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テーマ:自己啓発すすめ(778)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
<受験そしてリンチ> 中3と言えば受験ですが、当然のことながら学校の成績は奈落の底です。まるで、絵に書いたような悪の道への方程式でしたから、テストの成績は下降線です。 当時は、ただ背伸びをしている子供ですから、物の考え方も浅はかです。「別に高校になんか行く必要ない」私はそう思っていました。 それでも、両親から「何とか高校ぐらいは出て」と言われ、少しだけ勉強しました。親をあまり悲しませたくないという氣持ちがあったからです。 いよいよ受験シーズンになるのですが、私は何とか仙台にある工業高校へ推薦してもらえることになりました。 簡単な3教科の試験と面接試験だけですから、他の生徒のようなまともな受験戦争からは程遠い世界でした。そして、ラッキーなことにその学校へ合格するのです。 中学生活も残すところ2ヶ月余りとなったある日、仲間の同級生から「生意気なやつがいるので裏山でヤキ(リンチ)を入れるぞ」と誘われます。 その場所は、更衣室と同様に恒例のスポットです。 「誰をやるんだろう?」そんなことを思いながらその場所へと向いました。そこには、いつものメンバーたちが・・・。 と!?突然、その中の一人が私に向って飛び蹴りをしてきたのです。 その場所は斜面になっており、雪も残っていますので飛び蹴りを食らった私は一気に斜面を転げ落ちます。 それから、どのぐらい時間が経ったでしょうか・・・。地獄のような苦痛のときが終わりました。 もし、1対1程度なら負ける氣はしなかったのですが、話にはならない多勢に無勢です。 なぜ、こんなことになったのか?最初は意味がわかりませんでした。しかし、それもよくよく考えると大体察しがつきました。 一番最初に私を悪のグループへ誘い込んだ、例の彼がその場所に居なかったのです。恐らく、私をやるよう裏で指示を出したのでしょう。 先輩たちが卒業し、私もそのような世界に慣れてきたころから、何かと意見を言ったり目立ってきたりしたため、面白くなく思う氣持ちが蓄積していたのでしょう。 中学生活が後少しという時に、とても悲しく、そして悔しい思い出でもあります。今、思うとそのことがきっかけで「アンパン」からも足を洗えたような氣がしています。 『思春期』 誰もが通る道ですが、その時期はとても多感な時期・・。大人もその接し方に戸惑いを見せます。 身体にも変化が起こり、恋をしたり、勉強にスポーツに励んだり、そして些細なことで悩んだりして・・。本当に精神的には不安定な時期です。 だからと言って、大人が氣を使いすぎるのもどうかと思っています。いくら身体が大人へと向っていようと、やはり心の中は子供なのです。 もっともっと自分の話を聞いてもらいたい!自分という個性を認めてもらいたい!皆そう思っているはずなんです。 親も通り過ぎてきたこの時期・・ それでも自分の子が同じ道をたどるとは 限らないんです。 子供には子供の人生があり個性があります。 親に出来ること・・ それは信じてあげること・・愛してあげること! 明日に続きます。 予告・・第3章【少年期(高校生)】<花の應援團> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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