あれから1年がたった。
昨年の野辺山大会の
日記では、風邪気味でスタートしたものの、体調不良で稲子湯で早々にリタイアした。
その忌まわしいリタイアの翌々日→肺炎で入院→退院→胃潰瘍で入院→退院→通院→通院 そしてその年は過ぎてしまった!私の長い人生で初めての入院。しかも立て続けに2度も。屈辱の1年。
すっかり身体は痩せ衰え、筋肉は消え、胃潰瘍と貧血が長~く後遺症のように残った。
それでも走りたい気持は残っていて、回復するに連れて、走りたい気持は増幅され、昨年後半からレース復帰を果たした。
野辺山での悪夢は絶対に忘れ去ることはないが、再び野辺山のスタートラインに立てるこの幸福感はどこから来るのだろう。諦めなかったことで、今の自分がいる。本当に嬉しい。
長い人生のなかで、本調子でなかったこの1年は取るに足らない時間だ。でもこの1年の間に私は何度悔し涙を流したことだろう?流した涙は無駄にはしない。この大会のための練習も自分としては頑張ってやったつもりだ。
もうすぐ50歳の誕生日を迎えるが、アマチュアリズムの精神に則って、楽しく走ることを心掛けるようにしよう。私の仕事は走ることではないから。
もともと走るのはそんなに速くはないけれど、走るのは好きだ。山道を走るのが最も好きだ。
だから今度の野辺山では、あくまで完走が目標で、無理はしないつもりだ。無理だと思ったら潔くリタイアする覚悟は出来ている。楽しく走れることを祈って、明日、野辺山へ向かう。