※神風レジェンド※
今月6日からロシアのソチで第22回オリンピック冬季競技大会が行われる。いわゆるソチ・オリンピックだ。オリンピックは4年に一度開催されるので大会ごとに力のピークを持っていくのが大変だ。そんな中7度目のオリンピックに参加をする選手がいる。スキージャンプ競技に出場する葛西紀明選手だ。葛西選手は19歳で出場したアルベールビルオリンピックを皮切りにリレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバーーを経験し7度目のソチに挑む。葛西選手は41歳というオリンピック選手としては高齢だ。特にジャンプ競技のように瞬発力を必要とされる競技では競技の継続さえ難しいといわれている。そんな中、毎日100グラム単位の体重維持を心がけトレーニングを続けている。並みの選手なら心が折れている年齢だと思うが、夢の実現のために頑張り続けている。その“夢”とは何か?あるテレビ番組で葛西選手のインタビューを観たが、オリンピックで金メダルを獲ることだそうだ。1994年のリレハンメル大会でジャンプ団体ラージヒルの銀メダルは獲得している。長野大会のジャンプ団体では日本チームが金メダルを獲得したが、葛西選手はケガの影響で団体メンバーからは外れてしまった。今年こそ。ワールドカップでも3位入賞し調子も良いらしい。金メダルを獲るために。夢を追い続ける葛西選手。ソチの空の下で神風ジャンパー葛西の新しいレジェンドを作ってもらいたい。