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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
サニックス22-17コーラ
九州対決の開幕戦は、接戦の末、サニックスが勝利を収めました。お互いアグレッシブにボールを動かすラグビーで見応えあり! この5点はミスの差かなと思います。コーラはコンタクト内の出のハンドリングエラーが目立ちました。これは、相手の裏に出られていない状態でボールを立って動かそうとしたことが一つの原因。 1対1に勝って、立ってボールを動かせれば、相手のディフェンスを難しくできますが、無理につなごうとすることで逆に自分達の試合展開を苦しくしてしまっていました。スーパー14において最多オフロード成功チームがライオンズ、一番オフロードが下手なのがブルズ。この数字が何を表しているか、ということだと思います。 サニックスは相変わらずディフェンスの上がるスピードがものすごく速い。あの圧力に負けて内側にステップを切ると、相手としてはグラウンドを狭くされてしまいます。 飛び出してくるプレーヤーは、ギャップを持っているディフェンダーですので、しっかり仕掛けて、その外のスペースを狙いたい。ディフェンスは肩の向きがバラバラになっているはずですから。速いディフェンスの出足に対して立ち位置を深くしたり、ボールをもらってから頭を下げてコンタクトしに行くと、相手の思うつぼです。 これは両チームにいえることでしたが、ブレイクダウン周辺のディフェンスの確定が遅い。ここを早く確定させることではじめて、外側に1対1以上に簡単なディフェンスシチュエーションを作ることができるはずです。 ブレイクダウン周辺を守っているピラーの選手が、ボールキャリアに引っ張られる傾向があるので、9番からのシェイプ、9番の持ち出しや内返しが効いてくるのではないでしょうか。 それと、インパクトプレーヤーで出場したヘスケスの存在感! これだけ組織防御が発達した現代ラグビーにおいて、驚異的なラインブレイクを繰り返していました。足腰の強さ、バランス感覚がすごい・・!コーラ新加入のセンター・ベイトマンもいい動きしていましたが、この日は「ヘスケスの日」でしたね。 ボールを持って、ぐいぐい前に出る選手は見ていて面白いですね。チームスポーツの楽しさは、やっぱりそこにあって、その「個人の力をより発揮できるよう」に、組織が個人をサポートする。これが本来の形(というか、強い組織)でしょう。ブログや解説でも、戦術や戦略のことにスポットを当てがちですが、個人。個人が組織を作っていることを忘れてはいけませんね。それを伝えられるようになりたい! 彼が上位チームとの対戦でどこまで通用するのか、楽しみな存在です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 8, 2010 08:55:28 AM
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