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カテゴリ:時代劇映画
「伊賀の影丸」(1963 東映京都) 監督 小野 登 東映チャンネルで放送された映画「伊賀の影丸」を録画して鑑賞しました。 この映画が製作された1963年5月頃?は、マンガでは第二部「由比正雪」連載の終盤から第三部「闇一族」が始まった頃です。 映画は時代設定を変えて、天正10年の本能寺で織田信長が部将 明智光秀の反乱で討たれた直後。 冒頭、伊賀の里が甲賀七人衆に襲われて全滅する。百地三太夫の息子 影丸(松方弘樹)が父の遺命によって、徳川家康を守って甲賀七人衆と戦いながら浜松へ送り届けようとする。 原作マンガのような敵味方チームの忍法対戦を描こうとすれば本編69分では足りないだろうが、しかしこの映画は対象観客を誰にしたものなのか? 原作マンガを夢中になって読んでいる少年読者だとすれば、不評を買うのはわかりきったことなのでは? 幼児が対象のような少年合唱団による主題歌。作中に流れる小学校の運動会のような音楽は場面とあわずチグハグ、いかにも幼稚感たっぷり。 原作の第一部「若葉城の秘密」に登場する影丸の宿敵 甲賀七人衆の阿魔野邪鬼を山城新伍さんが気分を出して演じているのが面白いかなと、それだけの作品ではないかと。 時代設定を戦国時代にしたのは、このほうが製作費が安くつくからかも? セットもお手軽なもので、すべて何かの使いまわしで作ったような、低予算映画の見本ですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月14日 06時33分47秒
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