ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　今日と明日は、強制的な休日である。勤務の関係上、休みとしなくてはいけない日なのだ。この年末に、しかも押迫っての２連休は生業的に痛い！…が、こればかりは仕方が無い事なのだ。すると、御家族は『コレ幸い！』とばかりに、矢継ぎ早に用事を言いつけてくる。「ファンヒーターの点検表示が…。」「食卓の天板のガタツキが…。」「石油の残りが…。」そんな一気に言われても、分身の術は使えないんだからねぇ！(>_<)

　まずは先日の餅を切り分けた。その後、臼杵等々の片付け、愚妻が年末出動中なので、子ども等にパスタを茹でて昼食を摂らせ、午後からファンヒーターと食卓天板の修理をやっつけた。『石油の買出しは、週末だなぁ…。』一息入れる間も無く、緊急の案件を処理すべく職場へ向おうと玄関まで来て、ふと目にとまった物。餅つき道具を物入れに片付ける際、ヒョッコリ出てきた３０数年前の独楽だった。ちょっと前に、我家の小５、豆風雲児に「オレが、お前くらいの時に遊んでいた独楽だよ。」と渡したのだが、さては回せなかったから、練習でもしようと言うのか？一瞬、その独楽を初めて手にした時に心がTimeSlip！なかなか上手く回せなくて、でも何回も何十回も、紐を巻いては投げていたなぁ…。

　強制的に休みを宣告しておいて、その前日には”御偉い様方”は誰一人も出勤してこない。当然、報告業務はエラー。リカバリーは翌日である。『まぁ、こんなもんだよなぁ。』と、ヘヘラ笑いで自分を納得させようとしていたら、３０数年も前の独楽が『そう簡単に諦めるなよ。』と言ってグッと睨んだ風に思えた。まぁまぁ、自分も１９、２０の若者ではないし、世の中そうそうキッチリと治まっている訳では無い事も承知しているのだが、笑って済ませてもイイ事と、そうでは無い事のボーダーは、ハッキリと意思表示しておかないとなぁ。…と言う訳で、「よっ！今日はどうした？休みだろ？」と素っ頓狂な声を出す雇われ管理職と、関係各所に、現状、問題と思われる事柄をハッキリと申し上げた。後は野となれ、山となれだ。

　今後も、この一線を越えるような案件には、ハッキリと意思表示をしようと思った。職場を異動し、事務処理システムが大変更する中で、いつの間にか自分の中の物差しがブレてきていた様だ。３０数年前の独楽が、ヒョッコリ出てきたのは『オイ！小僧。お前のチンピラ根性は、何処にいった？』と、言いにきたのだろう。ありがとよ、昔の相棒ぉ！