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カテゴリ:千葉市
ちょうど住宅の連なりが途切れ、ポツポツ空地が見えはじめる境界あたりにその店は位置していた。郊外型のレストランとして、これ以上の立地はなかなか望めないに違いない。
店内は3つのエリアに分かれている。どこに座ってもそれなりの満足が得られるだろう。イスの座面高とテーブルの卓高とのバランスがちょうどよい。 プランツォのコースは4種用意されていた。メイン抜きのBコースを注文する。 そのあとは、アンティパストからドルチェまで、それはみごとなくらい流麗にながれていく。自分はただ席にすわって、目の前でくり広げられるパフォーマンスに素直に食らいついて行けばよい。 コースとしてのバランスが絶妙。コントラストやメリハリで勝負するのではなく、トータルでどれだけスコアが伸ばせたかで納得させるタイプ。 それもこれも、一品ごとの充実がきちっとかなえてあるからこそ。これなら、安心してアラカルトにも手が伸ばせる。ランチのAコースでも悪くなさそうだ。 つかず離れずの接客がなかなか心地よい。ツボをきちんと心得ている。 イタ飯好きな異性がいるなら、ぜひ誘ってほしいスポットだと推奨できる。その場を共有するだけで(人と人を接近させるために不可欠な)適度な高揚感を生じさせることができる。 これはけっこう重要なポイントなのかも知れない。あまりにハイソすぎると、相手は見事に引くし、あまりに日常的すぎると、気分がだれて締まらない。 * * * 「前菜」 (パルマ産生ハム、トマトとモッツアレラチーズ、やりいかのパン粉焼、かきのフリットという4種盛り。優美&優雅。見たとたん、しっかりすっかりそそられる。どれも皆すてきだが。特に温製の2品がずば抜けてすばらしい。食してみると、口許やら頬のあたりに美麗な大輪の花が咲く。これをやっているだけで本当に心が華やいでいく) 「野菜サラダ」 (添物的、おまけ的な品物をイメージしていたが。あんがいボリュームがあった。シャキッとして折り目正しい菜物たちがそろう。舌をまったく刺激しないマイルドなドレッシングがかかる) 「パスタ=小帆立といんげん豆のクリームソース」 (誰をも納得させられるような存分なるアルデンテ。しつこくなりがちなソースなのに。それをあえてマイルド洗練系に仕立ててある。プリッとした帆立といんげんのプチッとした感触が口の中で楽しくおどる。塩の複層的な甘み加減が絶妙。やみつきになる一皿) 「ドルチェ=パンナコッタ&バニラアイスクリーム」 (あっさり目。上品でやさしい甘さの2品) トラットリア「アルベロ」 住 所:千葉市若葉区東寺山町345-4 アクセス:みつわ台隣接 地図参照 P(5+7台) 電話番号:043-254-3002 営業時間:11:00-15:00(LO14:30)/ 18:00-22:00(LO21:00)/ 定 休:月曜日(祝の場合は翌日) 座 席:テーブル8卓(可変) 利用種別:個人向き/女性向け/グループ向け/家族向け/ 料金支払:あと払い/ メニュー:【ランチ】 A1000(サラダ、パスタ、パン、飲物)/ B1600(前菜、サラダ、パスタ、パン、デザート、飲物)/ C2800(魚or肉料理のメイン付)/ D4000(2人分取り分けコース)/ 【ディナー】 アルベロコース3500/おまかせコース6000/ 【単品】【前菜】 本日のおまかせ前菜1500/鮮魚カルパッチョ1300/ バーニャカウダ1200/ムール貝の白ワイン蒸900/ アルベロ風グリーンサラダ800/ 【パスタ・リゾット】 ペペロンチーノ1000/ナポリ風あさりソース1200/ カルボナーラ1300/ペスカトーレ1500/ 手長海老のトマトソース1600/ 【魚・肉】 手長海老のグリル1500/本日の鮮魚料理1900/ 若鶏のロースト1800/ 【デザート】 パンナコッタ450/チョコレートプリン450/ 本日のケーキorタルト550/ 【飲物】 エビス生600/エビス中びん600/ギネスドラフト600/ モレッティ550/ブローリー450/スプマンテ750/キール750/ キールロワイヤル750/カシス750/ジントニック750/ コカコーラ370/ジンジャエール370/ウーロン370/ オレンジ370/ブラッドオレンジ490/エスプレッソ460/ カプチーノ460/珈琲370/紅茶370/サンペレグリーノ610/ 評 価:☆☆☆☆☆ (味4.5/量3.5/サービス4.5/雰囲気4/CP4/駐車場4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.03 16:21:31
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