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Sep 21, 2010
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 トップリーグ第3節が終わりました!
 接戦となったトヨタヴェルブリッツ対神戸製鋼コベルコスティーラーズの一戦は、16-7、トヨタが接戦をものしました。

 この試合は前半20分過ぎにトヨタセンター難波さんが頭突きの反則で退場。結果論で言えば、この後の残り、前半20分間が勝負の分かれ目となりました。

 ハーフタイムのロッカールームでどのような指示があったのか、その臨場感、人間の作り出す空気は実際のところは分かりませんが、色々と想像してしまいます。とにかくハーフタイムを終えてピッチに戻ってきたトヨタメンバーはパニック状態から「このゲームに勝つ」ということに集中した表情に戻っていたことは事実です。

 神戸としては是が非でも勝ちたかった試合だったと思います。気になったのは、神戸の選手の疲労度が極端に高かったこと。ゲームが進むにつれて、人数で優位に立つはずの神戸の息が逆に上がっていくのを感じました。その観点から、勝利を引き寄せられなかった要因を考えてみたいと思います。

1.ペナルティ
 
 これがテンポを失わせました。よく目に付いたのがブレイクダウン内でのペナルティ。この試合はゲートオフサイドが特に目立ちました。ゲートオフサイドはゲインと密接な関係があります。広く振ってアタックした神戸でしたがトヨタディフェンスをなかなか崩せず、前進できなかったことが要因かと思います。

 足を入れ替え体を縦に使い、ボールの真上を早く越える。これが一番強い姿勢です。外国人選手はなかなかゲートのオフサイドを犯しませんが、それは、斜めからラックに参加する姿勢が弱い、ということを小さい頃から叩き込まれているからではないでしょうか。

2.不確定要素の両

 エリアマネジメントを含め、試合になって初めて遭遇するシチュエーションが多いのでは。一つのフェーズに対し、グラウンドに沢山の「別の」判断が存在する。自分達の強みへ逆算して、はめ込んでいけるような組み立てができれば、もっとエネルギーを効果的に相手にぶつけるはず。そういった意味では、試合のない今週は、チームがコンセンサスを取るにはいいタイミングです。

3.無酸素運動

 神戸はボールを継続し、スペースを突いていくスタイルということもあるのですが、爆発的に筋繊維が動員されるような運動に対して弱いと思います。ローギア中では強みを発揮しますが、高い運動強度の展開があると、足が止まってしまう印象を受けます。

 持久力には有酸素、無酸素の2種類がありますが、マルチステージフィットネスのような長時間継続して乳酸が溜まっていくような有酸素運動には適応していても、300メートルシャトル3本で全力を出し切り気を失ってしまう・・・といった追い込み方が苦手なのでは。

 僕が引退してから2シーズンが経っていますから、どのようなトレーニングをしているかは分からないのですが、自分の頃を思い返すと、そういうトレーニングは少なかったし、「それがその人の全力かどうか」を問われたことはなかったと思います。今は心拍数を計り、GPSで個人の走行距離を算出する時代ですから、逃れることは難しいとは思いますが。


 いずれにしろ、この勝利はトヨタにとっては大きい。単なる一勝ではなく、困難に対し、全員が諦めることなく立ち向かい、チームとしてもぎ取ったもの。今後のシーズンを戦っていく上でもターニングポイントになるような、非常に価値のある勝利だったのではないでしょうか。





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Last updated  Sep 21, 2010 09:25:48 AM
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