ラフマニノフの4番
FMラジオでラフマニノフのピアノ協奏曲第4番をやっていました。実は、クラシック音楽歴がソコソコあるはずの支配人も、この曲は初めてでした。ラフマニノフといえば圧倒的な名曲である2番やダイナミックな3番は有名ですが実は4番というのは、さほど評価が高く無いんですね。素人的には、数字が多くなるほど円熟した傑作になると考えますが単純に、そうならないのが芸術の世界。特にラフマニノフがこの曲を作曲した背景にはロシアの混乱への彼自身の焦燥感も反映されていると言われます。確かに、曲自体にも焦りというか、落ち着かない浮わついた雰囲気があります。個人的には、彼の1番のコンチェルトに雰囲気が似ている感じもあります。この曲を作曲した頃の彼は演奏会の収益はほとんどロシアへ送金していたそうです。 泣けます。