私の棲む、この地方には、随所に、「隠れ街」が、存在する。
「隠れ街」とは、住宅街かと、思いきや、唐突に、
商店街に、つらなり、しかも、ひなびて、閑古鳥だ、と思いきや、
突如、人口の密集店が、現れる、盲点な袋小路だ。
その凝集点は、シャッターの折りきった店が林立する、
せせこましいアーケード街に存在していた。
窓には、「ニライカナイ」という映画のポスターが、貼ってあり、
どうやら、沖縄料理の店のようだ。
駅から、幹線道路を挟んでしまった、こちらの区域は、
いわば、ゴーストタウン的に、
消費者≒生活者の足を止める区域など、存在しないと、
想っていたのだが、オアシスのように、
そこは、人々で潤っていたのだ。
わが、隣町、侮りがたし。
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Last updated
May 26, 2005 10:35:45 PM