のんびり行こう
夕張メロンが、私の住む地区の近隣のスーパーでも売られていますが、夕張市が財政再建団体となる方針、というニュースが20日に出ました。NHKによると、金融機関からの一時借入金が288億円、地方債残高が261億円など、夕張市は、総額632億円の負債を抱えているそうで、夕張市14年分の財政規模になるのだそうです。ですが、炭坑の閉山により人口が急減したよその町の出来事とは言えないような気がします。日本全体で見ても、国の債務残高が827兆円で、国民一人当たりの借金が648万円、ということなので、夕張市の財政状況と変わりません。日本は、高齢者比率は世界で最も高く、子どもの比率は世界で最も少ないそうなので、今後、どんどん少子高齢化が進みます。このままでは、日本全体で財政再建団体に転落と言うことになりかねません。ですが、消費税率を2009年には上げざるを得ない、という議論はありますが、赤字になるとわかっている新幹線や、高速道路を造るのをやめる、とか、何に使うのかもよくわからないダムの建設をやめる、という話にはならないし、大手新聞の紙面でもあまりお目にかかりません。佐世保市の市議会では愛国心教育を行うことを市議会で議決したそうですが、日本を愛するのなら、国家財政危機の時に、長崎新幹線は諦めていただきたいと、私は思います。博多から、特急かもめに乗って、有明海沿岸に沿ってのんびりと進むのもまた、優雅な旅です。長崎新幹線になって、佐賀から諫早までトンネルばかり、というのでは風情がありません。都市と地方での格差はどうしてくれるんだ、というご意見もあるとは思いますが、横浜市にいる私もすっかりのんびりモードです。これ以上の財政負担や高福祉を考えるのではなく、既にあるものの有効活用と創意工夫で、何とか切り抜けられないものでしょうか?----------------科学雑誌でおなじみのNewton社e-Learningのご紹介はこちら理工系受験生向け大学入試問題研究サイトはこちら「大学への数学」の東京出版発行の書籍のお求めはこちら横浜市杉田の代々木屋呉服店さんの楽天ショップはこちら----------------コメント、トラック・バックはこちらへお願いします。