突然のおくりもの
というタイトルの,大貫妙子さんの名曲(ただしあれはあのひとがうたってこそ,だけどね)があるけれど,バレエの合同レッスンから帰宅後,うつくしいペーパーに包まれた御本が一冊届けられていた。 開けると,目眩が。 首藤康之の特集本だったのだ。 プリンツ21という季刊誌の最新号らしい。 そっと表紙をめくると,さらに目眩が。 首藤さんの,あのうつくしい裸体がそこに。 あぁ! なんてうつくしい! からだから沸き上がる精神性に満ちたペイジが,これでもかというほどにわたくしに迫るのだ。 ひとのからだというものは,神様の造作のなかでもっともまばゆいものなんじゃないか。 首藤さんのからだを見て,ただただ涙が出てくるわたくし。 感涙したまま,こどもたちに伝える。 これがママの愛している踊るひとだよ。 しゅとうさんっていうんだよ。 すばらしい踊りをするひとなんだよ。 愛してるっていうのは,それだけで,写真を見ただけで鼻水とか涙が出てくるものなんだよ。 感極まり,夜の8時なのにアリカイさんに電話する。 そう,これをプレゼントしてくれたのは,近所に住むインストラクター仲間ですばらしく面白いこころを持ち合わせた友人のアリカイさんだったのだ。 少し前にちりめん山椒を渡した,そのお礼&バースディプレゼントとのメッセージがセンスあるカードに添えられていたのだけれど,ちりめんのお返しが首藤さんのヌードだとは!!! その脈絡のなさ加減の極みのプレゼントに感嘆したし,なにより,わたくしの心がたいへんよろこびに満ちてやまないおくりものをしてくれた彼女のもてなしがたまらなかった。 だってわたくしはちりめん山椒(それもかなり甘かった。今度は山椒多めにおくろう←またおくるつもりかって)。 この春に観に行った「牧神の午後」の写真なども満載で,もう本を抱えうっとりがやまず。 ありがとう,アリカイさん!!! で,同封されたカードに,本当は蟹江敬三とか香川照之のポストカードを添えようとしたんだけど見つからなくて,というコメントがあり,このひとは・・・とその趣味におおいに疑念を募らせたんだけど,(蟹江さんと香川さんはわたくしはすきなのよ?←自分の趣味は疑わない)映画のパンフに付いていたものらしく,安堵するわたくしなのだった。 バァさんになっても仲良くしてね,アリカイさん。 バァさんのアリカイさんはさらにうつくしいと思うよ,誰よりも。楽しみだ。