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八ヶ岳 大泉高原のつぶやき

八ヶ岳 大泉高原のつぶやき

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2006.05.22
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札幌より冷えこむ大泉…という話は以前のblogで書かせてもらったのでこちらを見て頂くとして…それに対応した断熱をず~っと考え中。札幌より寒暖の差が激しいので、結露に対しては非常にナーバスにならざるを得ない。

建物の断熱と結露というのは非常に密接に結びついている訳で、いい加減な施工は結露へ直結する。理論的にも、袋入りの断熱材なんか使ったら最後、結露間違いない。そうなると、どうしたら良いのだろうか…内壁の充填断熱の場合は、柱間にキッチリと充填出来るかどうかですよね。潰してもいけないし、隙間なんて有ってもいけない。非常に細かな作業が要求されますし、ベーパーバリア(防湿層)で完全に空気の動きを遮断しなくてはならない。さらには電気配線などにも細心の注意と気密材の仕様が求められる…これらを今の八ヶ岳ではなかなか品質的に維持が出来ないと思う。専門の断熱工事職人が居れば別だけど、そんなの無いし。今のところ、遠くから出張で来てもらうしかないですね。(来てもらったこと有るけど)

外断熱はどうなのか?I地域を念頭に置くと、最低でもポリスチレンフォーム保温板JIS第三種bでも50mmは必要になる。(あくまで最低ライン。これ以下では一日の寒暖差を遮断するだけの熱抵抗が無い。そういった意味での最低ライン。)例えば、75mmで外断熱をしたとする。窓の結露覚悟でアルミ・樹脂複合サッシなどを使うなら気にしないけど、熱放出を少なくするために、木製のトリプルガラスサッシなどを使った場合、あれだけの重量物が壁躯体に乗っからずに殆どが断熱層へせり出してしまう…地震の時などは、いかに丈夫に窓受けを打ったとしても不安はぬぐえない。さらには、外壁材だって物理的に重量を支えることの出来ない75mmの外、通気層を取れば100mm近くも離れたところに取り付ける様になる。これを、断熱パネルビス(これを使っていれば良いけど、山梨県への出荷は非常に少ないと聞く。とすれば、殆どが普通のビスを使っている事になる)だけで支えて大丈夫??十勝沖地震の時のように、外壁関係がごっそり落ちないかしら。

ビスってのは釘と違って、二つの物を圧着することでお互いがくっついているところの抵抗を使って保持する物だ。だから剪断には非常に弱い。なので断熱材などを通しての保持にはそもそも使ってはならない。そこで、軸を太くして、強力な材で造った専用の断熱パネルビスが出ている。モーレツに高いので使っている工務店は少ないらしい。(ビスの5~8倍の値段)

消去法になっちゃったけど、残るはね、内壁に吹き付ける断熱になっちゃうんです。内壁に吹き込む断熱が有るけど、熱抵抗値が低すぎて、物凄い厚みを確保せねばならず、在来の壁厚では熱抵抗値を確保出来ない。吹付なら、フロンを使わない物でもポリスチレンボード保温板JIS第二種相当の性能があるので、かなり厚みをセーブ出来る。吹付だから、隙間も無くなり、失敗もないし、吹付不足は目視確認が出来るので、部分補修も容易。そんなわけで、ウチでは吹付を行ってます。今度の事務所の吹付工事を今週後半で施工になります。見てみてね。






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Last updated  2006.05.22 06:21:19
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