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テーマ:温泉について(1637)
カテゴリ:温泉
小野屋から長湯温泉へ向かう道は“酷道”“険道”とまで言わないものの、思いのほか走るのに厳しい道路で、小型乗用車同士でも離合に苦労するような狭いところもありました。
今回レンタカー利用に決めた理由は、魅力的な温泉が散在している長湯、久住周辺を訪問するのに、公共交通機関が極端に不便なため。大分駅から小野屋経由で長湯へ向かうバス路線は1日に数本。他の交通手段はJR豊後竹田からバスということになります。必然的にクルマ利用となります。 御前湯1 posted by (C)喜多山栄 また、長湯温泉は雑誌「温泉博士」にも毎号のように広告が出ており、懸案になっていたのですが「2名様から」という宿泊条件を出している宿が多く一人旅がしにくかったからでもあります。今回はGW最終日で翌日が連休の谷間の平日ということもあって、楽天トラベルで一人旅可能な宿を抑えることができたからであります。 御前湯2 飲泉場 posted by (C)喜多山栄 長湯に到着して宿にチェックインする前に、温泉療養文化館御前湯(大分県竹田市直入町長湯7962-1)で1湯浴びることにします。市営の温泉館ですが飲泉を重視しており飲泉所のほかに「全ての湯口から飲泉可能」という驚くべき表示も。 500円のチケットを買って中に入ります。シャンプー、ボディソープ完備の公共温泉の様相ですが、浴槽のお湯は思わず「すごい!」と言ってしまうような濃厚湯でした。熱い浴槽と冷たい浴槽があるのですが、それぞれ45.8℃と29.7℃の別の源泉を使用していました。泉質はともにマグネシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩泉。旧泉質名で言う“重炭酸土類泉”です。黄褐色の濁り、独特の薬味を感じます。重炭酸土類泉特有の石灰華の析出もあります。 御前湯3 川の風景 posted by (C)喜多山栄 温かい浴槽と冷たい浴槽に交互に浸かると実に気持ちがいい。露天風呂から見える川の景色もいいですね。 長湯温泉は“日本一の炭酸泉”とうたわれています。源泉に含まれる二酸化炭素が多いことで有名ですが、温度が高いと湧出した瞬間に気化して大気中に放出されてしまうので、体への泡つきといった炭酸泉特有の浴感はこの“御前湯”では味わえません。 長湯温泉の“入門編”ともいえそうな万人向けの施設と認識しました。さて、旅館のチェックイン可能時間が来たので荷物を置きに走ることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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