地域の防災訓練であいさつ
7500世帯、2万人の地域の防災訓練に来賓として出席。訓練の後、あいさつを指名された。要旨は次の通り。ご紹介をいただきました、地元の市議会議員の原田のぶゆきでございます。一言、お礼のご挨拶を申し上げます。本日、「土砂災害に対する防災訓練」が、若槻地区住民の皆様はじめ、各種団体の皆様のご参加をいただき、成功裏に終了いたしました。早朝からの訓練参加、大変ご苦労さまでした。心からお礼を申し上げます。 また、本日この訓練にご参加いただきました関係機関の皆様方には、日頃から地域防災のために多大なご尽力、ご協力をいただいておりますことに対しまして、心から感謝を申し上げます。昨年3月11日に発生しました東日本大震災では、死者・行方不明者1万9千人余り、負傷者は6千人を超え、住宅被害は、全・半壊、38万軒を超える被害となっており、まさに未曽有の自然災害となりました。これに加え、福島第一原発の事故により、多くの地域住民の方々が、住み慣れた家から、避難を余儀なくされ、いつわが故郷に帰れるのか皆目見当のつかない事態となっているなど、収束の見通しがいまだに見えてこない現状であります。 県内でも、栄村を中心に大きな地震被害が発生するなど、自然の力の怖さを再認識させられた思いが致します。また、一昨年は、長野市内の信更、篠ノ井、戸隠、豊野の各地区において、7月16日の豪雨災害により大きな被害が発生しております。土砂災害などの自然災害は、いつ我々の若槻地区にも発生するかはわかりません。 若槻地区は、中山間部を抱えており、地形的にも、がけ崩れや地滑り、土石流の発生する危険性が高い地域であり、大規模な土砂災害が発生すると孤立化も懸念されます。そのためにも、災害に対する日ごろの備えが重要な地域であることを認識しております。私も、議員として、住民の避難場所であります、小中学校の耐震補強工事の促進はじめ、長野市の防災体制の充実と災害に強いまちづくりに努めているところですが、被害を最小限に食い止めるにはなんと申しましても、地域における初動体制の確立が重要と考えております。 本日は、土砂災害に対する訓練を実施致しましたが、いつどこでどのような形で襲ってくるかわからない自然災害に備え、今後も、住民自治協議会や自主防災会を中心に、常日頃から危険個所の点検を行ったり、災害に対するための訓練に取り組むなど、地域を挙げて災害のない地域づくりを進めてまいりたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 終わりに、本日ご参加いただきました皆様方のご健康とご多幸、ご活躍をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。本日は大変ご苦労さまでした。ありがとうございました。