ツクバネウツギ、ハナイカダ、マルバアオダモ、ガクウツギの花。4月下旬の高尾山(2021年4月27日撮影)。
☆4月27日、今年5回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。ツクバネウツギの花です。一昨年は5月中旬に見かけましたので、こちらも2週間ほど早いようです。ツクバネウツギの萼は基部まで5つに分かれ、5個の萼片の大きさが同じです。☆ツクバネウツギ(衝羽根空木)の名は、果実に5枚の萼が付いたものが羽根つきの羽のように見えることから名づけられました。☆ハナイカダの花です。ハナイカダの花も、一昨年は5月中旬に見かけましたので、こちらも2週間ほど早いようです。ハナイカダ(花筏)の名は、葉の上に花が載っている様子を筏にのる人に見たててつけられたそうです。☆ハナイカダは、雌雄異株・雌雄異花です。ハナイカダの雄花です。雌蕊花柱は見えず、雄蕊が3個見えます。☆マルバアオダモのようです。マルバアオダモはモクセイ科トネリコ属の落葉高木で、雌雄異株です。初めての出合いで、詳しいことは今後調べてみたいと思います。☆ガクウツギの花が咲き始めていました。☆今年の高尾山は季節が2週間ほど早く過ぎているようで、4月下旬にもかかわらず、あたかも5月中旬に訪れたかと思わせるような山野草や樹木の花でした。