友だちは一度松方ホールへ行ったことがあるそうで、場所が分かっているのがありがたかった。そうじゃないと、わたしは方向音痴なので、辿り着くまでどのくらいかかったか分からない。
ヴァイオリンのコンサートは久しぶりだった。10年ぶりくらいかも。天満敦子さんは「balada」で知って、CDは2枚ほど持っている。何年か前にオーケストラとの競演は聞いたことがある。でもそのときは、一曲だけだったので不満が残った。今日は思い切り演奏が聴けて満足。演奏中自分で咳払いしたり、ストラディバリウスをひっくり返して見たり、弓の毛が切れてぶら下がるのを引きちぎったり。全然気にしてないところが良かった。とても力強い弾きっぷりで、「姉御」の風格。でも、繊細な曲は繊細な音が出るのが不思議。バッハの無伴奏も良かったけど、ラベルのツィガヌとバラーダがやっぱり良かった。生は音に包み込まれ方が違うよな、やっぱり。ピアノ伴奏の吉武雅子さんも迫力ある演奏で、全然負けてなかった。
でも単一楽器の演奏はこのくらいが限度だね。最初のグリーグのソナタの時は、夕食に飲んだワインのせいで、気持ちよく寝てしまったし(^^;)。来年は3月5日に演奏会があるそうなので、また行こうかな。
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最終更新日
2005年03月11日 00時30分28秒
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