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カテゴリ:半導体製造装置、液晶製造装置
ニコン精機事業の営業益、2013年3月期に今期の7倍に アナリストの予想が日経より三日ほど早かったですね。でもあれだけ詳細なレポートを書くには最低でも一週間はかかる。取材したのは約10ほど前でしょう。アナリストは興奮して一番親しいファンドマネージャーに連絡するのが普通。ならば12月17日から20日前後に買いを入れたと見るべきでしょう。そのコストは1630円から1650円ですね。あの出来高から買ったのは3人ぐらいのプロでしょう。海外のプロなら一人で500万株ぐらいは買うだろうけど、三菱UFJ証券は力がないし、トップアナリストといえどもその緊急のメッセージをちゃんと伝える能力のある営業マンは三菱UFJ証券の国際部(?)には一人もいないでしょう。 ニコンがなぜここに来て2013年3月期の話を出してきたのか。ここがポイント。ニコン買いを避けてきた内外のプロの理由はオランダのASMLに完全に負けてしまったのではないかという話。明日の記事は世界のサムスンの話。そして有機ELの話。そしてニコンの新製品の競争力に焦点をあてて記事をよむといいのかもしれないですね。 方向性はいいとして現実的には今年通期の業績、そして来期の業績予想が今後6ヶ月の株価の動きのレンジになりそうね。この記事。来期の話がどこにもでてないぞ。注意ですね。 やはり三菱UFJ証券の石野アナリストのニコンレポートで四半期ごとのデータをもう一度見てみたいね。日経の記事より100倍詳細でしょう。 プロはどうするかと言うと、サムソンエレキやオランダのASMLについて何でも知ってるトップアナリストのレポートと読み比べる。話が合わない部分がでてくると、そこに真実が待っているということですね。アナリストがいい加減ならすぐ投資対象の会社の担当者に電話を入れる。 ニコン(7731) 1756(+9) 2011/01/06 02:00 ◇ニコン精機事業の営業益、2013年3月期7倍に ●全体の利益の予想の話: 前期に営業赤字に転落した精機事業の収益回復で、2013年3月期の全体の営業利益は今期見込み比2.5倍の1200億円程度を見込む。 ●事業部門の営業利益見通し: ニコンは2013年3月期に、半導体露光装置など精機事業の連結営業利益を今期見通し比7倍の280億円程度に高める方針だ。主力の半導体向け受注を増やすほか、需要増が見込める有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネル向けを伸ばす。10年3月期に赤字に転落した同事業をてこ入れし、連結全体の営業利益を金融危機前の08年3月期以来となる1千億円以上に回復させる計画だ。 ●半導体向けは従来より微細加工が可能な最先端分野の液浸露光装置を伸ばし、13年3月期に半導体用の露光装置で世界シェアを4割(今期は3割強)へ向上させる方針。シェア6割のオランダのASMLを追撃する。 ●また、シェアトップの中小型液晶向けに加え、高機能携帯端末や有機ELテレビの登場で需要が増える有機EL向けも伸ばす。同社の液晶露光装置は高精細分野に強く有機EL向けに転用できるため、来期以降の販売増が期待できるという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.06 03:36:48
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