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テーマ:最近観た映画。(39239)
カテゴリ:映画のはなし
昨日、映画を観に行ってきました。
つい先日、撤退が決定した高岡サティに。 ゴールデンウィークをねらって公開された娯楽邦画作品です。 『少林少女』 『踊る大捜査線』シリーズの亀山千広氏と、『少林サッカー』のチャウ・シンチー。 このふたりが共同プロデュースという形で手を組んだ、邦画史上初の本格武術映画! 主演は日本の人気女優・柴咲コウ。 彼女が1年間にわたる修行の末、本格的カンフーアクションに挑戦! コンセプトは、 「ラクロス版『少林サッカー』!」 ついにこの日本で、本格的カンフー映画が制作される! それも、超豪華キャストで! カンフーファンとして、公開をどれほど待ちわびたことか。 公開されたらされたで、なかなか観に行く暇がなく、やきもきする日々が続いていました。 で、すでに観に行った人達の感想を読んだりしてたんですけどね……。 「あれれ?」 って感じです。 なんか酷評が多い……。 こりゃ、覚悟して観に行ったほうがいいかも。 そう思って昨日、鑑賞に臨んだ次第です。 で、感想。 「ああ、なるほど、こりゃ評価低いわけだ」 一応チャウ・シンチーが主演・脚本・監督・製作まで手がけた大ヒット映画『少林サッカー』(2001年)のラクロス版とは聞いてたんですけどね。 そのコンセプトが全然徹底されてませんでした。 ラクロス主体で押しまくればもうちょっと見応えのある作品に仕上がったものを、武術映画というふれこみがあったから、無理矢理ラストにカンフーでの格闘シーンを入れたようです。 結果、どっちつかずになっちゃってます。 カンフーそのものも、ちょっとねー。 柴咲コウも、ラスボスとして闘っていた仲村トオルも、それなりのアクションをこなしてはいました。 でも全体的に無難な動きで収まっちゃってるような。 しかも悪者のわりに、案外あっさりと改心しちゃってるし。 まだナイナイの岡村のほうが、個性的なカンフーで魅せてたと思います。 ただ、太極拳や少林拳の修行シーンや、立禅という中国拳法独特の修行法などが正確に描かれていたのは、マニアとしてちょっと嬉しかったです。 「彼女に日本は狭すぎる。」 なんてキャッチコピーがありましたけどね。 この映画そのものが狭すぎでしたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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