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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
ヤマハ 29ー14 NEC
ヤマハの粘り勝ち! 昨年シーズン中に会社が強化中止の方針を発表し、今オフ、多くの選手が流出したヤマハ。その大きな危機を乗り越え、残った選手達が強い絆で結ばれたラグビーを見せてくれました。特に五郎丸・矢富両選手の動きは素晴らしかったです! ゲーム多くの時間を攻めたのはNECでした。 NECとしては、勝てる試合を落とした印象があります。前半に幸先よくトライを奪い、ラグビーが大きくなってしまったのかもしれません。「やりたいラグビー」と「勝てるラグビー」に、まだ乖離があるように見えました。 ただ、全員がレッグドライブすることによってベクトルが統一されて行くモールの力感はさすがでしたし、ワイドに敷いたラインアタックも、今後気候が変わり、ボールが滑らなくなれば、相手にとって脅威となりそうです。ただ、このアタックでは、選手がバラける分、全員の高いブレイクダウンスキルが求められます。あとはミス。ハンドリングエラーが多かったです。 ヤマハはとにかくディフェンスで粘りました。 前半は前に出てプレッシャーをかけず、ひたすらノーインサイドブレイクに徹しました。ブレイクダウン周辺のディフェンスの確定も早く、「抜かれどころ、奪いどころ」がチームで明確化されています。「もう少し積極的にアップしてもいいのにな」と思って見ていましたが、後半はどんどん前に出て、相手のミスを誘発していました。 前半、ラインアウトからの1stフェーズで奪われたトライで、NECは5本のパスを放っています。これは、一つのプレーとしてはパスを放られ過ぎ、しっかり前に出ていれば、どこかでディフェンスとぶつかれていたと思います。 NECは後半、10番松尾選手を下げてしまったことが悔やまれますね。アタックのテンポもよかったですし、あそこで指令塔を代える必要があったのか。怪我かもしれませんし、結果論の話ですが。それくらい松尾選手の出来は冴えていたと思います。 この試合はヤマハの集中力と、ここに賭ける想いが画面からガンガン伝わってくる熱い試合でした!もちろん、受け手の僕の勝手な解釈なのかもしれません。でも、本当に集中力が高くて、みんなが体を張って、ヤマハというチームのためにベストを尽くしている、そんな試合だったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 8, 2010 05:30:39 PM
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