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カテゴリ:カネミ油症
カネミ油症事件が発覚してから45年。
2013年6月21日、被害者、国、加害企業の会議が初めて開催されました。 ちなみに出席できた被害者は、被害者団体からの代表者のみです。団体があることすら知らない被害者は大勢いるのではと思うのですが、個人単位では何も取り合ってもらえないのが現実です。 ネットで検索すると、マスコミの報道記事がいくつかヒットしますが、被害者の思いに詳しく言及したものはありません。 そこで、長崎県五島市のカネミ油症被害者の会事務局長・宿輪さんが感じられたことをこちらに載せたいと思います。ご本人の了解済みです。 はてなのゆりさんの6月26日のブログを元に感想を書かれて、メールで添付書類として送られてきました。スマホから添付書類のコピーの方法がわからないので、打ち直します。宿輪さん、打ち間違いがあったら申し訳ありません。 矢印の下が宿輪さんの思いですが、被害者全てに共通する気持ちだと思います。 どうぞ、はてなのゆりさんのブログと併せてご覧下さい。 1人でも多くの方に呆れた現状を知っていただきたいです。 日本は企業を保護しても、被害者は切り捨てる。すごく残念ですが、私の中でこんな国になってしまいました。 ここから: 被害者の要望に対する回答が項目別に読み上げられた。 ↓ 会議直前に送られてきたこの回答書は、信じられないくらいに小さな文字で飛行機の中で読もうとしたけれど読むことは不可能だった。本当にひどい。被害者はほとんどの人が読めなかったはず。この字の小ささは嫌がらせとしか思えない。 今回の回答が昭和58年の協定より低く、それより悪くなっているのはおかしい。 ↓ 悪くなっている項目だらけ。話しにならない。相変わらず、「悪いのはPCBの安全性を強調したカネカで自分たちは何も知らなかった。仕方なかった。」ということを社長が言ったときは本当に腹が立った。カネカに大きな罪があることは事実だが、自分の会社は仕方なかったとするカネミ倉庫の態度は決して許せない。卑劣な会社だ。決算をしてみて余りが出たら何ができるか考えるという意味の発言をした。「被害者の健康回復のために何が必要か」ではなく、「余りが出たら何かやりましょう」とは何たることだ!非常に馬鹿にしている。農水省も今年度以上の支援は不可能だと言い切った。何のための法律だ! 亡くなった人への補償がなさ過ぎる。昭和58年に2万円の香典となっているが、現在も同じ。もらっていない人もいるし、1万円に減らされた人もいる。 ↓ 被害者を馬鹿にした額。この会社は500万円の和解金も、確定された判決金も払っていない。裁判を起こした被害者が死ぬのをひたすら待っているのだ。こんなことがまかり通っていいはずがない。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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