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連日の様に"祭り"が続いている株式市場ですが、相対的に見て落ち着いた動きをしていた債券市場も13400円を越えるような動きや最近の日銀委員のコメントに連れて、日に0.35%とか上がるようになってきました。
28日時点で1.440%まで上昇。先物は1.6%を超えました。 市場でも年内の予測を13500~15000円くらいまでのレンジに切り上げているようで、原油相場や為替、そしてCPI(消費者物価指数)がどのように動いていくのかが関心事になるでしょう。 ここで素人なりの大雑把な予測をするなら、年内に平均株価15000円、金利1.5%、来年4(~6)月頃までに平均株価20000円、金利2%という辺りが量的緩和解除が実際に行われる場合の指標になるんじゃないかな、と思います。(為替は対ドルで115~120円、原油は65~75ドル程度。CPIは0~0.3%のぎりぎりプラス) 個人的には通年でCPIがゼロ%以上にならない限り今のリフレ政策は解除すべきではないか、一気に量的緩和とゼロ金利政策を解除するのではなく段階的に解除していくべきだと思いますが、例えばCPIが1%に安定して達するかどうかというと、まだ1年以上かかるのではないかと思います。(2001年の失敗を繰り返さない為に) 今回の株高がなぜ大事かというと、今後2007~2011年頃にかけて本格化してくる団塊世代の退職に伴う退職一時給付金(いわゆる退職金)支払いなどの企業負担に、上がった時と上がらない時とで非常に大きな差が生じるからです。 どこまで上がっていくのか、いつまで続くのか、いつ頃から下がり始めるのか、には、金利動向や為替動向、原油価格、海外の景気や輸出動向、その他諸々の要素が絡んできて、単なる予想ゲームにはあまり意味は無いのですが、2005-2015の長期好況が持続したとして、ピークは2007~2012辺りで平均株価は4~5万くらいまで上がっていくのではないのかな、と漠然と推測しております。 その後は厚生年金負担料の増加や景気後退(沈静化)につれて2025~2040くらいまでに現在程度にまでゆったりと落ちてくるのじゃないかな、と。 ただし内閣府などの予測通り2025年辺りからほぼゼロ~マイナス成長くらいになるとすれば、株価の下落(=企業資本の収縮)ペースはおそらく速まり、2040年代の社会保障費のピークに向けては非常に厳しい財政/社会運営が見込まれます。(景気減速に連れて企業収益も個人所得も税収も落ち込むので) (とりあえず29日の金利は1.485%まで上がりましたが、さて、どこまで株価に連れて動くのやら。最近は日銀のコメントに釣られている感がむしろ強いですがね。) <30日のおまけニュース> ・短期9時30分・翌日物金利0.005%に上昇――当座預金34兆円台 まぁ、ちょっとした兆し程度に過ぎませんがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.30 10:20:00
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