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『ルポ 国際ロマンス詐欺』(水谷竹秀著 小学館新書)を読み終えた。 自分自身、去年、国際ロマンス詐欺(プーアル茶投資詐欺)に引っかかったから、 非常に興味深かった。 前半は詐欺被害に遭った人の話で、読んでいて、手口が似ているな、と思ったり、 何千万円も騙し取られた人に同情したりした。 お金を振り込むために消費者金融から借りて、 返せなくなって自己破産したといった話もあった。 後半は、詐欺犯を追いかけて、アフリカのナイジェリアまで行き、 著者が詐欺犯に直接インタビューした話が載っている。 ナイジェリアでは、大学を出ても就職先がなくて、 若者の4割以上が失業しているのだとか。 それがアルバイト感覚で詐欺に手を染める理由だとも言える。 ただ、ナイジェリアの場合、詐欺の被害者は多くが欧米人のようだ。 貧富の差がある限り、詐欺師は世界中どこにでもいるんだろうな、と思う。 著者はフィリピンで長年暮らしていた方で、 フィリピンは人口の1割が海外へ働きに行く「出稼ぎ大国」だということも初めて知った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2024 05:33:15 AM
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