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2014年11月14日
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カテゴリ:映画

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 高倉健さんの訃報を昼のTVニュースで知ったのは11月18日でした。
 以来、テレビでは連日のように話題が続いています。

 高倉健って誰?、などという若い人がいるのですが、そんな人はほっといて、これだけ大きなニュースになるのは高倉健さんが日本映画における最後の大スターだったからでしょう。

 不思議なことに、高倉健さんの代表作としてテレビで取り上げられているのは「幸福の黄色いハンカチ」(77)と「鉄道員(ぽっぽや)」(89)ばかり。東映の任侠映画や「網走番外地」のシリーズはまったくと言って良いほど取り上げられない。
 私などは、「昭和残侠伝」や「日本侠客伝」、そして藤純子さんの「緋牡丹博徒」。
 緋牡丹のお竜さんの大ファンである私は、その相手役として登場した「緋牡丹博徒」「緋牡丹博徒 お竜参上」「緋牡丹博徒 二代目襲名」が忘れがたく、これこそが健さんの男の魅力ではないかと思っています。

 それと「ゴルゴ13」ですね。東映が海外ロケをおこなった「ゴルゴ13」、皆さんはこれを忘れているのではないでしょうか。
 アメリカ映画「燃える戦場」(70)「ブラック・レイン」(89)「ミスター・ベースボール」(92)
 特に「ブラック・レイン」はマイケル・ダグラスと高倉健さんの映画だし、中日ドラゴンズの監督を演じた「ミスター・ベースボール」は大のお気に入りです。

 高倉健さんは日本映画における最後の大スターだ、と書きましたが、かつての日本映画には健さんクラスのスター俳優がたくさんいました。高倉健さんはそんなスターたちの一人にすぎない、そんな時代だった。

 変な例えかもしれないけれど、職人の世界において人間国宝といわれる人たち、そんな職人は江戸時代以前にはごく普通にたくさんいた、といわれます。
 そんな名人芸を持つ職人がめずらしい存在ではなく、ごくふつうにゴロゴロいた時代ではない現代では、そんな職人がめずらしい特別な存在であり、貴重な存在になってしまって人間国宝とされる。

 高倉健さんも同じような存在だったのではないでしょうか。
 中村錦之助さん、市川右太衛門さん、片岡千恵蔵さん、大友柳太朗さん、東千代之介さん、近衛十四郎さん、月形龍之介さん、大川橋蔵さん。
 三船敏郎さん、三國連太郎さん、鶴田浩二さん、石原裕次郎さん・・・・。

 そのような大スターがたくさんいた時代が終わって、スター不在の現在では高倉健さんが特別な存在になってしまっていた、といえるのではないでしょうか。






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最終更新日  2014年11月24日 19時57分08秒
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