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カテゴリ:日記のようなもの
NHKの夜9時のニュース見てても感じたのが、興味が湧かない、という率直な感想。
どの道数年単位でかかる話なのはさておき、食糧の自給自足率がなんて戯言に耳を貸すつもりもないけれど、何か直観的に、どっちに転んでも大差ないのかな、と。 貿易自由化したからといって、日本国内に雇用なんて簡単に増えません。税収が劇的に増えるといった事も無いでしょう。農業が壊滅するなんて事も、数百%かけてた関税の出所が変わるだけで、結局保護的な存在は維持されるだろうし。 このままでいけば人口大幅減の日本はじり貧というのは確定してます。でもTPPがその解かと言われれば、そんな気もしないのですよね。 強いて言えば、いっそ関税なんて全部無くしてしまえば何かは見えてくるのかなと思います。米がとか農業がとか言う人達は、その保護の原資の出所云々を気にするべきだし、「おれはお前を殴るけど、お前はおれを殴るな」と言ってる事に気が付くべきだと思うんですよね。 経済成長が無ければ増税しても税収は増えません。税収が増えなければ結果として債務も減りませんし、国家予算に占める償還費の重みは、社会保障関連の出費増と相まって我々の将来の選択肢の幅を狭めます。 国の保護も、国の余力から出ている物に過ぎないのです。今は国債の需給が取れているように見えても、実際は将来にツケを回し続けているだけの事で、そのツケを担う人の頭数は減少し続けています。 お前は俺達の為に死ね。 そんな類の事を言ってると気付いてない人もいますし、気付いてても言い続けている人もいます。 だから私としては、そんな連中に死んでもらっても何も困りませんし、善意の呵責も感じません。 年金とかでも同様の事が言えたりします。 普通、8時間働いたら、8時間分の給料しかもらえませんよね?1日なら1日分の、1か月なら1カ月分の。 それが当然です。 ではなぜ、1日働いただけで、1.5日分とか、実際働いた以上のお金が受け取れるのか? だって老後は働けないし働きたくないんだからなんてのは、願望に過ぎません。 銀行にお金預けたら、なぜそれが何故増えるのか? 国に年金収めたら、なぜ将来預けた以上のお金が受け取れるのか? 利息という存在は経済を突き動かす強い要因ですが、日本の金利が上がらない理由は、お金を借りても増やす見込みが立たないからです。だからゼロ金利でも借りられない、借りる需要が増えないのです。 ギリシャで起こっていた事を見て彼らを冷笑する事は誰にでも出来ますが、『お金を刷る』ではなく、『お金を殖やす』事は非常にむずかしいのです。FXとかでレバレッジをかけるのは、そうでもしないと取引が成立しないか、成立してもあまりに利幅が取れないからです。 根本的な問いかけはだから、『お金』とは何なのか?、というものです。TPPと欧州金融危機が同列で語られる事はあまり見かけませんが、個人的にはそう感じています。 『お金』を『富』という言葉に置き換えた方が理解はされやすいでしょうけれども、『富』は資産などとイメージが被ってしまう為、避けます。 『お金』をどうやったら殖やせるのか。 違う立場にいる人達がそんな相談をする場の一つが、TPPという枠組みなのだと思います。EUもそうだとも言えます。 日本は、そんな話し合いの場に参加するべきでしょうか?、するべきではないのでしょうか? 自分達にとっての損得だけではなく、話し合いそのものに参加した場合と参加しなかった場合のその後の影響も考えていくべきでしょう。 政治家の意見なんて、国民の側の意見が定まってなければ迷走するのも当たり前なのですから、JAがとか経団連がとかといったレベルではなく、どうやったら、自分達と自分達と交易する相手双方の『お金』をより殖やせるのか、その方法を考えていくべきなのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.11 22:37:05
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