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カテゴリ:液晶、プラズマTV関連
2010年4月9日(金) 「液晶パネル価格は2011年まで価格回復は難しいのではないか」という言葉 今日の談話。 いつも日経新聞を読むとき、だいたい全部大事な記事に目を通したあと、 最後にゆっくりと新聞の隅っこにある企業トップや役員の談話のコラムを読む。 金融のプロであれ、相場のプロであれ、百選錬磨の取材のプロであれ、日本全国を1日で 全部取材することは不可能。取材できたとしても相は話す相手をみて話す内容を変える。 小さい談話のポイント。 1. 業界の今の局面での本質が見えるときがある。 2. 業界の次の曲面へのシフトが見えるときがある。 3. 景気の局面の変化を捉えることができ、次の予測に役立つこともある。 ただ気をつけないといけないのは、 ●談話の主体の人と会社の特殊性。業界の中の位置。 ●どこかに何かもっと大事なことを隠してしゃべることがあること。 企業の代表者だから自社にとってネガティブな話は基本的にはする必要はない。 (これはインタビューする人間の頭の中身とインタビューのテクニックの問題。 NHKのプロフェッショナルは出てくる人がすごかったのに、いつも中身も 深いつっこみもない番組だった。聞き手がその業界の知識がまったくなかったこと。 つまり頭が空っぽだったこと。そしてインタビューの仕方を全く知らなかったから でしょう。NHKの番組ディレクターがあの二人を選んだ時点で失敗は始まっていた ということでしょう。いつもプロの道具を見せてください。それしかないのんかと いつも思ってたのは僕だけじゃないでしょう。 日立ディスプレイズ社長井本義之氏の談話の中の言葉。 ▼日本企業が得意とする高精細の3型液晶パネルの価格はここ2年間で4割以上下がった ▼2011年まで価格回復は難しいのではないか ▼耐えられるのは資金力のある韓国や台湾勢ぐらいだ こんなことは家電業界、エレキの部品業界では過去20年以上、当たり前に起きて いたこと。いまさら何を言ってるの? このおっさん? 新製品を出しても価格が過激に下落していく業界で収益を確保するときの 戦略はありやいなや。どうすべきか答えがないなら、ないのになぜそのビジネスを 継続するのか? ------------------------------------------------------------- 日立ディスプレイズ社長井本義之氏―液晶パネルの価格回復難しい(人こと) 2010/04/09, ▽…「2011年まで価格回復は難しいのではないか」。日立ディスプレイズの井本義之社長は6日、中小型液晶パネル市場の今後の見通しについてこう語った。スマートフォン(多機能型携帯電話)向けに高機能パネル需要が伸びるが、新興国がけん引役で価格は下落基調。「耐えられるのは資金力のある韓国や台湾勢ぐらいだ」と危機感をあらわにする。 ▽…米調査会社ディスプレイサーチによると、日本企業が得意とする高精細の3型液晶パネルの価格はここ2年間で4割以上下がった。「高機能製品を開発すれば利益がついてくる時代は終わった」。価格下落を前提に「生産効率の改善を徹底する」と力を込める。 薄型TV、国内の販売台数2.5倍、3月、駆け込み需要、伸び最大。 2010/04/09, 全国の家電量販店などの販売情報を調査するBCN(東京・千代田)によると、3月の薄型テレビの販売台数は前年同月に比べて2・5倍に増えた。販売額も2倍を超え、月間べースでは台数、金額ともに04年10月の調査開始以来、最大の伸びとなった。省エネ家電の購入を促すエコポイント制度の基準変更に伴い、4月1日からポイント付与対象から外れた機種に駆け込み需要が生じた。 各販売店が対象から外れる機種を中心に値下げしたため、平均単価(税抜き)は8万300円と2月から6000円下落した。昨年12月と比べると2万円近く下がった計算で、販売台数を押し上げる要因となった。 画面のサイズ別で見た販売台数では、大型機種の40型台が前年同月比3・2倍で最も伸び率が大きかった。20型未満の小型も同2・6倍と好調。薄型テレビにけん引され、ブルーレイ・ディスクなどの録画機も販売台数が同5割増えた。 ただ、対象機種が変わった4月は薄型テレビの伸び率が急速に鈍化している。3月最後の土日の販売台数は前年同期比で3倍を超えていたが、4月最初の土日は同12%増にとどまった。 3Dテレビ販売、サムスン、韓国で1万台、発売から6週間、55型の出足が好調。2010/04/09, 韓国のサムスン電子は8日、2月25日に世界に先駆けて発売した3D(3次元)テレビの韓国市場での販売状況を発表した。46型と55型のうち55型が半分を占めたのが特徴。55型の低価格モデルの価格は580万ウォン(約48万円)台。映画やゲームなどエンターテインメント機器としての期待感から、顧客が大型パネルを好む傾向が鮮明だ。 サムスンは3Dテレビをまず韓国で発売、同市場では6週間で1万300台を売った。昨年、市場で大ヒットした発光ダイオード(LED)搭載の液晶テレビでは46型、55型に限ると発売6週間の時点で販売台数は8200台。積極的なマーケティング戦略も奏功し、3Dテレビの出足の良さが際立っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.09 16:02:46
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