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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:極道★英国らいふ
さて、先日、帰国の経費を会社が払わないといってきたと日記に書いた。
(詳しくはおとといの日記を見てね) 今日、人事が最終報告してきた。 「-----ということなので、先日お伝えしたように、会社はあなたの帰国に関する経費を一切払いません。上のマネージャーとも話し、またその専門チームとも話してみたけれどもこういう結果になりました」 がっかり...したけれども、私はその電話口で伝える。 「その決定を、理由を添えて文面でいただけますでしょうか」 誰が何をいった、いわないということを書面(証拠)でもらうことは、英国の「おきて」だ。 その日、早速、弁護士とのアポを入れる。 キャンセルしてもいいわけなので、とりあえず入れる。 今晩家に帰って、もう一度、自分と会社の間で交わされた契約書類をすみずみまで読み返してみた。他の条項で私の言い分をサポートする一文も見つけた。 そして、会社のいうことは、契約書に沿っていないと判断した。 弁護士とのアポはそのまま、アクティブであることに決定。 私も、もう会社をやめるわけで、それなのに帰国の経費を出せというのは確かに会社にしてみたら割りに合わないというのは気持ち的にわかるけれど。 ここで、誰が損をする、しないの感情論は問題外なのだ。 会社が契約通りに従うか、従わないかの問題。 何しろ、現在の会社に怒り狂っている私は、(あら、結構感情的なんじゃないの?)、彼らの決定を鵜呑みにするわけにはいかない!! はっきりいって、「ふざけんじゃね~よ」の気分なのである。 初回相談料の170ポンドは痛いけれど、やってみるべし。 結果、こうご期待。 しかし。 一応にも業界では、名の通った有名企業がこういうアホなことをするかね。 答え:するんだよ。 (もともと、質問にぜんぜん、論旨が通っておりませんね) ◇◇◇ 実は、今日は午後医者にいってみた。 目的は2つ。 1つ。胃カメラ検査のお願い -なぜなら、不明の大きな水玉模様がレントゲンで発見されたから。(もちろん、里帰りの日本の精密検査で) 2つ。ストレスの相談 -どういうことになるか、実際医者と話してみたかった。 さて、胃カメラの件は希望だったらすぐにでも検査OKだと。 コストは1000ポンド+だと。 ひえええ、胃カメラごときに20万もかかるのか? 日本でもそんな値段する? 悪徳じゃあ。私の持っているプライベート保険は1割負担なので、100ポンドを払えばいいにしても。 うへ~。それでも高い。 でも、健康に代えられぬのか? しかし、崩壊した国の医療制度を利用して、儲かっているプライベート医療....こんな値段聞いているだけで、病気になりそうだよ。 ああ、胃痛が.....つつつ。 でもこの医者のあとNHS(英国の無料だけど終わっている医療施設)に寄ってみました。この胃カメラの件を話すと、予想通りの答えが。 「まあ、アポが取れるのは通常1ヶ月以上ね。早くてもね」 彼らの「早くて」は当てにならない。 きっと、その頃には英国にいね~よ。 さて、ストレスの件。 はっきりいって、日常生活の愚痴を話しているのである。 「こんなこと、ボクちゃんには関係ない、ボクちゃんに話してどうするのよ」と言う感じで聞いているのかと思ったDr.ゲルリス先生。 「そりゃ、ひどいね。あんたの会社。会社は従業員の健康を気遣う義務がある」といきなり言うやいなや、レターを打ち始めた。 「これをもって、会社に出しなさい。こういったものが、どんな効力を発揮するかどうか、君も驚くかもしれない」 後で読んでみると。 To: Occupational Health (会社名) This woman is suffering from work related stress partly related to her 4 hour daily commute and also to her feeling undervalued in the workplace. I would strongly advise her to attend regular counselling sessions and that reasonable adjustmentsbe made to her wroking pattern to help her. She would benefit greatly from a relocation of her job function back her previous base in (ロンドン市内のアドレス) or to Japan. Yours sincerely, Dr.ゲルリス ........う~ん。 現在のやめるとほぼ決心した段階で、このレターを会社に出した方がいいかどうか、考えているのだけど、こういうのを、1年前くらいにもらっていたら、今の会社の状況、もっと変わっていたかも。 この最初の宛名、Occupational Health、会社は従業員の健康状態を整える義務があることを明確にするようなタイトルだねえ。 このレターを正式に会社が受け取ったら、ドクターのいうように、確かに「びびる」かもしれない。 このドクターがいうの。 「自分がほしいもの、してほしいと思うものは求めなければ得られないよ」 「求めよ、されば与えられん」とは、よく聞くことなんだけどねえ。 会社に何度訴えてもだめだったなあ。 でも。 人とのばかし合いの現在の世の中では、自分の声を代弁してもらうためにも、弁護士、会計士、医者には多少経費がかかっても、早急に相談するのが結局はリスクを軽減する手段なのかもしれませんね。 彼らはその名前、タイトルを楯に仕事する人達なんだな、と。 もうちょっと、こういう専門家(悪徳もいるかもしれないが)の利用方法を学んでもいいのかもしれません。 (Crerisさん、どうでしょう?) P.S. そうそう、英国の医者(ちなみに上のドクターではない)に、 「日本で詳細な健康診断をしてきたんですが、その結果をみますと....」 そう話したら。彼、なんて答えたと思う? やぶ:「ね、あなた、健康なのに、なんで健康診断なんかしてきたの?」 私:「.........。あの、健康でも将来に備えてチェックした方がいいと思うんですけど。早い段階だったら、すぐに処置すれば直らない病気も治るかもしれませんし..」 (↑ やぶの言っていることに、動転する。) やぶ:「.........。でも、健康なんでしょ?」 (↑ やぶはやぶで、私のいっていることが意味をなさない) お互いがいっていることがわからない、そんな悲しい時間が過ぎ去っていきました。 まあね、日本人は健康フリークだよ。 でもさ、病気になってからでは遅いってこともあるでしょ? 国も治療にお金をかけなくていいかもしれないでしょ? それとも、早く死んでほしいのかしら。 ちなみに、この言葉はロンドン大学の中でも、進んでいるカレッジの付属病院のお医者さんでした。その専門の道では有名だそうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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