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超解像技術は「レゾリューションプラス7」に進化。
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製造/販売 | 東芝 |
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製品情報 | 薄型テレビ「REGZA Z3」シリーズ |
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Z3 シリーズは、2011 年春に登場した Z2 シリーズの後継機。
液晶パネルは、Z2 シリーズと同一のハイコントラスト IPS パネルを採用し、部分駆動が可能なエッジ型 LED バックライトと組み合わせた。エリアコントロールは 8×2 の 16 分割。また補完フレームを追加する倍速駆動にバックライトスキャンを併用して残像を低減している。スリット状の導光板を用いて光の拡散を抑え、精度の高いスキャンを可能にした点も Z2 シリーズと同じだ。
映像エンジンは、「レグザエンジン CEVO」で、デュアルコアの処理能力を生かして多くの新機能を採用している。まず、超解像技術は「レゾリューションプラス 7」に進化。これまでの再構成型超解像、3 次元フレーム超解像、色の超解像、自己合同性型超解像といった技術を包含した上で、さらに「カラーテクスチャー復元」を追加した。
放送波や BD では、デジタルコンポーネント映像信号のカラーフォーマットが 4:2:0 のため、色の信号帯域(色解像度)が水平方向も垂直方向も半分になる。実用上は問題ないとされているものの、実は色情報の高域成分が落ちてしまうため、色差信号に多く含まれる細かいテクスチャーが伝送経路で失われることになるという。これを復元するのがカラーテクスチャー復元。輝度の水平と垂直の高域成分を加算して増幅することで、高彩度画像のテクスチャーを復元し、質感の描写を向上させる。
カラーテクスチャー復元は、RGB のすべてに有効だが、中でも効果的なのが R(赤)だ(このため設定がオートの場合は赤にしか働かない)。デモに使用された赤い花の映像では、設定をオンにしたとたん、それまで見えなかった花びらの脈が鮮やかに浮き上がった。また色の超解像処理と合わせ、輪郭の描写を向上させる効果もあるという。
録画機能は、USB 外付け HDD(別売)を接続すると、3 つの地デジチューナーによる「地デジ見ながら W録」(2番組同時録画を行いながら裏番組を視聴)が可能。そして新たに AVC トランスコーダーを使った 2番組同時の長時間録画に対応した。録画モードは、最大 2 倍の「AF モード」、3 倍の「AN モード」、4 倍の「AS モード」。2T バイトの HDD を利用した場合、AS モードで最長約 711 時間の録画が可能になる。またスローやコマ送りなど、再生時に使えるトリックプレイが増えた。
もう 1 つの大きな機能追加は、「レグザリンク・シェア」と名付けられた DLNA の DMS(サーバ)機能だ。
これまで、REGZA シリーズは DMP(プレーヤー)機能のみを搭載していたが、DMS が追加されたことで、外付け HDD に録画した番組をホームネットワーク経由でほかの REGZA や PC、「REGZA Phone」などから視聴できるようになった。また、モバイル機器に配信する際は、AVC トランスコーダーを使って映像を自動変換する機能も備えている。
また、新しい REGZA(3 シリーズ)同士をクライアント/サーバに利用する場合に限り、プレーヤーからサーバの録画リストを参照する際、外付け HDD と同じ「タブ表示」(分類)が再現される。また、途中まで見た番組の続きを別の部屋にあるプレーヤーで再生できる「レジューム機能」や、ネットワーク再生でも自動チャプターなどで付与したチャプターが利用できるといった独自拡張も加えられた。
録画時のマルチタスク性も確保した。例えば 2番組同時の長時間録画中でも DLNA の配信(サーバ)と再生(プレーヤー)のいずれかは可能。録画が 1番組までなら配信と再生の機能を同時に利用することもできる。
Z2 シリーズで省略されていた NAS上のファイル再生も復活した。これは、PC などで NAS に保存したムービーカメラの動画(AVCHD、MPEG-2)をネットワーク経由で再生できるというもの。Z2 シリーズについても、来春のファームウェアアップデートで同機能が利用できるようになる予定だ。
ZP3 シリーズは ZP2 シリーズの「3D ゲーム・ターボ」を継承した上、新たに「ゲームスムーズ」モードが加えられた。遅延時間はどちらも約 0.7 フレーム(約 12 ミリ秒)。
ゲームスムーズモードは、倍速駆動と補完フレームの生成を行いながら低遅延を実現するモードだ。約 1.3 フレーム(約 21 ミリ秒)と遅延時間は少し増すものの、前後 2 枚の映像から補完画像を生成して残像感を抑えられる。「シミュレーションゲームやロールプレイングゲームなど、遅延があまり問題にならないゲームを滑らかな映像で楽しめる。残像を減らしたい、あるいはゲーム中のムービーをスムーズな映像で見たい、といったニーズに応えたもの」(東芝)。
このほか、アニメ視聴時に発生するコーミングを適切に処理して滑らかなエッジ部を再現する新しい「アニメモード」や、DLNA経由の映像でも 12bit階調処理が可能になるなど、さまざまな部分でアップデートが加えられた。もちろん、「YouTube」や「ひかり TV」といった各種ネット動画配信サービスへの対応や「レグザ Apps コネクト」なども継承している。
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