ロンドン　ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

たっぷり寝ているはずなのに、昼間ムショウに眠くなって1時間ほど寝てしまった....

これも、やっぱり妊娠しているからだろうか？
なんか、かなり時間を無駄にしているような気がする。

先日、週末も、昼間どうにも眠くなって、
「あたし、ちょっと寝る（Nap)する」といって、バタッとカーペットに倒れ、
黒猫Ninja君のベッドの横に横たわり、２人（一匹？）で豪快に昼寝をしたものだ。

そんな感じで、バタッといきなり倒れちゃうんだよね、最近。






そんなどうでもいい昼寝の話はおいておいて。

昨日、起業人がマレーシアから帰ってきた。
疲れているだろうと思って、今日は向こうから電話してくるのを待っていた。
また、その旨、メッセージでも伝えてある。


結局、5時半頃に電話がかかってきた。
なんともなく、まだ疲れているような声である。

ただ、今日は少し午前中横になって寝たあと、午後はずっと仕事をしていたらしい。
そして、私にポツリといった。

「彼女との関係は終わったよ.....」

彼女、というのは、去年の終わりころから付き合い始めたマレーシア人の新しい恋人。
今回も、仕事で忙しい彼女のために、なんとか時間をつくって
彼がマレーシアに会いにいったのだ。

彼もずっと忙しかったし、
4月からは会社が本格的に立ち上がって、上場の準備もあるために、
今、少しでも時間をみつけてゆっくりリフレッシュする目的でも、
マレーシアに行ったことはいいことだと思ったのに.....
（おかげで私も1週間のんびりできたし？）


これから彼女との関係もさらに深まろうとするところ、
去年の年末、彼のプロポーズの言葉を彼女が即に受けて
結婚もまじかだと思っていたのに.....
なんてことだろう。


ただ、気になることがあった。
「この理由で、あるいはこれが影響して壊れた」はずがないと思うけど。


実は、今月、ゴーカート男がパスポート作成のついでにポルトガルのお母さんを訪問したとき、
起業人が愛用しているモンブランの万年筆を携えていった。
（飾りじゃなくて、本当に彼はビジネスの下書きなどを万年筆で書いている）

いまや、起業人のもっとも親しい友人ともいえる私たち、
そしてサポートついでに起業人に投資をしている私たち、
としては、
これからのビジネスの行方が気になって、
もう一度、お母さんに占ってもらうためだ。

お母さんとしては、以前にみたときにすでに「うまくいく」という結果が出ていたのだけど、
苦戦してきた起業人＋周りは、どうしても今一度ここで駄目押しをもらいたい（笑）
もちろん、年末に起業自体は大きな機関投資家も含めて合意に至っており、
確実に前に進むことにはなっている。

ただし、そのビジネスがたとえしばらくでもうまくいくか、
気持ち小さい私としてはハラハラしちゃうんだけど。



で、2回目の結果は、
「困難はもちろんあるけれど、ビジネスの行方は大丈夫」というものだった。
たかが占いではあるが、「駄目かも？」といわれるより、精神的に非常に安堵するし
元気がでる。


そこで、起業人、なにを思ったのか、
電話口で自分と新しい恋人との将来も聞いてくれとゴーカート男に頼んだのだ。


実はその結果。
「だめ。全然だめ。ディザスター（破滅）に終わるわね」


っていうことだったのだ。


起業人は仕事の合間に、ふと、私に

「いや、実はさあ、こんなこといわれて、もちろん占いだからね、
　信じるってわけじゃないし、それによって僕たちの関係に影響がないがないと
　思いたいんだけど....何しろ、彼女が好きだし、彼女が運命の人だと思っているし。
　でも、正直、将来を見てくれって頼んだの本当に後悔しているんだ。
　信じちゃいないけど、ショックだ。ああ。聞かなきゃよかった」

と落ち込んでいた。



ただ、ゴーカート男のお母さんの占いっていうのは、
それを見た後で、悪い場合は、それが悪い方向に行かないように
特別に念をかけるっていうんだろうか、そういう儀式ができる。

だから、彼女の占いっていうのは、結果が必ずしも占いどおりではなく、
災いを避けることもできるわけだ。
もちろん、日本の誰かみたいに、高いお金をぶんどって
なにかを売らせるとか、そういうことはしない。ぜーんぶ、無償でやる。

ただし、あまりにショックを受けた起業人は、
「もう占いをあてにするのはやめたから」といって、
そこで話を終わりにしてしまったようだ。
正直、私には、そこで彼女が祈ろうとそうでなかろうと
違う結果がでるかもしれないというのは
実はよくわからない。気休めだと思っているんだけど.....


そういえば、一番最初の占いで
実際、起業人のビジネスには3人の敵がいると出たのだが、
お母さんが祈ったおかげ（？　ま、この辺信憑性にナゾが）もあって、
そのもっとも敵だった相手は、今はなんともっとも頼もしいビジネスパートナーとなったのが、
つい最近のこと。
どうかなあ。
彼女の祈りのせいかなあ。私はあまりそこんとこ、「彼女のおかげ」と
そういうわけじゃないと思うんだけど。



なにしろ、結局、ゴーカート男にしても、私にしても、起業人にしても、
占いでなにが出ようと、結局最後、責任は自分で取る、
自分の意思でモノゴトをコントロールする努力をすれば、違う結果が出てくる、
そういう風にも考えている。
占いで「ダメ」とでたから、じゃあ前に進まないのはよそうっていうのも、
あまりに安易過ぎる。

正直に言おう。

実は、ゴーカート男と私も「将来うまくいかない」といわれていたのだ。
確かに問題は山積みだったし、意見の相違もあったし、
なんども別れ話が出た。
そのたびに、彼のお母さん、私たちのために祈ってくれたっけ。
占いで「ダメ」と出たから「別れなさい」ともいわなかったし、
いつもいつも、見守っていてくれたなぁ。なんか妙なんだけど。

私たちもなんだかんだいって、シツコク一緒にいたなぁ。
今、思うと。

ただし。ここでなにか光が注いで
お互いにとても歩み寄ろうという気持ち、
気持ちというより、お互いの決心が本当に固まったというんだろうか？
喧嘩をしても、以前とは仲直りの仕方や早さが全然違う。

なーんていいつつ、
ブログで「お別れすることにしました」なんて、将来発表しちゃったりしてね。
将来のことは誰にもわからない。



とにかく。
起業人の新しい恋愛には、こういう前置きがあったので、
起業人から「彼女とは終わってしまった...」と聞いたとき、
ちょっとびっくりしてしまった。


「まだ恋愛の初期なんていくらでも喧嘩をするし、
　お互いわかっていないこともいっぱいあるし、
　別れた、終わったといっても、将来なにが起こるかわからないよ、
　終わったわけじゃないかもしれないよ」

なんて、
慰めているんだか、辺に勇気づけているんだかわからない、
そんな言葉で返した。

明日は、一緒に仕事をするんだけど、
いったい、二人に何があったんだろう？

英国からマレーシアまでわざわざ行ったのに。
行ったほうだって、そこで待っていた方だって、
こういう結果を出すことはつらいはずだ。
何が我慢できなくて、ダメになっちゃったんだろう？


明日、彼はコトの次第を話してくれると思うけど....


うーーーーーーん.....（たぶん、続く）