テスラのモデル3は大好評 電気の時代
テスラモータースは新型電気自動車「モデル3」を発表。 3万5,000ドル(約390万円)という価格はテスラのラインナップでは現時点の最廉価版。 電気自動車で最も気になる航続距離は346m(215マイル)。 トルクの大きい電気モーターらしく0-60mph(約96.6km/h)加速は6秒以下。 テスラの自動運転技術「オートパイロット」機能は標準装備され、独自の超急速充電ステーション「スーパーチャージャー」にも対応する。 来年末としている(全くあてにならない)納期に対して、予約は11万5千件の熱狂振り。 発表会の様子の動画 テスラ、待望の新型電気自動車「モデル3」を公開! 初日に11万5,000件の予約を受注 2016年4月4日 autoblog テスラは長いこと待たれていた新型電気自動車「モデル3」をついに発表した。 これこそ、我々が期待していた(そして希望していた)5人乗りで実用性も高く、妥当な航続距離と低価格を実現したモデルだ。 「ロードスター」から始まって「モデルS」へ進化を遂げ、「モデルX」で拡大した、テスラのイーロン・マスクCEOが「シークレット・マスタープラン」と気取って呼ぶラインアップが締め括られることになる。 申し分ない内容ではある。 しかし、初日に世界中から受注したモデル3の予約件数を聞いただろうか? マスク氏によれば11万5,000件に上るというのだ。 驚異的な数字である。ご存じかもしれないが、モデル3の予約には1,000ドル(約11万円)の予約金(払い戻し可能)が必要となるのだ。, …(略)… V型エンジンやピックアップをこよなく愛する保守的な米国人たちは、複雑なメカであるハイブリッドやダウンサイジングターボなどより、シンプルで伝統ある(?)電気自動車を愛す。 実績のない革新的な企業が飛躍すること、それを支えることも大好き。 耐久性や諸々の品質が不明な自動車メーカーは、日本で大当たりすることはない。 ターボチャージャーもスカイアクティブも(ロータリーエンジンだって)大好きな日本人たちは、耐久性やアクセサリー類を含めた品質に関しては極めて保守的。 現在日本でもっとも効率的な火力発電所の熱効率は48.5%。 AICE(自動車用内燃機関技術研究組合)は燃焼を中心に、、国内自動車メーカーでは、ガソリン直噴、可変バルブタイミング、気筒休止、摩擦の低減、ハイブリッド電気モーター、ターボチャージャーなどの技術を駆使して、熱効率50%以上のエンジン、動力系の開発を目指している。 送電ロスなども考慮すると、発電所より自動車単体のエンジン搭載で発電して、エネルギーを回収しても熱効率はあまり変わらない時代がきそうだ。 燃料電池など、いずれを選ぶにしろ、電気(モーター)自動車による低炭素社会の実現が急速に近づいている。 テスラは米国に相応しい自動車メーカー。