菊と蜂
今朝のなぎら健壱の「あの頃のフォークが聴きたい」で白鳥英美子「mazing grace」が流れてきた。歌い方でずいぶんイメージが違うものだと思い、lime wirea で探してみるとなんとまぁあるもので18曲ばかりダウンロードしてCDに焼いた。午後から崩れるという天気予報なので、そのCDを聴きながら、午前中は焚き火小屋で西丸震哉の本を読んで過ごした。なんども読み返している本だが、今日は「兄の島崎敏樹」という一文が眼に飛び込んでいた。そういえば彼が島崎藤村につながる人であることが改めて思い出した。すなわちWikipediaでは島崎敏樹は「島崎藤村の姪・西丸いさの次男。兄は西丸四方、弟は西丸震哉。藤村の兄で祖父の島崎秀雄家の養子となる」という人物であるのだから、西丸震哉が狂気と天才の紙一重の世界に住んでいるということもうなずけるのである。ちなみにここ伊那谷は山一つ越えればそこは「夜明け前」の木曽谷なのであり、作品にも描かれているように戦前までは密な交流があったので、より親しく感じられるのかも知れないなぁ、などと思いながら読み返した。 読書にも飽きたので、この時期まだ頻繁に出入りする蜂を追ってみると、直線距離にして20Mほどの田んぼの中の菊の株に通っているようだ。菊に蜜なんてあるのかな? それとも花粉集めだけなのかな? 見慣れない小型の蜂もいたが、雨が降りそうなので観察はそこまで。 午後からは案の定雨が降り出した。