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テーマ:自己啓発すすめ(778)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
<転職・トラック道へ> 業務用食品問屋の冷凍庫勤務になり1年4ヶ月目のこと。私は第1回目の転職をします。 実は、ここからが私の転職遍歴が始まります。兼ねてから、大学に行ったつもりで4年間はいろんな仕事をしてみたいという希望はあったのですが、当時の私の転職理由はそんな格好のいいものではありませんでした。 高校時代の友達だったI君の地元の友達であるK君と知り合います。ある日彼から「自分が今勤めている職場で人を募集しているが、一緒に働かないか?」という誘いがありました。 それは、ちょうどやってみたいと思っていたトラックの運転手の仕事です。勿論、あまり悩むことなく二つ返事で私はさらりと転職してしまします。 実はそこを数えて、運送の仕事だけで4回変わりました。当たり前と言っちゃ当たり前なのですが、運ぶ荷物が変われば行く業界も様々です。 実際の運転の仕事よりも意外とそっちのほうに興味があったように後から考えると思います。 最初の運送業者はレコードや写真の現像液を運ぶ仕事です。コンパクトに音楽を楽しめるようになった今の時代、レコードという響きは懐かしいですね。 通常は2tトラックで仙台市内、山形などのレコードショップなどへ運搬しました。当然のことながら、レコードは縦積みです。 荷崩れで破損させないように養生をして、積み込みも意外と難しく神経を使いました。 実はここは1ヶ月足らずで辞めてしまいます。その運送会社のバカ息子の専務が生意氣で、喧嘩をして半分クビ状態で辞めたのです。 <俺は雲助か!?> 次に勤めた運送会社は○○産業。4tの平ボディー(アルミ箱やホロ車でないもの)を預けられますが、このタイプのトラックは大型車と違い小回りも利き、様々な荷物を積めるというのがメリットです。 本当に運ぶ荷物で業界も変わります。 そこでの最初の仕事です。まずは庭石を積載し山形に向います。荷降ろし先の植木屋へ到着しユニックで降ろしてもらいます。 次にその足で山形県尾花沢市のスイカ生産農家に立ち寄り、荷台いっぱいにスイカを積みます。勿論すべて手積みです。 そのまま今度は京都の市場まで向います。積載オーバーしているため高速道路は使えません。登り坂では大型トレーラーにまで追い越されます。 夜通し走り、朝方にやっとの思いで京都の市場へたどり着きます。走ってきたコースは、山形⇒新潟⇒富山⇒石川⇒福井⇒滋賀⇒京都です。 荷降ろしもまた手降ろしです。眠いし、腰も痛いし、で散々です。 ようやく荷降ろしが終わり、仮眠する間を惜しんで仙台へとトラックを走らせます。 ところが、会社から連絡が入り富山で荷物を積んで来てほしいということなのです。 富山市内の採石場よりベルトコンベアーを積み、仙台まで帰って来るという仕事です。どこまでも、空荷じゃ走らせないという考えです。 やっとの思いで帰るや否や、家に帰る暇もなくまた上り(関東方面への)市場仕事です。 またまた山形にスイカを積みに行き今度は福島を経由して栃木の足利市場へ向います。そこでは全部降ろさず、残りは千葉の成田市場です。 結局その後、缶コーヒーを運んだり、充填前のガスボンベを運んだりして、ようやく仙台へ帰ってきました。 もう、2週間も家には帰っていません。私は、この会社を頭にきて辞めてしまうのです。そう、2週間足らずで。 明日に続きます。 予告・・<血の氣が多い面々> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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