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やべ、時間ねぇ。
急いで、朝、電車に乗った。 駆け込んで、乗り込む。 ぎりぎり、間に合ったようだ。 しかし、微妙にトイレに行きたいような、 そんな気がして、時計を見る。 ぱつぱつで、そんな時間はない。 先ほどから、携帯のアラームがしきりに、鳴りすぎる。 なんども止める。 いつも、ラストのスヌーズを止めれば、 それで、終了なのに、おかしい。 よく見ると、1時間前だった。 途中下車して、トイレに行き、 会社付近を悠然と歩く。 少し、余裕があるだけで、 何故か、夏休みな時間が流れ出し、 目の前を行過ぎる、勤め人たちが、 書き割りのように感じられる。 そんなぽかぽかした五月の晴れ渡った午前中に、 とある広場で、単行本を読んでいたら、 その話しは、公衆便所で始まり、公衆便所で終わっていて、 内容的にも、具体的なのに、つかみ所がわからない、しかし、 脳幹の拡がっていく気がする、阿部和重『ABC戦争』だったのだが、 そういえば、さっき、 おれがした便所、 事が終わった後に気づくと、 後ろの壁に、 うんこついてて怖かったなぁ、 と背筋が寒くなり、 必ずといっていいほど、 男便所(大系)壁面の、 目の前に落書きされているホモ系落書き、 あれも気持ち悪かったなぁと思い、 しかし、その読んでいた小説は、 別に、うんことは、関係なく、 だが、どこかに、 ウンコと書いてあったような気もするのだが、 そんな、公衆便所に、こびりついた、 うんこのようなビビッドさがあり、 ほぅっと、ため息が出そうだったが、 あまりにも、空がすっきりと青く、 気分がよかったため、そんな、うんこには、 とらわれずに、また、 歩き出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 22, 2008 12:04:04 AM
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