カテゴリ:カテゴリ未分類
きりふき、ふいたみたく、
微塵にふっていて、 くるまのヘッドライトの前で、 銀色のしぶきが、 旋盤と鉄のこすれる、 銀色の火花で、 きれいだった。 パリには、犬の糞と、人の糞が、 いっぱい落ちていると、 ドリアン助川が、 いっていたが、 100えんで買った中古本、 『湾岸線に陽が昇る』は、 読んでみると、 10年前くらいに、 1回読んだ気がしたのだが、 2,3行しか記憶になく、 ただしかし、「東京湾、13号地」という、 お台場が、お台場になるまえの、 ざらんざらん、なコンクリだか、くさはらだかの、 巨大な空き地をうたう、うたが、 かっこうよくって、 やはり、全部、読んでしまい、 「叫ぶ詩人の会」って、バンド名が、 ださかっこええなぁと、感じ、 その骨太で、明晰で、笑いの疾走した、 死と隣あわせの詩が、 こころをうち、 いいわぁと、思っていたら、 ヘッドライトに、てりかえされる、 雨飛沫が、助川的に、 目に迫ってきたが、 もしかして、車が動き出すと、 そこには、インドで行き倒れた、 灼熱の死体や、 ばっくぱかーの、うんこなどが、 だだもれで、出現したりするのではないだろうか、 と思いきや、 やはり、なにもなく、しかし、熱いことばの、 かたまりだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 30, 2008 11:13:15 PM
|
|