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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
近鉄 30-14 リコー
近鉄が「らしい」試合展開で開幕戦を白星で飾りました! リコー、近鉄ともに出させて止めるディフェンススタイルでしたが、そのディフェンスを有効に活用したのは近鉄。9金哲元からゲインラインに近いところでフォワードが突破を図ったことで、その後ろに構えるイエロメ・リコギアの両センターの破壊力が増しました。 逆にリコーはほとんどのボールを10河野選手に渡してからのデリバリーで、なかなかゲインラインを切ることができず、苦しいアタックが続きました。スピードのあるバックス陣にスペースを持たせてボールを動かす狙いだったかと思いますが、ゲインライン後方でのゲームメイクは、特にこの時期のフォワードにとってはきついです。 後、少し気になったのがディフェンス。 人数のカウント的には完全にディフェンスに分があるような状況で、ラインブレイクされていました。外側の選手が内側の選手よりも前に出てしまうことで、1対1のタックルをより難しくしていたと思います。ラッシュをかけ、外から内に追い込むのであれば、ポジショニングは相手のアウトサイドショルダーに合わせるべき。スピードのある選手が揃っているだけにもったいない印象を受けました。 それにしても、今期の近鉄は面白いラグビーを見せてくれそうです。先ほども言いましたが、イエロメ・リコギアの両センターのアタックは、相手にとっては脅威です。どうしても相手のディフェンスはそこに集中しますから、SO周辺のドリフトが早くなりスペースができそうです。トンプソンが帰化したことにより、ぐっとチームの幅が広がりました。 フォワードがプレッシャーを受けた時のゲームメイクが一つのカギになると思いますが、これだけボールを持ったら前に出る選手が揃っていますから、ファンとしては「いてまえ打線」で勝負するところを見たいですよね! 9金哲元10重光のハーフ団は非常にいいパフォーマンスを見せていました。重光選手は同期ですが、迷った時に流れたりスタンディングパスしたりせず、前に仕掛けてポイントになってくれる。あれがフォワードにとってはありがたいんです。 対するリコーは、明日の第2節、サントリー戦に大きくメンバーを変えてきましたが、この日は選手が疲れていたのでは?終始元気だったのは金栄?選手くらい。本来は相手に立ち向かっていく姿勢がにじみ出るようなチームですから「あれ~?」と思いながら見ていました。 途中出場のキニキラウ選手は怖い存在。IBM時代から突破力はずば抜けています。今週からメンバーに入った選手の方が元気いっぱいな感じがします。個人の力があるチームなだけに、今週どう立て直してくるか、注目したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 9, 2010 07:57:31 AM
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