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カテゴリ:ワイン
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シャトー・ローザン・セグラ Chateau Rauzan Segla 2 級 PP2級 AOC マルゴー マルゴー ~初代オーナーの名、ローザンと後の所有者セグラ夫人の名より。 セカンド セグラ Segla 年間生産量 14万本 畑 面 積 66ha (マルゴー村) 年間生産量 12万本~14万本 隣 接 畑 ローザン・ガシー オーナー ヴェルト・ハイマー家(1994年購入) シャネルグループ 管 理 John Kolasa 作付割合 カベソー54% メルロー41% カベフラ1% プティ・ヴェ 4% 平均樹齢 35年 植栽密度 6,600本から10,000本/ha 収 量 37hl/ha、 2002年は27hl/ha 土 質 等 細かい砂利が深く堆積した区画と石灰が混じった粘土質区画。 区画の地質により植栽密度を変えている。 タ ン ク ステンレスタンク(35基)、 新樽比率 50%(12社より購入)、焼き付け ミディアム 収 穫 1994年まで機械、以降手摘。カジェット使用。 バイブレーター式選果台。2回選果 タンク搬入 2階から1階へ、重力式 発 酵 6日から8日間 29℃ マセレーション 10日から14日間、ポンピングオーバーは1日2回 樽 熟 成 18ケ月から20ケ月、一部樽内マロラクティック発酵 澱 引 き 3ケ月に一度 コラージュ 卵 白 濾 過 しない。 アッサンブラージュ 1970年台 カベソー60% メルロ30% カベフラ10% 1980年台 カベソー66% メルロ28% カベフラ 4% プティ・ヴェ 2% 1994年 カベソー69% メルロ28% カベフラ 3% プレスワイン 4.5% 1995年 カベソー60% メルロ36% カベフラ 4% 収量46hl/ha 1996年 カベソー60% メルロ40% 収量47hl/ha 1997年 カベソー59% メルロ41% 収量44hl/ha 1998年 カベソー65% メルロ35% プティ・ヴェ 5% プレスワイン 6.5% 収量44hl/ha 1999年 カベソー57% メルロ40% プティ・ヴェ 3% プレスワイン10% 収量47hl/ha 2000年 カベソー61% メルロ36% カベフラ 3% プティ・ヴェ 3% プレスワイン10% 収量37hl/ha 2001年 カベソー63.5% メルロ33.5% カベフラ 3% プレスワイン13% 収量39hl/ha 2002年 カベソー58% メルロ35% カベフラ 2% プティ・ヴェ 5% プレスワイン13.4% 収量27hl/ha 2003年 カベソー53.5% メルロ40% カベフラ1.5% プティ・ヴェ 5% プレスワイン12% 収量30hl/ha 2004年 カベソー52.5% メルロ42% カベフラ1.5% プティ・ヴェ 4% プレスワスン13% 27hl/ha 2005年 カベソー54.5% メルロ39% カベフラ1.5% プティ・ヴェ 5% プレスワイン12% 2006年 カベソー59% メルロ35.5% プティ・ヴェ 3% プレスワイン11% 2007年 カベソー53% メルロ44% プティ・ヴ 5.5% プレスワイン14.5% 2008年 カベソー 6% メルロ38% プレスワイン14% 2009年 カベソー68% メルロ32% プレスワイン10% 2010年 カベソー60% メルロ35% カベフラ1.5% プティ・ヴェ 3.5% 2011年 カベソー62% メルロ36% プティ・ヴェ 2% 2012年 カベソー60% メルロ37.5% プティ・ヴェ 1.5% カベフラ 1% 2013年 カベソー58% メルロ32% カベフラ 1% プティ・ヴェ 2% 収量32hl/ha 2014年 カベソー56% メルロ42% カベフラ 1% プティ・ヴェ 1% さくらんぼ プレス・ワインは最大13%の範囲内で用いられています。 特 徴 優美で滑らかな口当たり。タンニン多め。10年から 20年の瓶熟成必要 香 り 黒系果実、スパイス、土、メンソール、鉄、燻煙、 プラム、チェリー、カシス、西洋杉、 飲み頃の続く期間/ 収穫後7年から25年 ★1960年台、1970年台BAD、1983年から復活 1994年までワインが希薄(水分過多) 評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ 古いヴィンテージ ローザン・セグラの1960年代、1970年代の出来はぞっとする様なものだった。皮肉な事に、このシャトーのましな作品の一つは災難としか言いようのない1972年で、実際ローザン・セグラが生産した力強いワインは、はるかに偉大な『素材』が生産された他の多くのヴィンテージのものより良好なのだ。1970年は未だに十分生きているが、生硬で、タニック。1961年は失敗作で、1959年もしかりだ。 なんとも奇妙な事に、私が試飲した中で最もびっくりさせられたローザン・セグラのいくつかは既に博物館入りしている。 2014年 PP90~92 Wine Advocate ♯218 April 2015 It has a precise bouquet, nothing incredibly powerful with a touch of cold stone coming through with aeration. This is conservative even for this Margaux estate that usually keeps everything “controlled” out of barrel. The palate is medium bodied with chalky tannin, crisp acidity, tensile and linear with sappy black fruit towards the finish. I was just seeking more substance to come through on the finish it just does not quite deliver that knock out blow. 予想される飲み頃 2017年から2032年 1855年、ローザン・セグラは第一級シャトーであるラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオンの四大シャトーと、二級シャトーのトップクラスであるムートン・ロートシルトに次ぐ、ボルドーの最高ワインとされた。1973年にムートン・ロートシルトは一級に昇格し、今やローザン・セグラは残る14の二級シャトーの最高位に位置する。 1960年代、1970年代に生産されたワインがその地位に値するとはとても思えないが、当時の凡庸な品質は1983年のヴィンテージから劇的に変化した。 振り返ってみると、1983年以前のワインががっかりするものであったのには、いくつかの正当な理由があるようだ。まず、多くのヴィンテージがカビ臭い、湿った、納屋の前庭のようなアロマに侵されており、これはワインの発酵に用いられていた古い木の発酵槽についた細菌のせいだと思われる。1980年代にステンレス製に変えられた。第二に、1956年の猛烈な霜の害の後で、当時の所有者、メロン氏は大々的に畑を植え替えた。その大部分が、結実性のよいメルロのクローンだった。1960年代、1970年代につくられたワインの多くにはブドウの樹齢の若さが反映されたばかりでなく、クローンの選択のまずさも出てしまっている。植えられた葡萄は根株を掘り起こされ、カベルネ・ソーヴィニョンやもっと品質の高いメルロに替えられた。最後に、ローザン・セグラがボルドーの有名なネゴシアン、エシュノエを通じて独占的に売られたために、自 由市場で売られるワインには当たり前の比較試飲が行われなかったこともある。独占的な売買契約を通してよりも、自由市場で売られる場合の方がはるかに品質向上が促されるのは明らかだ。 1983年以降は目覚しい改良が行われた。その年、アレクシス・リシーヌ・アンド・カンパニーの元社長、ジャック・テオがローザン・セグラの管理を引き継いだ。さらに、プルゾー氏が病気のジョワイヨ氏の後任として醸造責任者の地位に就いた。新しいシェ(ワイン蔵)の建設と、ステンレスの発酵槽を増設といったワイン製造施設の改良、新樽使用比率の増加、さらに最良の葡萄だけをワインにするというテオの厳しい選抜方針により、ローザン・セグラの輝かしいワインが次々と生まれたのである。最近のワインの品質を見れば、確かにこのシャトーはボルドーのスーパーセカンドの上位グループに入る。1983年以来、ローザン・セグラのしてきたことで間違っていたことが1つだけある。ジャック・テオがボルドーの1987年ヴィンテージは期待を裏切る出来だと宣言し、ボルドーの仲間達を不愉快にさせた。そして、ローザン・セグラは主要なメドック格付けシャトーの中で、ある特定のヴィンテージ(すなわち1987年)を生産しない、何十年来で初めてのシャトーになった。1994年にはヴェルトハイマー家所有のオートクチュール、シャネルがローザン・セグラを買収した。 ここのワインは手に入れる価値のある華麗なものだ。価格の方はこの由緒あるブドウ園の新しい品質レベルにまだ追いついていない。所有者が最近代わったことで、ローザン・セグラがすばらしいワインを生産し続けるという一般的な見方はさらに強まるだろう。ただし、ここのワインは、そのタンニン量の多さからみて、熟成まで相当な忍耐と自制心もまた必要とする。 キャミソール 一般的な評価 1960年代から1980年代初めにかけてずっと出来がよくなかったにもかかわらず、ローザン・セグラは常にすばらしい潜在能力があると称賛されてきた。1980年代初め、このシャトーは完全に復活を遂げた。それから10年の間に生み出した卓越したワインが、それを証明している。 ピコピコハンマー ローザン・セグラの歴史はピエール・デ・メシュール・ローザンによってブドウ畑が開かれた1661年にさかのぼる。彼は当時、現在のピション・ロングヴィル・コンテス・ドゥ・ラランドとピション・ロングヴィル・バロンから成るブドウ畑の所有者でもあった。 歴 史 ローザン・セグラとローザン・ガシーは単一畑であった。葡萄畑は貴族であるガシー家が所有していたが、1661年ネゴシアンのピエール・デ・メジュール・ドゥ・ローザン(シャトーマルゴーの支配人でもあった)が購入し、自己の名を冠しシャトー・ローザンとした。 子孫であるM.ドゥ・ローザンは、ボルドーでの販売価格に不満であり、船をチャーターし、ワイン樽を積み込み、ロンドンのトーマス川で販売を試みる。売り文句は希望価格に達しない場合はワインを廃棄すると言うものであった。実際4樽を廃棄した段階で購入希望者が殺到したと言う逸話が残されています。 1792年(1789年説も)に畑は2分割され、3分の2は、ローザン家のバロンヌ・ドゥ・セグラ(時の所有者バロン・ローザン夫人)に残され、シャトー名にセグラが加えられシャトー・ローザン・セグラとなり、3分の1は、政治家であるセギュール・ドゥ・ガシーが取得し、シャトー・ローザン・ガシーとなります。 ローザン御兄弟。現在の実力からセグラが兄、ガシーは弟ということで。 1866年までローザン家が所有しますが、1903年にボルドーのネゴシアンであるクリューズ家(フレデリック・クルーズ)に移転しますが、1956年の大霜害により、1957年、メロン氏へ売却され、同氏が葡萄の全面的な植え替え(メルローが主)が行われているようです。 1960年には、イギリスのジョン・ホルト社に売却され、グループ会社のエシュナエル(エシュノエ)社が管理運営を行っていましたが、名声は凋落の一途をたどる悲惨なものでした。 1983年にアレクシス・リシーヌ・アンド・カンパニーの元社長、ジャック・テオが管理を引き継ぎ、著名なペイノー教授をコンサルタントとして迎え、カベルネ・ソーヴィニョンのブレンド比率とオーク新樽の使用率を増加させ、厳しい選別基準を設け、1986年には醸造設備を一新するなどの改革が行われます。 結果は直ぐにも現れ1983年以降2級シャトーが復活します。 しかし、1989年にエシュナエル社とシャトーが、ブレント・ウォーカー社に売却され、更にイギリスのオルト・フレール・エ・フィス社に転売されたようです。 1994年にシャネルのオーナーであり、ワイン愛好家であるヴェルト・ハイマーに売却され、元ラトゥールの支配人ジョン・コラサが管理を任せられ、CH.ラトゥールの取締役であったデヴィット・オー氏をコンサルタントに据えます。 この買収劇の前年、ヴェルト・ハイマーはシャトー・ラトゥールの買収を試みますが失敗に終わったと言われます。シャトー買収はシャネル社の投資目的と言うよりヴェルト・ハイマーの個人的趣味?の色彩が強いと言われているようです。 シャネルグループは1994年に購入後、植え替えや、減農薬栽培、排水設備の完備、セラー新設等に6億円以上の投資を行ったとされます。 排水設備に関しては50年~60年前のままであり改修には衛星写真を利用しマルゴー村を横切る15㎞の排水設備を完成させたと言われます。 収量に関しては前エシュナエル社当時には20万本をリリースしていましたが現在12万本~14万本へと収量制限を行っているようです。 同1994年にはエチケットを一新し、シャトー名も「RAUSAN」からもともとの「RAUZAN」に変更したようです。 変更理由は、ローザン・ガシーに協調して『Z』にしたとか。 ちなみに、シャトー入口の表示は Z となっており、作りなおした様な痕跡は見つけられません。 350周年記念エチケット シャネルがオーナーとして有名ですが、サンテミリオンのシャトー・カノンも所有しています。 そんなシャネルのデザイナーであるカール・ラガーフェルド氏のデザインとか。単に記念エチケットで2010年ヴィンテージから元に戻してほしいものです。・・・戻ったみたい! セグラ Segla (Cuvee Segla 表記も) AOC マルゴー アッサンブラージュ 2000年 カベフラ47% メルロー49.5% カベフラ 3.5% 2001年 カベフラ53% メルロー41.5% カベフラ 5.5% 2002年 カベフラ58% メルロー42% 2003年 カベフラ50% メルロー45% プティ・ヴェ 5% 2004年 カベフラ49% メルロー51% 2005年 カベフラ49.5% メルロー50.5% 2006年 カベフラ52% メルロー42% カベフラ 1.5% プティ・ヴェ 4.5% 2007年 カベフラ50% メルロー48% カベフラ 2% 2008年 カベフラ59% メルロー36.5% カベフラ 1.5% プティ・ヴェ 3% 2009年 カベフラ57% メルロー34% カベフラ 6% プティ・ヴェ 3% 2010年 カベフラ63% メルロー33% カベフラ 2% プティ・ヴェ 2% 2011年 カベフラ47% メルロー45% カベフラ 3% プティ・ヴェ 5% 2012年 カベフラ47% メルロー47% カベフラ 3% プティ・ヴェ 3% 少なくともアルサック村の9haの葡萄畑はセカンド、セグラ専用に用いられているとされます。 ラムルーLamouroux AOC マルゴー アッサンブラージュ 2004年 カベソー49% メルロー51% プレス・ワイン11% 新樽率 20% 2009年 カベソー57% メルロー34% カベフラ 3% プティ・ヴェ 4% 販売権の関係でセグラの別レーベルとの記述も見受けられます。 お値段的にはセグラ同様6,000円位と高騰のようです。2014.03補記 シャトーの近くにあった昔の村の名前に由来との説と「愛」の意との説が。 Chateau Rauzan Segla Wine Searcher 平均 10,834円 2013.10記 Lamouroux Wine Searcher 2008年 3,505円 2013.10記
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Last updated
2016.11.07 21:55:46
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