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カテゴリ:近隣の市の歴史散策
3月21日(木) 13:40 交通量が少ないスギ林の中を走り県道78号線(御殿場大井線)と合流、狩川に架かる一色橋。 ![]() 親柱に「一色橋」。 ![]() 南足柄市運動公園からの道を振り返る。 農道のため交通量が少なかった。 ![]() この辺りのMAP(現在地は赤丸) 「農林水産省補助事業 広域営農団地農道整備事業 地 区 名 :小田原-南足柄線 延 長: 21.2Km 幅 員: 5.5 m 受益面積: 1.044ha みかん栽培が多い」。 ![]() 県道78号線(御殿場大井線)の足柄峠、御殿場方面。 この道は箱根仙石原の帰り、足柄峠へ向かうために何度か走った道であるが交通量が少ない。 この先の道路脇に石碑が建っていた。 ![]() 石碑は苔むして字が読み取れなかった。 ![]() 石碑の下に施設があり階段を下りる。 ![]() 施設にあった制御盤には「苅野調圧池テレメーター (子局) 盤」と。 ![]() 石碑から県道78号線(御殿場大井線)の大雄山駅方向を望む。 ![]() 一色橋の下を流れる狩川 (かりがわ) 。 狩川は、足柄平野西部を流れ酒匂川に合流する二級河川。二級河川部分の延長は13.64kmであ る。南足柄市の金時山東斜面に源を発し北上、その後足柄街道(県道78号線)に沿って流れる。 ![]() 一色橋 この一色橋は広域農道建設事業で架けられた橋。 ![]() 下の橋は役目を終えた「前田橋」。 橋の手前に「重量制限 この先、前田橋は、3tを超える車両は通行できません」と。 他の方のブログから昭和30年頃に造られたと。 ![]() 前田橋から一色橋を見上げる。 ![]() 一色橋から県道78号線 (御殿場大井線:足柄街道) の坂道を大雄山駅方向へ向けて下る。 目的地を「足柄神社」にセットして走り、道路脇に石碑群があり車を停める。 ![]() 足柄街道沿いの石碑群 所在地:神奈川県南足柄市苅野 北幼稚園前バス停近く ![]() 五基の石碑が建っていた。 右側から「成田不動尊 百番観世音菩薩 河﨑弘法大師」 二番目は、歌碑であろうか 三番目は「富士〇」と。 四番目の小さな石碑には「御中道十三度 登山三十三度大願成就」 五番目には「登山三十三度大願成就」と。 ![]() 左の四番目には「御中道十三度 登山三十三度大願成就 御内八湖修行 社長○○○」と。 ![]() 北幼稚園前バス停、後方にはおにぎり形の矢倉岳。 この後、カーナビの案内で左折し坂を登り足柄神社へ向かう。 ![]() 14:00 足柄神社 所在地:神奈川県南足柄市苅野 274 県道78号線 (御殿場大井線:足柄街道) から狭い道を上り足柄神社境内へ。 下って来たこの道は足柄古道であろうか。 ![]() 境内に車を停め散策開始。足柄神社からまず足柄古道を下り神社の杜を振り返る。 左側には矢倉岳。 ![]() いつもは遠くから見ている矢倉岳をズームアップ。 ![]() この辺りの足柄古道は直線的に坂を登っている。 この道はかつて、流鏑馬、鉄砲馬場として使われたようだ。 ![]() 右斜めに進むと足柄神社の鳥居。 ![]() 鳥居の手前に手水舎。 ![]() 鳥居を入ると正面に足柄神社社殿。 ![]() 護衛艦「あしがら」No.178 (イージスシステム搭載) 艦名「あしがら」の由来 日本では、護衛艦の名称を付与する標準として天象、気象(月、日、雨、霧、雲、四季等)、山 岳、河川、地方の名から採用されていますが、本艦の名称は、神奈川県と静岡県の県境近くに ある、箱根連山の足柄山に因んで命名されています。 本艦「あしがら」は二代目になりますが、初代「足柄」は、日本帝国海軍において大型重巡洋 艦に命名されております。 また、就役にあたり天照大御神や日本武尊が祀られている、当地の「足柄神社」で安寧を祈願 されており、その分霊が護衛艦「あしがら」に祀られております。 護衛艦「あしがら」は、海上自衛隊が建造した六番目の「イージスシステム」搭載の護衛艦で 「こんごう」型の改良型です。 「あたご型」の二番艦として、平成二十年三月に就役しました。 本艦は、優れた対空戦闘能力を有すると共に対水上戦、対潜水艦戦においても、最新の装備を 導入し、広範な任務に対応できる護衛艦であります。 海上自衛隊は、「海上からの侵略に対して、我が国土を防衛するとともに我が国周辺の海域に おける海上交通の安全確保」の任務を主としており「あしがら」もこの一翼を担うべく、装備 の全能力発揮をめざし訓練に励んでおります。 ![]() 海上自衛隊 護衛艦「あしがら No.178」 (2006年) 【艦 暦】 進 水 2006年8月30日 就 役 2008年3月13日 【性能諸元】 揚水量 基準 7,700トン 兵員 300名 満載 10,000トン 兵装 Mk45 Mod4 5インチ60口径 全 長 165m 単装速射砲 1門 全 幅 21m SSM-BSSM 4連装発射機 2基 喫 水 6.2m 324mm3連装短魚雷発射管 2基 機 関 COGAS 2軸 GIWS MK-15BlockIB 2基 石川島播磨重工業製 Mk41 VLS 96セル LM2500ガスタービン スタンダードミサイル(SM-2MR) 4基 100,000ps アスロック対潜ロケット 最大速 30ノット以上 ![]() 足柄神社の由緒 足柄神社の創建年代等は不詳ながら、日本武尊東征の帰路に白鹿に化けて顕れた神とされ、足 柄明神(足軽明神)と称し足柄峠に鎮座、「神奈川県神社誌」ではその創建を天慶3年(940)とし ています。足利尊氏と新田義貞とが争った建武2年(1335)頃には新田義貞が足柄明神の南にあ る原野に陣取ったと「梅松論」に記載されていますが、いつしか矢倉岳に遷座、矢倉明神社と 呼ばれていました。最乗寺を応永元年(1394)に開山した了菴禅師の頃には既に当社は矢倉澤へ 遷座していたとされます。矢倉沢郷と称される当地一帯18ヶ村の総鎮守として祀られ、明治維 新後の社格制定に際し郷社に列格していました。 昭和14年(1939)足柄神社と改称、南足柄の総鎮守です。 ![]() 唐破風の拝殿。 ![]() 見事な龍の彫り物。 ![]() 木鼻も。 ![]() 拝殿の扁額「足柄神社」。 ![]() 右側からの海老虹梁、木鼻。 ![]() 足柄神社社殿 足柄神社は、かつて坂の神として足柄峠に祀られたとされる足柄明神が矢倉岳、更に現在の苅 野に遷座し矢倉明神社と呼ばれていました。昭和十四(1939)年に足柄神社に改称されて、今も 南足柄の総鎮守として信仰を集めています。 平成二十年に社殿の調査が行われ、いくつか特徴的なことが分りました。現在の社殿は、本殿 と拝殿、幣殿とを廊下でつないでいますが、もとは独立して建っていました。本殿は三間社入 母屋造で、桁行十五・五尺、梁行十一・七尺あり、県内でも数少ない大型社殿です。材質は欅 の素木仕上げで、堅固さと優美さを備えています。本殿の各所には、獅子や龍など良質で細部 にわたる彫刻や陽刻による装飾が施されています。本殿の建築年代は、境内の由緒碑によれば、 慶応二(1866)年三月と記されています。 今回の調査から、この記述が妥当であることが分かりました。 平成二十二年三月 南足柄市教育委員会 ![]() 拝殿前左側には「足柄神社 恒例の儀」が掲示されていた。 木柱には「市指定文化財 足柄神社社殿」と。 ![]() 拝殿前から鳥居を見る。 護衛艦「あしがら」の説明板が立つ。 ![]() 護衛艦「あしがら」の説明板の左側に立つ石碑には、 由緒碑 御祭神 日本武尊 御創立は天慶五年足柄峠に奉斎建武二年矢倉嶽に遷祀治承四年現場所え再遷座せらる 明治六年郷社と定められ同四十年幣帛供進社に指定昭和四年巡洋艦足柄に御霊代を奉 斎す 御社号は足柄大明神矢倉大明神矢倉神社昭和十四年後足柄神社と称す 御祭典 は当初正月十八日なりしが地理的関係から地域を上中下の三番割となし明治十六年よ り三月三日四日に変更秋祭は十月九日春は神輿渡御秋は競馬を奉仕の外祈年祭新嘗祭 を以て恒例としている 現社本幣拝殿は慶応二年三月権現造として総欅を以て造営さ れる 境内地は四百八十六坪馬場は流鏑馬鉄砲馬場として徳川中期より由縁を以てい る 氏子は矢倉沢平山内小市上怒田下怒田塚原日向駒形炭焼所和田ヶ原中沼狩野飯沢 浦山猿山関本雨坪福泉弘西寺苅野の二十地区で氏子は千三百七十四戸である 尊は足柄峠より南海に開けし海を逆波と呼称され又新羅三郎義光は大食入〇の二曲を 〇神に祈〇伝授したことは記紀に明晰〇あり古より家相鬼門〇生産○○の守神として 爾来郷土の信仰と崇敬の的となっている 昭和三十四年己亥歳四月十日建之 ![]() 社殿の右側から。 ![]() 足柄神社 神輿庫 ![]() 境内の右側に石祠が並んでいた。 ![]() 足柄神社石祠群 十二基 この石祠群は散乱していたものがいつの頃からかここに集まってきたようです。 苅野には二百余年前の村明細帳に山神社・山王社・金山社などがあったと記されています。 どの神様がどの祠か今になって○○○ませんが、よく見ると文字が刻まれている祠が三基 あります。 右から一番目 三番目 願主 杉田○○○ 瀬戸○○ 建之 六番目 當村講中 十五人 文化二乙丑年四月〇日 このような石祠群は珍しく大切な遺跡です 平成十七年六月 足柄史談会 調査研究部 ![]() 足柄神社石祠群 ![]() 14:10 こちらには「文字道祖神」。 ![]() ー 続く ー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.07 08:44:26
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