ピーター・バフェットの株式日記

今日の相場雑感。彼らが見てる指標のサイン、地球の地下から吹き上がって
くる悪魔のささやき。いろんな分野の投機資金も逃げ出すとみな早いからね。
叩き売りの仕掛けで意見が一致したら、あとはタイミング。
東京はそれだったのでしょうね。


来週は盛りだくさんのスケジュール。チャートが壊れたとか、下に抜けちゃったとか
いろいろ見方があるのでしょう。NYが終われば下値メドもあったもんじゃない。
自分でしたおしっこのチャートのボリンジャーバンドで予想してもあまり意味がないでしょう。

NYが崖のてっぺんまではまだしばらくありそうな気もします。
ここでNY相場が音を立てて崩れたら大変なことになるしね。
今は知恵の柱を7本立てて支えないと。米主力企業の決算は来秋も続くし、
来週の金曜は日本企業の主力どころの決算がどっさりで前半のピーク。
オバマの一般教書演説にも注視したい。1月末から2月初め。


海外では運用成績の悪かったファンドマネージャー、重要顧客を担当していた営業マンに
解雇通知がも出たころでしょう。吹雪のなかパブでヘッドハンターと相談してるとこでしょう。

英、欧州系のファンドは3月ぐらいから他社からの採用もあるし新体制になるから、しばし
日本株の運用も止まるね。運用本部のストララテジストも解雇されて新しい人になってる
こともあるしね。春に方針決定で5月、6月に資金が動きだすのでしょう。


2月は過去に、インテルが主力製品の大幅値引きを発表したりしてハイテク株の需給も
一時的に悪化したもんですが近年は必ずしもそうではないね。ソニー、シャープ、パナソニック
といったセットメーカーよりも、アジアの最強の部品会社にも勝ってる、世界最強の
key deviceメーカーを狙っていくべきでしょうね。工作機械など設備投資関連もそうだよね。
あくまでも伸びてる会社の主力製品、重要製品向けの根幹部品をつくっていてライバルも
奪い合いになっているような会社が、2011年の相場でもプロが狙っていく銘柄なのでは
ないかと思います。


2月は欧米の日本株ファンド、日本国内のファンドにとっては前半戦の勝負の
かかった季節でしょうね。マクロ、為替、企業業績、ポートフォリオ構成の
変更、相場の流れ。今年1年のピークと安値。天井と底値のタイミングの読み
とそれに合わせた銘柄の変更など、考えることはいっぱいありそうね。


2月、3月安値説の人達。。円高の今年のピークを2月, 3月と予想していた人達は想定通り
でことを運んでいるのか。それとも年初の見方を微妙に変えてきたのかどうか。変えたと
いうなら、いったい何がそうさせたのか。


地球が毎日、一回転するたびに、すべてが微妙に変化していく。

昨日の自分の立ち位置はすでにもう変わっている。自分の見方、考え方
は変わっていなくても自分が立っている、その足の下の地球が
毎日変わっているというのに。。。

これが相場というものでしょう。誰も読み切れないもの。

隣の女房の気もちすら30年経ってもわからないのに、他人がよってたかって
いじくりまくる相場など読めるわがなかろうに。。
（隣に女房がいない人は、隣の家の奥さんにしておきましょう）

ワンコのおしっこがチャートに見えてきたら危険です。
美味しいコーヒーでも飲んで休んでください。