社寺の設計が得意な設計事務所

愛知県のお寺から庫裡新築のご相談を受けました。

最初は副住職宅の新築、住職宅のリフォームのご相談でしたが・・・住職宅も新築したほうがいいのでは、という方向に変わってきました。

境内は市街化調整区域なので、市役所へ事前相談に行きました。すると・・・

「このお寺は、3年ほど前からいろいろな方が相談にみえていますよ」は、担当者。

以前住職から、大手ハウスメーカー、知り合いに紹介してもらった設計士に相談をしてみたものの、うまく話が進まなかったと伺っています。

しかし、弊社が相談を受けてからは、いたって順調に計画は進んでいます。今までは、何が原因でうまく進まなかったのか。

実は、こういう事例が多いのです。住宅の新築とはいえ、やはりお寺の庫裡は特殊です。

他の伽藍とのつながりがとても大切だし、一般のお宅と比べて敷地が広いので、有効に、魅力的にそして、なにより維持がしやすい工夫が必要です。

大手ハウスメーカーやお寺を設計したことがない設計士が、はたしてその当たりの事情を汲み取ってくれるのか。というと、ちょっと危うい。

じゃあ、お寺の設計に長けた設計士なら魅力的な庫裡をデザインしてくれるのか？実は、これも危うい。

「お寺専門の建設会社に相談したら・・・和室が連なった住宅を提案されてびっくりしました」
以前、そんな話を聞いたこともあります。

そう考えると、お寺の事情を踏まえながら、現代的な庫裡を設計できるわが社の能力は特殊だといえそうです。