[どきどき★飛行機内で]の記事一覧 | ロンドン　ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

飛行機の中で、出会いとショック

なかなか暖かくならないロンドン。朝、きちんとセントラルヒーティングのスイッチをいれてしまいます。夕方も、結構冷えるのですが、実質ともに春の到来になるのはいつのことなのでしょうか。（それとも、私はただの寒がり？）この冬最後の風邪は、先日で終わりだと思っていたのに、またも、どこから風邪を拾ってきた彼です。鼻がズルズル、なんともスムースに息ができないのが苦しそう。それもあってか、いつものような食欲もありません。鼻水をたらしているので、ふいてやろうとすると大暴れするのですが、いったい、何がそんなにいやなんでしょう？歯磨きと、鼻水を拭かれるのが世界で一番いやな年頃、1年と14日児の二ーノ君です。　　そうそう。今日は、以前、飛行機に乗ったときの出来事を思い出したのでそれを書いてみようと思います。その日は、会社の補助かなにかでビジネスクラスで東京からアムステルダムの便でした。その日の便は、団体ツアーもいくつか入っているようで機内はかなりの混み具合だったのを覚えています。機内に搭乗すると、私の隣には初老、、、というか、中年のおばさまが乗ってきました。どうやら、様子をみているとツアー客の1人のようです。団体旅行でも、ビジネスクラスを利用してのツアーがあるようですが、彼女は様子から旅慣れた雰囲気でありました。そのうちに、彼女と言葉をかわすようになったのですが、彼女、毎年、最低一回はこのように（ビジネスクラスを利用して）海外旅行を楽しんでいるということでした。あそこにいったり、そこにいったり、今回はどこで、、、そして、将来はこんなところにいこうかと思っている、と話されたおばさま。楽しそうなのは、いいとしても、子育ても一段落した様子だし、だんな様とは一緒ではないのは、彼はまだ忙しく働いているのかしら？それとも旅行なんか、面倒くさくて、家でお留守番？野暮なことにも、だんな様はどうしているのか、おばさまに聞いてしまいました。既に他界されたのこと。。。。。。。。ああ、聞かなければよかったよ。自分で聞いて、フォローをしようがないっていうか、それからどういう会話に発展させたらいいのか、わからないっていうか。ただ、咄嗟に「それは大変残念ですよねえ、お寂しいことでしょう」なーんて、いった私なのでありますが。そのおばさま、私のその言葉に不思議な表情をみせました。「いえ、大丈夫よ」なんて、おばさまは静かにいわれたのですが、その表情の奥、私、自分にとっては思いがけないものを垣間見てすぐに会話の内容を変えた私です。その「思いがけないもの」とは、、、、私が言った「残念ですね、おさびしいことでしょう」という言葉が彼女には理解しがたいというか、そういう私から同情を得るようなリアクションを受けたことが彼女にとって、ハッと「意外に思った」様子なのです。彼女は、本当の気持ちをいいたげでしたが、私のリアクションをみて、正直になるには少々バツが悪いな、そんな顔をしていました。そんなとまどった顔の彼女をみて、夫の死は、彼女にとって、今では実はそんなに寂しいものではない、ということが、すぐにわかりました。「夫がいないからこそ、こうやって、毎年海外旅行も楽しめる。　今、私に自由がやっと、やってきたの」そんなことを言いたかったのだと思います。そうか。。。夫がいなくなったからって、必ずしもその後の人生、寂しいわけでも、悲しいわけでもないんだよな。人によっては、ある意味、夫や家庭に尽くして、尽くして、やっと自分の時間が持てるとホッとしている女性（男性も？）いるんだな。そういうこと、そのフライトで気づきました。もちろん、その方々の夫婦関係、家庭環境がネガティブだという判断ではなく、こういうカップルのあり方というのは、本人たちがどうこうというより、その時代の流れや、生き方、文化的なものもあると思います。私が知っている世界、私が思う世界とは、かなり異質だったのである意味、ショックだったのですが、いや、待てよ。よく考えたら。私自身は、どちらのように思うかまだ、未知だな、、、と思うのでした（笑）もっとも、私が先にあちらの世界に召されるかもしれないし？（笑）

Apr 15, 2008

コメント(12)

食い意地レポート

曇りのロンドンです。。。こんなところ、ちょっぴりささやかに、ひっそりと写真を載せたりすると訪問者ももっときてくれそうだけど、「文章で勝負っ！」なんて強がりを言ってみる私です。（↑　ただの面倒くさがり）写真には勝てませんよねぇ。やっぱり、写真があるのとないのとでは読み方のイメージの持ち具合が違うもの。こんな曇りの寒い日にはコンビニにでも走っていって中華まんでも、ほうばりたい。日本では、そんなことで簡単に幸せな気分になれるのになぁ。なんて、先日日本から持ってきた芋ようかんを食べながらこれをうっています。羊羹はあまり好きではないのですが、これは芋をそのものを食べているって感じがおいしい。■厳選したサツマイモを使用！専門店の芋ようかんで、芋ようかんを食べたあと。今は「でん六豆」の袋を開けたところです！■でん六豆地味なピーナッツ菓子ですが、昔から好きだったんですねぇ。うたい文句のように、「一粒食べたら、やめられない」いけません！！これでは身重は身重でも、単なるデブへの道まっしぐら。それにせっかく持ってきた日本の食べ物があっという間になくなってしまう。もっと勿体ぶって食べなくちゃいけないのに、まったく困ったもんです。さて。食い意地レポートが続きます。機内食といってみましょう。今回、日本に向かう便はワケあって（？）エールフランスのビジネスクラスでした。希望空港を出発する経由便の中ではマジメに吟味して選択したはずなんだけど、メニューはハズレ。自分の財布で払って、このエアラインのこのクラスに乗ることはないでしょう。クラスの席エリアにおいても、前方に座っていたのにも関わらず、希望するメインのお料理は既になく、残る２つのメニューはどうしても気が進まない。アテンダントの方が、両方のサンプルを見せてくれたのですが、なんとも、食指が動かない。そばに座っていたフランス人親子（子供は高校生くらいの男性）も、首を振るばかり。このメニューじゃフランス人にも不評だろうと思っているとやはり想像通り不満そうだ。今まで運良くアップグレードされたビジネスクラスの体験も含めて米系、ヨーロッパ系、日系のエアラインで最低のランク。これも、このエアラインがというより、経費削減のためかもしれませんね。さて、帰りはKLM便。但し、これはエコノミーだから最初から期待はない。ただ、パッケージなどのデザインが一新されてきれいにまとまっているんだけど。。経費削減の跡が伺えるのは一目瞭然。（この部分をどうごまかすかが、課題なんだろうな）あれだと、ゴーカート男なんかには足りなくて2食分くらい食べないと満足できないかもしれない（笑）。食事のボックスで遊べるように、SUDOKUの課題が入っている。しかも、食事のフォーク、ナイフ、はしと一緒に親切にSUDOKU用の鉛筆まで入っているんだけど、経費削減して工夫したつもりなんだろうけど、私にしてみれば。。。鉛筆をミールボックスに入れるくらいだったら、その分、食べ物を増やせっといいたい。やっぱり、いまだに食い気の私なのだ（笑）。でも。現実問題。航空会社の運営が難しくなっているこのご時世、たとえ経費削減のあおりを受けるにしても、いや、食の部分で経費削減をしてくれてもいいから。。。それよりも、なによりも。出発地から目的地にまで安全に無事自分を運んでくれさえすれば、それが一番かな、と思うのであった。

Jan 13, 2007

コメント(26)

国際電話の別の？かけ方

Common sense is not so common.Voltaire「常識というのは、それほど広く認識されていない」うまく表現できないんだけど、常識って、皆が「あたりまえに正しい知識」と認識しているものだけど、「知っていてあたりまえだ」と思われることが、実は皆に認識されていないってことだ。戦争はおろかなものだと知っていようなものが、あちらこちらで起こっていたり、差別はしてはいけないと知っていて当然のことのようなことが、結局されていたり。結局、世の中は矛盾だらけで常識という言葉で説明できないってことを、ボルテールは言ってるんだと思う。もし、違う読み方があったら教えてくださいね。あと、「知っているということ」と、それに「行動が伴っている」ということはまた違うことだよね。なかなか、行動がその人の言葉に伴っている人を見つけるのは稀...でもないけど、ときどき、言っていることと、やっていることが違う人を時々見かける。それは、もちろん日本だろうが、ここ英国だろうが違わない。また、自分に許してしまうことでも、他人がやると許せないことがあったり。人間って困ったものだよね。今日は、おちゃめなストーリーを思い出したので書こうと思う。大したことないけどね、でも、私的にお気に入り（？）の小さな出来事なのだ。去年だったか、アムステルダムにいったときのことだ。私が大抵オランダに行くときに使う飛行機っていうのは、ロンドンシティエアポートからの小型のフォッカーという飛行機だ。小型機なので、大抵、飛行機まで自分達で歩いていって階段を登ってキャビンに入る。降りるときも同じ。大型機の場合は、飛行機からターミナルビルに直接繋がる通路を設置されるけど、あれは便利でいいよね、特に雨が降っていたりすると濡れなくていい。そこんとこ、小型機は、天気が悪いとバスに乗る間に濡れちゃったり、またターミナルビルからかなり遠いところに飛行機があったりして不便だったりする。さて、キャビンからでると、そこにはバスが待っていて、バスでターミナルビルに輸送される。これがスキポールの場合、結構、ビルまで遠いんだ...そのバスの中での会話。英国人とオランダ人と思われる二人が、機内の中で友人になって、そのままバスの中でも話している。なかのオランダ人が携帯電話をかけようとした。それが、なかなか繋がらないようだ。英国人が、どうしたの？　どこにかけたいの？って聞いて二人は携帯電話を覗き込む。番号を聞いていると、どうやら、それはオランダの外への電話みたいで、つまりオランダからは国際電話になる。英国人が、それは国際電話だから、国際電話専用の00を番号の最初にかけなくちゃいけないといった。そして、その後に国番号だ。そして、続いて個人の番号。オランダ人、かけてみる。それでもつながらない。で、英国人、電話をもう一度覗き込む。「あれ？」とその英国人。その彼の「あれ？」で、私もドレドレと覗き込みたくなったのだが。英国人：「この＋ってなんだ？」オランダ人：「ほら、国番号の前についている＋だよ」英国人（そして私も）：「？？？？」オランダ人：「ほら、00　＋41　02879526って＋があるだろ？」英国人（そして私も）：「あははははっ！　（爆笑）」そうそう、よく書類や、ウェブサイトでもどこでも、電話の表記って、こう示されることがある。00　＋44（0）20　7897　2845（架空の番号だから、実際にかけないでね）これは00（国際電話の番号）　＋44（例：英国の国番号）　（0、国内からの場合はいれる、国外からは除く）20　7897　2845（固有の番号）ということなんだけど。そのオランダ人は、国番号を示すときにしばしば使われる＋を、わざわざくっつけて電話していたのだ。なんだか、これがおかしくてさ。かわいくてさ。その周りで、聞いていたみんな、顔に笑みを浮かべてホノボノ笑っていました。お帰りになる前に、ワンっ！クリックでぜひ応援してくださいませ！日記をサボらない励みになるのだっ　→ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★こんなの見つけたよ♪　NYマンハッタンを闊歩するニャンコたちの可愛いグッズ『マンハッタナーズ・コレクション、マグからクッションまで！』★朝食が楽しくなりそう...本気でほしいんですけど、これ。『木製トレーに朝食用食器がセット、ED EMBERLEY モーニング・セット』★脅威の痩身・セルライト除去ジェル。アメリカで馬鹿売れした実績の商品　ただ今、特別価格。しかも3個で送料無料『スピレールセルライト除去　痩身ジェル』 ★白肌美容液ブラン270から、毛穴+白肌+潤いトリプル美肌ジェル誕生　ビタミンC270倍の威力。15,750円が今なら2,980円（きゃー、試してみたいー）『ブラン270－エピソークゲル』★ノーベル受賞の化粧品で12人中、12人全員の肌が、激変した！10代の頃の肌に戻った！　2個以上で送料無料。4月中旬までのこのチャンスにぜひ試してみよう。『プチュレプロ EGF スキンコントローラー』★表情シワを瞬間ボトックス機能！驚異のベースファンデーション。　ぷるんぷるんの陶器肌を完成。まずはクリックして、商品の素晴らしさを見てみよう！『MXLベースリキッド』

Jul 9, 2006

コメント(8)

スチュワーデス・アタック！！

Men like to barbecue.　Men like to cook only if danger is involved.Rita Rudner「男ってバーベキューをするのは好きなのよね。　危険が伴った料理だけは、好きなんだから….」これ、確かにそうだ。どこの家庭に呼ばれていても、いつもバーベキュー（奉行？）をしているのは男性。あなたの家庭ではいかがですか？さて、今日の日記は長いですよ。（え？　いつもだって？）でも、今日は休日のはずだから、ぜひ最後まで読んでくださいませ。（笑）今日は飛行機の中での出会いの話。飛行機の中で、隣合った知らない人に話しかけることはありますか？私は、話しかけ易い人には話しかけるようにしている。（あたりまえか）　女性、男性に関わらず、話が盛り上がる人とは、たとえ11時間でも12時間でも、眠らずに話してしまうよね。飛行機が目的地にそろそろ着陸態勢に入ろうとするとき、住所、電話番号交換、最近だと携帯、Emailアドレスの交換をする。「連絡先を教えていただけませんか？」と、聞かれると、「うん、今回のフライトは成功だった」（なんの？）　と満足するのだ。そうやって。フランスに留学していた日本人男性と、日本に帰ってからもちょっぴりデートをしたり。日本人女性の学生さんとは、今でもメールのやりとりをしたり。数々の出会いがあった。3年ほど前のことだ。成田発アムステルダム行きの飛行機の中。ほとんど最後の乗客として乗り込んで、手荷物をキャビン上の棚に入れ、ボーディングカードに記載されている番号の自分の席に向かった。そこは中央の通路側から2つ目の席。今回はチェックインも遅かったからこんな席。しょうがないのだ。さて。座ろうとすると、隣には.....シックなマフラー、とはいわないな、ストールとでもいうのか、を首に巻いた、まるでフランスのパリでファッション関係の仕事をしていて、これからまた仕事に出かけるのだ、という感じの、おしゃれな嫌味なお兄さんといったいでたちの人が座っていた。ここで「嫌味」をつけたのは、目をひくほど「その人に似合っていた」から。そう、本当は彼が「嫌味」なんではなくて、私が「嫌味」だったわけ。出来過ぎの人って「引いちゃうこと」あるでしょ？「失礼します」っていいながら奥に入って座った。彼は日経新聞や英字新聞のFinancial Times とかを読んでいた。私は読売新聞だ。日本にいるときは、読み物として面白いから読んでいる新聞だからなんだけど、この若いアンちゃんが、実はデキルの女なんだけどカジュアルを装っている私を差し置いて（もちろん冗談、笑）日経やFinancial Timesを読んでいるのが、なんだか、気に食わない。それで「どんなヤツなんだろう」と思って、私が話しかけたのが始まり。それからだ。私達は目的地までいくまで、ずっとしゃべり通し。この格好つけたアンちゃん。これが見かけによらず（？）すごくいいヤツだったのよ。「オレ、これから初めてヨーロッパなんすよ。　だって、男がヨーロッパってカッコ悪いでしょ。女の旅行先って感じでしょ？　男はやっぱりアメリカ大陸っつーか。」そ、そうかしら？「オレ、学生のときは、友達とアメリカ大陸を横断したんだけど、　風景がなかなか変わらないんで、つまらなかったこともあった。　でも、ワイルドな旅だったよ。これぞ男の旅だと思ったんすけどね、　ヨーロッパってさ、面白いのかなあ。ピンとこないんだよね。　今回はこれから友人に会いに行くんだけど。」だって。なんか、その「男」を頑張っているところが可愛いじゃん！それもね、その会いに行くって友達が女性なのよ。結婚している女性。こうやってね、女性が結婚して、その女性の子供もいる旦那さんもいるそんなところへ遊びにいくって、女性とそういう友情を持てる男性って、「男はこんな旅がいいスよ」なんていってるわりには、精神的にオープンでしょ？女性が結婚しようが、遠くに行こうが、友達ならいい友情関係を保ち続けることができる稀少な人なんだなって思った。機内食なんかもね、全部平らげちゃう。「これ、味がまずいよね」とか、「これ、○○が効いてないよね」とか、そういう下らない薀蓄をいわない。いまどき、エコノミークラスの機内食を何も残さず平らげちゃうんだよ？もしかして、心の中で不満に思っているかもしれないけど、きれいさっぱり食べちゃう...私も「全部平らげる」タイプだから、彼のこの勢いが気に入った！全部平らげるなんて、恥ずかしいかも？　なんて余計なことを思わなくていい、そんな相手が隣にいるって最高だ。そんなわけで、話しているうちに、「うーん。このアンちゃん、いいヤツだなあ、いい子だなあ」と感心し始めた。何しろ、初めて見た感じ、「ちょっとお洒落で気取ったヤツ」だと思ったから引いていたんだけど、実はとってもナチュラルないい男性だった。しかも、よーく見ると。ハンサムだった。身長も180cm以上はあるなという、いわゆる格好いい男性だった。ところで、しばらくよく観察していたら（その男性をじゃなくて）ある日本人のスチュワーデスが、妙に彼に話しかけてくる。日本発ヨーロッパ行きのジャンボですよ。乗客何人乗ってると思う？それなのに、30分毎くらいに、その男性だけに話しかけてくる。最初は、たぶん成田で乗り込むときに、彼が「ちょっと頭痛がする」なんていったのだと思うけど。「頭痛はいかがですか？　大部よくなりましたか？」「今はどうですか？　お薬をお持ちしましょうか？」「お水はどうですか？　お飲み物はいかがですか？」「何か、欲しいものはありませんか？」「何か、必要なものがあったら遠慮せずにいってくださいねー」あのー。私、その彼の隣に座ってるんですけど、私にも同じこと聞いてくださいって感じなんですが。私は鈍感な人間だけど、これは「なんだか怪しい」と思ってきた。そのうち、そのスチュワーデスは、彼の座席の横にしゃがんで、「今回はどちらに行かれる予定なんですか？」と聞いてきた。おいおいおいおい......「えー、そうなんですか？　私その都市にはいったことないんですぅ。」おいおいおいおい......お前、スチュワーデスだろう。私だっていったことのある街だぞ。まがりなりにもある国の首都だぞ。嘘っぽいぞ。「とっても興味があって、前からいきたいと思っているんですよ。　いい旅になるといいですねぇ」尚、上の会話は要約であって、実際は、しゃがみこんでもっと話していたのである。それもだ。彼女はいきなり「私と彼が話している会話」をさえぎってまで、彼に話しかけてきたのだ。とまあ、最後まで本当に怪しいほどしつこく彼の席で止まっては話しかけていたけれど。そしてこの空の旅ももう終わりに近づいてきた。飛行機もアムステルダムに着陸しようというころ、彼女がまた彼のところにきた。「あのぅ。これから行かれる街、私もぜひ行きたいと思ってるんですが、　よろしかったら、街の情報を教えてくださると嬉しいのですが。　私の連絡先はこちらですので...」と渡していたのは、名刺。ところでスチュワーデスって、名刺を持っていたのね？旅先でパイロットの人とか、パイロット養成の指導官に名刺を頂いたことがあるけれど、（注：向こうも家族で旅行に来ていて、家族の付き合いが目的。　　　私が見初められたのではない。しくしく…）スチュワーデスというのは、あまり縁がなかったのだ。しかし。スチュワーデスに、旅先の街情報を教えてくださいっていわれるって..？彼に、「もう！　スチュワーデスさんにナンパされちゃってるんだから！」って、からかっちゃおうかなとイタズラ心に思ったけど、涼しい顔をして名刺を受け取っている彼をそっとしておくことにした。でもさ。私だってスチュワーデスさんから名刺もらってみたい。なんて、思ったりもする。いや、それより、なにより。スチュワーデスさんというのは、こうやって飛行機でナンパしてるのね。もう、お仕事中だってのに。（笑）TVや新聞で野球、相撲の選手、あるいは有名人がスチュワーデスとお付き合いをしてるとか、結婚にいたるとか、よくある話だけど。スチュワーデスからのアタックもあるんだな、って思った瞬間だ。ところで、私。この好青年とは、3年経つ今でもメール交換をしているのだ。ふふふ。ちょっと、ときめいちゃう。もちろん、ゴーカート男には何気に秘密。（一言いったような気がするけど、相手にされなかった...）機内で、あなたはどんな出会いがありましたか？今でも、隣はどんな人が座るのかな、と胸がときめく私です。ワンっ！クリックで応援してくださいませ！しっぽを振って喜びます　→ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★キュートすぎる児童向け英語教材！　一度見てみて！　　大人もぜひ一度これで英語を試しながら遊んでみたいくらい。『しゃべっちゃ英語家の巻』★ダブル特許のスーパーダイエットサプリで体重と体脂肪を２ケタダウン！『プロモデル愛用スピードダイエットサプリグラッツィアF－DX』★体内緑化で美容とダイエットを両立！！　待望のドリンクタイプ『ドットベジー酵素液』★たったスプーン１杯で５０００mgものコラーゲン　超特価！！『アミノコラーゲン』★大人気プチュレに、若返り実感ファンデが登場！！『プチュレAgジェルファンデーション』★厚生労働省認可!!　美肌＆小顔のスキンケアが驚きの価格で!!シミが消えた!!　ニキビが消えた!!　肌がぷるぷるになったたった1滴に美肌成分エキス凝縮の超贅沢処方化粧水『本格フェイスケア　薬用リュブレ　送料無料2個セット』 ★　お知らせ：中古ビデオ（Pal）を譲ります。＞＞＞リストはこちら

Mar 18, 2006

コメント(20)

また買ってしまった、金欠なのに。機内持ち込みスーツケース

Giving up smoking is easy． I've done it thousands of times.Mark Twain「禁煙なんて簡単だよ。だってボク、もう何度もやってるもん」いや、そうじゃなくて....私達が禁煙するって言うときは、禁煙をするという行為を何度もやるってことじゃなくて....という私は、たばこ系のものは一切やりません。タバコは1箱1000円以上もする英国です。タバコが好きな人にとって、実は日本は天国なのだ。皆さんもご存知（笑）、金欠の私です。なのに、また買い物をしてしまいました。なにかというと、飛行機の機内に持ち込めるキャリーオンケース。今までは昔（15年くらい前か？）香港で買ったマンダリナ・ダッグのソフトケースを使っていた。ファスナーを使って、荷物が多いときはスーツケースをさらに大きくできるというものだったけど、何しろ、さすがにボロくなってきたし、金具は外れてきたし、それに...重い。もっと軽くて、颯爽と持つことができて、どこでも気軽に移動ができるような、そんなケースが欲しかった。そして、今度はハードケースを試してみたかった。そこで見つけたのが。【通常の約半分の軽さ！超軽量53cmタイプ】スーツケースTITAN XENONハードタイプ　Sサイズ　このスーツケース、なんとリモワを越えて丈夫で人気があるというのだ。軽くて丈夫！しかもリモワより価格が断然安い。性能はドイツ政府発行の商品評価雑誌によっても、最優秀の評価を受けてから人気爆発。で、ずーっと探していたの。安く買えるところを。リスボンでもアムステルダムでも見てみたんだけどね、なかなかこの製品の扱い店がない。日本では17000円から。英国では扱っているお店もまだ限られていて、安いところで69ポンド。ドイツでも安くて79ユーロ。発売製造元のワーグナー社で99ユーロなので、99ユーロが定価なのだろう。最初、ドイツのお店で通販で買って、アムステルダムのフラットに送ってもらおうと思ったんだけど、そうすると送料がかかってしまう。ドイツ内は送料無料なのに、隣のオランダに送料なんてムゴイわ。こうして送料込みだと英国の69ポンドとそうそうかわらなくなってしまう...。購入気分がちょっと失せる。で、やっとeBayでみつけました。39ユーロプラス英国までの送料で53ユーロ。残念ながら色のチョイスはない。濃いブルーなんだけどね。でもね、このシリーズ、イエローとか、オレンジとかシルバーとか、おしゃれな色が多いの。それにチャレンジしたかったけれど、お得な53ユーロには負けてしまう。ブルーグレーで我慢することにする。でも、この色、実はこのシリーズでは大変珍しい色なのだ。さすがに、売れ残りが多くて製造中止になった色なのかしら....？追記：　ところで上のマンダリナ・ダックのスーツケース、このメーカー自体、割とお気に入りなんだけど、ある日、スーツケース内の、カバーしている布地を空けてみたら、中での金具がひとつ抜けていた。この抜けていたという意味は、ネジをひとつ、止め忘れていたのだ。（そう、ネジ自体がなかったの）ブランド物だからって、しっかり作ってあるって思うのは、やっぱり甘いかもしれない...と、思った瞬間です。でも、15年も使えて、まだこれからも使えるわけだから悪い商品ではなかった、とはいえるけれど。　ランクが上がって、何がもらえるってわけじゃないんだけど、なぜか励みになる。いつも応援してくださってありがと。ぜひ、ワン・クリックしてくださいませ→

Feb 10, 2006

コメント(15)

最近、反省　－　ちょっと恥ずかしい思いをした

The nice thing about egoists is that they don't talk about other people.Lucille.s. Harper「エゴイストのいいところは、他人のことについて話さないことだ」今日もロンドンは暗い。寒い。アッタカイ毛玉（←Ninja君）をだっこしながらタイプしています...でも、いきなりキーボードに乗られて全部消したりするかもしれない。だから要注意だ（笑）。さて、上のジョーク。そうそう、そうだよね。なんて思いながら、人のことばっかり話しているエゴイストもいるような気がする。でも、大抵。人のことを話しているようで、自分のことを話しているだけなんだよなぁ....。私もね、心の狭いところがあって、つい先日恥をかきました。その恥っていうのが、相手には気づかれなかったんだけど、自分に対して恥ずかしいなと思ったというか。リスボンからアムステルダムに帰ってくる飛行機のなかで。機内前方から、なにやら中年女性の話し声がしてくる。それが5列くらい前方から聞こえてくるような気がするような声だった。しかも、声が甲高いんだ。で、こうやって言ってしまうと差別的だと思われてしまうかもしれないけど、ときどき、英国にいるとおしゃべり民族と先入観がある人々、たとえば、インド人とか、スペイン人とか、中国人とか、そんな人達をすぐに思い浮かべた。で、こういう人達っていうのは、大抵、周りに誰がいるとか構わずおしゃべりな人に限ってあの早口（？）風に、しかも、そろいもそろって、独特の甲高い声で話す。実は、私。これが嫌いなのだ。その日も、甲高い声で、どっかの隣のオバサンが、近所の悪口でもいっているかのように急に大声で話し始めた。しばらくして、耐えられなくなった私は。「まーったく、いらいらするっていったらありゃしない！」って、隣のゴーカート男にもらしたわけ。ゴーカート男は、「まあまあ。落ち着いて。あまりひどいようだったら、その人に直接文句をいったらいいよ。そうじゃなければ、陰で文句をいっちゃいけない」なんて偉そうにもっともなことをいうわけ。で、しばらく我慢していたんだけど。その声はずっと響いたままだ。どこから声が聞こえてくるんだろう...と、前方をみると、それは、何列も前から聞こえてくるのではなくて、実は。ひとつ前列に座っている女性で...子供に本を読んであげていたのだ。で、たぶん、魔女かなんかの話だったと思うんだよね。席の合間からみたら、オランダ語の絵本だったよ。こういうとき、他の人が話している言語が外国語であって、話をしている内容が聞こえないって、しょうもない誤解を生じさせてしまう..機内では、なかなか落ち着いてくれない子供。暇をもてあましている子供。そんな子供に本を読んであげていただけなのに。いいお母さんじゃないか。私ときたら.....でも、うるさかったんだもん....耐えられないほどに甲高い声だったんだもん...　ランクが上がって、何がもらえるってわけじゃないんだけど、なぜか励みになる。いつも応援してくださってありがと。ぜひ、ワン・クリックしてくださいませ→リスボンの町並みセールの最終なのか、安い、安い！　他のヨーロッパの街より　断然安い！　（けど、何も買わなかった。泣）

Feb 7, 2006

コメント(20)

飛行機の中で...貧しい機内食

-What's it like to be in a coma?-How the fuck do I know? I was in a coma.Evil Knievel「昏睡状態って、どういう感じなんだろうね？」「そんなもん、オレが知るかよ。昏睡状態だったんだから」実は、私も子供の頃、昏睡状態に陥ったことがあります。そのとき。死への入り口の明るい光も、特になく..ある日、ある時、突然、暗闇から目がさめて、全てのものが、また目の前に現れました。そこで、やっと精神というものも動き出したというか。目が覚める前に、何か夢をみたとか、そんなものではなくて。そういうことを考えると、死というのは、単純に「無」であると、思うのですが....と、神妙な話はこれくらいにしておいて今日の本題に。なんて、本題にするほどのテーマではないんだけど（笑）。近頃、航空会社はあちらこちらで経費削減に必死。写真がなくて申し訳ないのだけど、今回のKLM便でも勿論そうでした。機内サービスが全て有料の格安航空会社じゃないけれど、出されるもののレベルもいいという会社じゃない。1時間くらいのフライトでは、冷たいサンドイッチ1個と飲み物だけ。その冷たいサンドイッチというのが、挟んであるのは、ハムだけ、とか、チーズだけ、とか。そういう一種類の具。他にレタスがついているとか、そんなんじゃない。渡されるときに、大抵...「エンジョイ！」っていわれるんだけど、エンジョイっていわれてもなあ...エンジョイのしようがないっていうか...さて。今回のリスボンへは、3時間余りのフライトだ。行きも帰りも何がでたかというと、とっても小さなスナックボックス。パスタサラダが入った小さなパックと、クラッカーとソフトチーズだけ。そして飲み物なんだけど。おっと、ひとつ忘れてた。温めたチーズフォカッチャ（でも通常の3分の1のサイズ）がパンということででたかな。ま、あれはおいしかった。3時間のフライトで、これではちょっと寂しいなと感じる。しかも。許せないのが、そのパスタサラダ、ドレッシングにハインツ（Heinz)を使ってるんだけど、たぶん、Lightの減カロリードレッシングを使っているんだな。もちろん、最近は健康志向でライトなものを使う人が多いんだけど、外国の「Light」って味がひどい。たとえば、日本にはいろいろフレーバーのついたウォーターが並んでいるけれど、（サプリ系）あれは、あれで、うまく調合してあって、あまり人口甘味料の味がしない。はっきりいって、すごくおいしい！でも、こっちのライト系ドリンクは、ひどいもの。人口甘味料を入れすぎ。やっぱり味覚が違うんだと思う。大量の人口甘味料を入れないと甘さがわからないのだろう。それに加えて人口保存料だから。最初英国に来た時に、フレーバーウォーターが売っていて、あ、こっちにも売っているんだ、嬉しいなと思って買ったら、飲んだ後、仕事中にだんだん気持ち悪くなってきて、吐きそうになった。日本人には強すぎるというのかな。サラダのドレッシング、マヨネーズ、飲み物など、とにかくいろいろに人口甘味料と保存料が使われているけれど、それがあまりに大量なので、すぐに舌に感じる。どうして、あんなものを食べ物に入れるようにそれもあんなに大量になってしまったのかな。ああ、人間って悲しいって思う。　ランクが上がって、何がもらえるってわけじゃないんだけど、なぜか励みになる。いつも応援してくださってありがと。ぜひ、ワン・クリックしてくださいませ→

Feb 6, 2006

コメント(18)

舌打ちされたと思ったら

先日、アムステルダムにいくときに、9：50分発の飛行機が10：50分に遅れた。「ま、一時間くらいだったらいいや」とイライラしないことにする。そして、飛行機は、そのうちモニターに。Ｉｎｄｉｆｉｎａｔｅ　Ｄｅｌａｙ　（Ｉｎｄｉｆｉｎａｔｅ＝無期限）無期限の遅れ、つまり出発時刻未定になってしまった！さすがに慌ててしまう。何しろ、土曜日行って日曜日の朝には帰ってくる予定だから、あまり遅れると、私は一体なにをしにいったのか、ということになる。いったん、家に帰ろうかな、なんても思った。できるだけ、家を空ける前はＮｉｎｊａ君をなでなでしてあげるのである。でないと、またカーテンにおしっこかけられるから（笑）結局12：40分に出発になった。やっとボーディング・タイムとアナウンスされ、出発ロビーにいった。10数名の乗客だったが、みんな疲れている。さて、ドアが開くのを待ってロビーに座っていると、後ろの人にチェッと舌打ちをされた。なになに、私、何かした？↑　慌てる私。やっぱり、日本人何しろみんな、いらだっているから。低く座れ、とか、猫の毛だらけ、とか、ヘアスタイルが腹立たしいとか、なんだろう、と後ろを振り返ると。カップルがキスをしていた。「チェッ」と「チュッ」の違いだったわけだ。なんだ、紛らわしいな、もう。

Nov 29, 2005

コメント(22)

それでも時々いる素敵な英国人

今、アムステルダムから戻ってきました。45分のフライト。朝早いフライトなので、ビジネスマンがほとんど。50人乗りの小型機は満席だった。帰り、まずはカナリーウォーフまで空港シャトルバス。そして、Ｗａｉｔｒｏｓｅでお買い物して帰ることにした。買い物をしに、また後で出かけたくないから。それに、キャリーオンバッグはほとんど空だし。買い物をして、バッグにつめてゴロゴロしていけばラクだもの。買い物が終わって、歩いていると、前方に帰り道方面に行くバスが。でも、遠い。間に合わない。でも、ちょうど降りている人がいるようなので、私もちょっと走ってみる。バッグが重くて、うまく転がらない。バス、なかなか発車しない。誰も利用していないのに、ドアを開けたまま止まっている。ようやくバスのところまで行き着くと、ゼイゼイ.....どうやら、私を待ってくれていたようだ。ありがたいことだな、と思う。オイスターカード（日本のＳｕｉｃａ　Ｃａｒｄのようなもの）をごそごそ探して、料金を払う。モタモタ席に着こうとする。バスが発車すると、体がふら付いてしまうから、早く座らなくちゃ、と焦る。座席に座る。そしてバスは発車した。もしかしたら、日本ではあたりまえかもしれないけど。乗客がきちんと座席についているかどうか、ミラーで確認してから発車する運転手はこちらでは少ない。みんなが安全にバスに乗っているか、確認するほど注意を払っていない。でも、今日のドライバーは。白人の下膨れの若いお兄さん。彼は、私がえっちらおっちらバスに向かって走っているときもみていてくれたし。バスの中で、座席に座るまで見守ってくれた。小さな、小さなことだけど。感動した。気を使うなんて外国では死語というより、存在しないような言葉だけど、でも、いるんだな、気を使ってくれる人って。次のバスを待てばいいことなんだけど。少しでも早く家に帰ってこれたこと。優しい、優しい気使いのドライバーさんに会えたこと。うーん、今日は嬉しい。家に帰ってしばらくした今でもドライバーさんのこと、心に打たれている。だからブログあけて、早速そのことを報告したかった。今日のロンドン、外の天気はどんより曇りで、実は今も気持ち、ちょっぴり憂鬱だけど。暗い気候がそうさせるのか、今日のドライバーさんが、優しいからこそ、実際の世の中はそうじゃない人が多いことを実感して落ち込んじゃうのだけど、いやいや、いけない。せっかく、優しくしてもらったんだから、今日は素敵な日にしなくちゃ。お掃除きちんとして、気分すっきりしてよりハッピーに過ごさなくちゃね！名もしらない、ドライバーさん、どうもありがとう！

Nov 28, 2005

コメント(15)

飛行機事件簿　その2

昨日に続いてまた今日も寝坊。最近、寝ようとするとホントに夜中っていうか、朝方なんですもの。よくないわ。明日は朝のアポイントメントがあるので、今日は早く寝よう。なんて既に12時を回っている.....世の中が平和なときは、TVもネタがないので動物園とかで動物ネタをやったりするそうだ。そんなわけで、ここ英国でも、動物がTVニュースに取り上げられたときは、「おお、今日は平和な一日だったに違いない」と思うようにしている。同じように、私が「飛行機事件簿」をタイトルに上げたときは、ネタ切れだと思っていいかも。これはよくあるケースなのだが。確かあれは...英国ヒースローからの日本へのフライトだったと思う。10年ほど前だ。多分British Airways.飛行機は滑走路に出て、テイクオフの合図を待っている。エンジン音が急に大きくなる。やっと、テイクオフ。助走に入るのね。機体がエンジンの音が大きくなるとともに、ちょっと揺れる。もうじき、もうじき。飛行機は発進するのよ。うぃ～んっ！！発進！助走のスピードがどんどん加速されます。「大嫌いな英国よ。それではごきげんよう。もう二度とこないから」なんて心に強く誓うNinjaCat。（なのに、どうして、またも今英国にいるの。泣）加速、加速。もうじき飛行機は英国の地を離れるっ！ほらほら、もうじき離陸よっ！って、ところで。ひゅ～～～～～んっ..........座っていた身体が急ブレーキの衝撃で前かがみになる。「お？」「なに？」「おい、こら」「飛びたてよ」離陸本当に直前になって飛行機が、...いきなり風船の空気が抜けたかのように、急に減速して。そして...止まった。「ごきげんよう、のはずなんですけど。こんにちは、の意味じゃない方の」そして、ゆっくりターミナルに戻ろうとしている。「おい、おい、おい、おい」そこでアナウンス。「飛行機のエンジンにトラブルが発生しましたので、一旦ターミナルに戻って点検します」一刻も早く、極道★英国（その当時も）を去りたかった私、でも、飛んでからエンジントラブルに遭遇して、空の塵と消えるのも悔しい。そういう意味ではよかったかも。でも。助走して、もう一歩飛び立つってとこまで来ないと、わからないのか？さて、その後。止まっていた飛行機内で一旦機内食が出されたが、すぐに回収された。乗客みんな、空港近くのホテルに割り振られる。NinjaCat頭にきたので、「日本に電話しなくちゃいけないんですけど、こうなったのもあなたたちのせい。電話代をよこせ」とごねた。そこでホテルからのワンコールは無料となった。なお、翌日、飛行機はやっと、にっくき英国の地を離れたのである。しかし、離陸後しばらくして出された機内食は、前日のもとと同じだった。機内食って、一日たっただけでは取り替えないのね。フルーツが前日よりも元気がなかった.... ローマカトリックの法王、ヨハネパウロ2世が亡くなった。彼がその立場に即位したとき、初のポーランド人法王だって話題になっていたのを思い出す。結構昔なんだなあ。確か、2002年のクリスマスだったっけ。バチカンのSt. Peters広場にいって、クリスマスミサに参加したっけ。（注：信者ではない）遠くから、この人を見、声を聞いたっけ。その時だって、結構苦しそうだった。この時代、聖書に書いてあることや、その教えや教義の正当性が問われるなか、カトリックの地位を保っていかなければいけないお仕事。大変だったんだろうなあ。また、これからの法王も多難の道。私は、法王という立場の人は「カトリック・コーポレーション」というグローバル企業の会長なんだ、と思っているけど、この組織に限らず、そのトップとして企業の将来を担うリーダーというのは、すごい、と思っている。でも、本当に死の直前まで、人民の前に出て、本当に法王っていうのは働きものなのね。この人ほどに、働いた企業の会長はいるだろうか？そういった意味で尊敬せずにはいられない。すごいよ、この人。彼もいろんなジレンマなどを感じながらも、悩みながらリーダーシップをとってきたんだろうか。本当にごくろうさま、って思います。今、やっとゆっくり休まれているのだろうなあ。

Apr 3, 2005

コメント(10)

飛行機事件簿　その1

のかげからがときより顔を出した、ちょっと春日和今日はちょっと暖かい。昨日の夜は寒くて、今朝なんて、寒さで起きちゃったのに。さて、今日はもう就寝したいと思うので、簡単なネタを。飛行機に関わるちょっとした事件だ。シリーズものは、とかく、最近物忘れが激しいNinjaCat、これで最後になる可能性もあるが、とりあえず、「その1」と題すことに決定。はっきりいって、自信ない。これはロンドンからダブリンへのBMI(British Midland)航空の便。約5年前、英国に住み始めた頃、NinjaCat夫がアイルランドのダブリンでの仕事を6ヶ月していたので、6ヶ月間、ダブリンとロンドンをお互い隔週往復していたのだ。お互い、それぞれ仕事があったので（今もだが）週末に会うだけ。さて、そのロンドンからの便。無事滑走路を飛び立ってから、機長からのアナウンスがあった。「皆様、BMIをご利用ありがとうございます。機長のなになにです。さて、当機は予定通り、何時何分にロンドンヒースロー空港からアムステルダムに向かっていますが...（しゃべりつづける）」アムステルダム？機内はどよめきました。私も、ええええっ！と思いました。私たちはダブリン行きの飛行機に乗ったんではなかったのか？それぞれ乗客、顔を見合わせて、「まっさお」と、そこに、機長がふたたび。「失礼致しました。アムステルダムと申し上げましたが間違いです。当機はダブリンに向かっております...」ほっとする私たち。一瞬だったけど、すっごい、焦っちゃった、私たち....飛行機のアナウンスって、行き先を間違えてアナウンスされるとちょっと、ちょっと、そう、つまり、かなり、パニックになってしまいます。乗り間違いもないわけではないと錯覚してしまうほど、ロンドンからは、大きな空港から、どっか名の知らぬような国の小さな空港までいろいろフライトがある。また、ヨーロッパ各地へは、1日に何便も飛んでいたり、お気軽さが、ちょっと日本と違う。機長もあちこち、飛んでいて混乱してしまったのかしら？

Apr 1, 2005

コメント(15)

巨大旅客飛行機

日本でもニュースに上ったかもしれないが、この度、エアバスから強大旅客飛行機がリリースされた。AIRBUS A380555名の乗客を乗せる。（他のニュースで見たときに900人だったような...ま、巨大ということだけはメモしておこう）注文エアラインにもよっても違ってくるだろうが、ジムや、カジノ、バーなどを完備することにもなろうといっている。近くでみたら、すごく大きそう～。ところで、NinjaCat的には。私は乗りたくない。私は、テクノロジーオンチ、且つ、テクノロジーをあまり信じていないので、（今のサイズの飛行機だって怖いと思うときがあるのに）、こんな大きな飛行機が飛ぶことがまだ信じられないのだ。うそつきトニー･ブレアが、早速、英国がロンドンオリンピックの招致にむけて、この飛行機の注文を出したことについて、「技術の革新と、英国経済の繁栄の象徴だのなんだのスピーチをしている彼の顔を見ているとあ、やっぱり、この飛行機祟られそう、なんか悪い予感がする、そんな風に感じてしまうのであった。第2のブランデンブルグ号になったりして。（と、すぐに悲観的になる）と、いうより、早さに気が短い私は、この乗客全部をチェックインさせて、飛行機に乗せて、というその手続き、きっと空港には3－4時間前には着くようになんて、いわれたときには。そして、飛行機に乗って、最後の乗客が乗るのを待つ？気が狂いそう。と、いうわけで私は小さい飛行機が好きだな。いくら揺れても。

Jan 18, 2005

コメント(8)