電話代、ガス代、レストラン、衣服、とにかく17.5%。 さて、昔トラック運ちゃんを激怒させたガソリン代(英国ではPetrolという)の税金は確か現在60%以上。現在1Ltr辺りの税金分は49Pですから、日本円で98円。ガソリン代自体は150円から185円というところでしょうか。税金分だけで98円払ってるわけですよ。ヨーロッパで最も高いガソリンです。 トラック運ちゃんは怒ると、高速道路をのろのろ運転して渋滞を引き起こしたいという衝動にかられるようです。(もう、なんでも起こしてあげて。NinjaCatはあなた達の味方よ) さて、NinjaCatはスモーカーではありませんが、タバコ代も結構イっちゃってる。1箱900-1000円。そのうち税金は半分以上。 もし私がスモーカーだったら、英国では一切吸いません。高いからではなく、意味なく国に税金をとられるのがいやだからです。国は国民のしもべであるべきであり、国民が国のしもべではありません。 私は、国の、或いは会社の、あるはだれかの「しもべ」として生きたくはない!!!! 〈キーっ!) しかも、最近、カウンシルタックス(地方税のようなもの)がうなぎのぼりに上がったよね。ただし、これって、所得税にかかるのではなく、住んでいる物件の価値に掛かってくる。 FumiFumiさんが調べてたけど、これがちゃんとした公平な累進課税ではない。(明らかに金持ち優遇) そんなわけでして.... 極道英国税務所の、こうしたありとあらゆる隠れた税金を探求するのは大変楽しいアドベンチャーでございますね。 でてくるわ、でてくるわ、2重3重に払っているわ。 そりゃ、底なし税金地獄でございます。 と、いうわけで、手持ちの資料じゃ足りなかった分インターネットにいったら、もう、そりゃ切りがありませんでした。こんなもの、調べていたら、わたしは、寝る暇ありません。 でも、調べてみるのは楽しそう!なんてったって、でてくる、でてくる.... ある計算によればこうした間接税、直接税あわせた税金は7年前の1997年から、なんと約7倍になっていると。 現在の労働党になってから、ガンガン上がる税金。 トニー・ブレア、あんた、やるねえ。 さあ、税金で儲けたお金を戦争に投資して更なるボロ儲けを目論見たところなんですけど... 例え、英国がボロ儲けをしても、国民に戻ってくるものはないな。 だって、医療は最悪、公共サービス最悪、公共交通機関最悪、発展途上国レベルだって。 いったい、どこに消えてるのかな、そのお金..... ところで、財務省はこれに反して。 「平均的な家庭は1997年より850ポンドも軽減されている、子供がいる家庭は1350ポンドも」と表面上言っているようですね。 ちなみに、この財務大臣ブラウンっていうトニー・ブレアのマブダチは算数ができないことで有名でございます。 つまりドンブラウン勘定ってことですかい。(どんぶりにもじったつもり) あああああ! こんな極道英国のくだらない一面をしらべていたら、もう朝の3時だよ。 もう、どうして極道英国ってこんなに調べがいがあるのかしら。もう面白くってやめられません。 寝なきゃ。 あと、お金返して。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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