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カテゴリ:映画
高倉健さんの訃報を昼のTVニュースで知ったのは11月18日でした。 高倉健って誰?、などという若い人がいるのですが、そんな人はほっといて、これだけ大きなニュースになるのは高倉健さんが日本映画における最後の大スターだったからでしょう。 不思議なことに、高倉健さんの代表作としてテレビで取り上げられているのは「幸福の黄色いハンカチ」(77)と「鉄道員(ぽっぽや)」(89)ばかり。東映の任侠映画や「網走番外地」のシリーズはまったくと言って良いほど取り上げられない。 それと「ゴルゴ13」ですね。東映が海外ロケをおこなった「ゴルゴ13」、皆さんはこれを忘れているのではないでしょうか。 高倉健さんは日本映画における最後の大スターだ、と書きましたが、かつての日本映画には健さんクラスのスター俳優がたくさんいました。高倉健さんはそんなスターたちの一人にすぎない、そんな時代だった。 変な例えかもしれないけれど、職人の世界において人間国宝といわれる人たち、そんな職人は江戸時代以前にはごく普通にたくさんいた、といわれます。 高倉健さんも同じような存在だったのではないでしょうか。 そのような大スターがたくさんいた時代が終わって、スター不在の現在では高倉健さんが特別な存在になってしまっていた、といえるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月24日 19時57分08秒
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