※第87回全国高校ラグビー大会決勝戦※
昨年末に親戚のおばさんが亡くなったので、今日は告別式で会社を休んだ。阪神ファンの素敵なおばさんだったのでとても残念だ。ご冥福をお祈りいたします。 告別式が終わって家に帰ると大阪の花園ラグビー場で行なわれている第87回全国高校ラグビー大会決勝戦のテレビ中継をやっていた。福岡県代表の東福岡高校対京都府代表の伏見工業高校の対戦。東福岡高校はサッカーも有名な九州の強豪校だが、3回出場した決勝戦はすべて負けている。対する伏見工業高校は全国高校ラグビー大会で4回、全国高校選抜ラグビー大会で1回と計5回の全校制覇を経験してい伝統校だ。 伏見工業高校といえばテレビドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデルをなった高校で、みんなのお父さんお母さんたちは多分観てたんじゃないかな?この主人公のモデルとなったのが現在の総監督、"泣き虫先生"こと山口良治先生だ。RYUOYAJIがこの日記でよく引用させていただいている『All For One,One For All(オールフォーワン、ワンフォーオール)』ーみんなは一人のために、一人はみんなのためにーと言う言葉を世に広めた先生だ。また『信は力なり』という言葉を実践した熱血先生でもある。 試合は12対7で東福岡高校が初優勝したが、決勝戦にふさわしい素晴らしい試合だった。前半に先行した東福岡を伏見工業が追い上げ、1トライ差にしてからは、一方的に伏見工業が攻め東福岡が守る展開となった。1トライ1ゴールで逆転と言う苦しい試合の中、東福岡はチーム全員でゴールラインを割らせなかった。伏見工業は試合終了間際にインゴールにボールを持ち込んだものの、東福岡は最後のグランディング(ボールを地面につけること)を許さず、耐えに耐えてノーサイドの笛を聞いた。本当に両チームフィフティーンに拍手を送りたい素晴らしい試合だった。 伏見工業の山口総監督は伏見フィフティーンに向けて『Good Loser(グッドルーサー)』ー見事な敗者、最強の敗者ーと言い、さすが"泣き虫先生"涙を流していたそうだ。勝負事はもちろん勝者になることが大事だが、フェアプレーで全力を尽くし負けても『Good Loser(グッドルーサー)』と呼ばれるようなチームになって欲しいな。