髪の毛が気になるようになり、雨の日には帽子を被るようにしている。特に、冷たい雨は以前より頭に染み込むようで風邪にもかかりやすいように思われる。幸いこの地域は降雨量が少なく、その点、助かる。
しかし、この雨の中でも働き蜂は飛び回っている。彼女らは雨を避ける術を知っているのだろうか、と、ふっと気になる。彼女らを人間の大きさにすれば、雨粒もまたバケツの水どころではなくなるだろうし、ぬれた場合の体温低下も人間ならば冷凍庫に閉じこめられたような状況よりひどいものではなかろうか。日がな一日雨降りだと、いろんなことを考える。
そういえば、今日は誰が決めたか知らないがラジオの日だそうで、ラジオからはラジオを賛美するコメントが流れてくる。その中に、「ラジオを聞いていると余分な事を考えなくて済む」というコメントがあった。ラジオの言葉に耳を傾け、頭を空に出来るので楽だ、とでもいうのだろう。つらい現実からの逃避の意味もあるのかもしれないが、テレビやラジオに耳や心を奪われ「何も考えないでいる」ことは、むしろ、いつでもそれらの情報を遮断できる人でないとラジオやテレビを流しっぱなしにすることは実は危ないことではないかと思う。
そういう小生も、ラジオ深夜便よりも前からラジオ体操まで、夜9時頃から翌朝8時過ぎまではラジオをつけっぱなしである。脳が休まらないという人もいるが、小生には子守歌代わりだ。つまりは「何も考えない」状態を作り出して、眠りにつく。これがラジオなしだと、時として様々な事を考え、かえって目が冴えて眠れないことが以前あった。
話が、アチコチに行ってしまったが、要はラジオは「何も考えない」用途に使う場合と、むしろ想像力を鍛える道具として、耳をとぎすます道具として使う方が、よりパッシブな使い方だと思うがいかがだろうか。
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