テーマ:大井川鐵道(20)
カテゴリ:大井川鐵道
台風の進路が心配でしたが,予定どおりに出掛けました。
▲今日は,新金谷駅の側線探検から。ATSを設置するまで休車を余儀なくされている,日本ナショナルトラスト所有のC12 164。現在,一口1万5千円の募金運動を行っているようです。 ▲側線のいちばん奥,人目には付かない場所に留置されるC12 208。最初から部品供給用として購入されたもので,このまま朽ち果てるのを待っているかのようです。せめて,ナンバープレートや動輪等を記念碑的に残してもらえれば・・・と願っているファンも多いようです。 ▲時間になり,新金谷から乗車。機関車は,4回の乗車歴のうち,実に3回目のC11 190。SL列車は,いつも乗客の歓喜で迎えられます。 ▲昭和10~20年代に製造された客車をそのまま使い続けているのが自慢?のSL列車ゆえ,当然冷房などありません。でも,今日は台風の影響か気温が低めで,想像していたよりもずっと涼しくて快適でした。天井の扇風機の風も,よく届いて気持ちよかったです。(羽根が止まっているように写ってますが,ちゃんと回ってます) ▲乗車中は,当然機関車は見えません。でも,座っている席の側にカーブするときには,後ろ姿が見えます。叩きつけるような雨をものともせず,機関車を見つめる我が子たち。頭と顔はずぶ濡れです。 ▼雨が弱まった隙を狙って,撮影にも挑戦しました。気温が低めなことも手伝って,けっこう黒煙を見ることができました。 ▲夏休み中のイベントとして,千頭駅で機関士模擬体験(一人500円)というのがあります。今日はあいにく台風の影響で中止だったのですが,機関士さんのご厚意で,投炭(石炭くべ),ブレーキ操作,汽笛吹鳴をさせていただきました。非公式ゆえ,機関士の制服やバッチのプレゼントはなしでしたが,子どもたちは大満足でした。ありがとう,機関士さん。(明日,台風が去って運行されれば,機関士模擬体験は最終日です) ▲一日2往復運行しているSL列車ですが,今日は台風の接近により,折り返しの先発便は予定を繰り上げて出発,後発便は運休になりました。万一,千頭に取り残されたりしたら,整備ができないから,万全を期すために仕方ないですね。C11は,客車5両までは単機で牽引しますが,今日は千頭からの折り返し回送に備え,電気機関車を引き連れての運行でした。(機関士さん曰く,電機がついてなかったら,雨のせいで最大の上り勾配を登れたかどうか・・・だそうです)通常の運行ならば,蒸機と電機を入れ替え,蒸機がバック運転で先頭に立ちますが,今日はそのまま電機に曳かれて帰っていきました。 ▲帰りのSLは予約せず,その時の状況次第で決めようと思っていたら,SLが運休になってしまったので,帰りに乗ったのが,元近鉄の16000系。かつての特急車なので,普通列車(ワンマンカーのため,料金箱付)として乗ると,ものすごく贅沢に感じます。でも,同じ線路を冷房の効いた電車で通るよりも,SL列車で通ると味があるんですよね。車内で食べる弁当(予約しておくと,席に置いておいてくれる)もまた趣が深いし。 隣の蒸機は,第二次大戦中にタイへ渡り,戦後奇跡の帰国・復活を果たしたC56 44。同時に帰国した31号機は,靖国神社に奉納・展示されているそうです。でも,ここ数年間は,不調のためか休車状態になっているようです。C11 190のように,復活のための支援会員を募集するなら,喜んで応募しますよ。 そのまた隣は,静態保存のために北海道からやってきた9600形(49616)。こちらは,近づくと傷みが目立ちます。今や,SLは置いておくだけでも維持が大変なんですよね。 その後,御前崎から台風の中継をしていたのを見て,回り道して見ました。ついたときには,まさに台風の絶頂期。荒れ狂う雨と風,そして押し寄せる波しぶきに子どもたちは大興奮でしたが,灯台の近くの公園駐車場でトイレ休憩を取ろうと,無人と化した駐車場でトイレの入口前に横付けしたにもかかわらず,乗り降りのわずか30秒間でパンツまでびしょ濡れに。ちぎれた木の枝やテント形の車庫!まで飛んでくるし,台風のさなかに出歩いちゃいけない!と今さらながら感じました。でも,無事に帰り着きました。 さっきも書いたけど,SL列車に乗って弁当を食べる・・・それだけで楽しいんですよね。お読みいただいた皆さん,大鐵へGO!!ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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