テーマ:今日聴いた音楽(73709)
カテゴリ:音楽と映像(番組、DVDなど)
今週の月曜組曲は、洋楽カバーなし、ゲストなしで、
いきなりオフコースが売れ始めた頃の曲を、小田和正が歌いました。 これって、かなり見応えアリでした。 オープニングでいきなり 1. 眠れぬ夜 ♪眠れる夜と雨の日は、忘れかけてた 愛がよみがえる♪ う~ん、いきなりいい歌詞だ。よく聴く曲だ。でも、最近までオフコースのよさに出会っていなかった僕は、この曲がいつの曲かわからない。 これが最初のHIT曲なのだろうか。 ファンの方、誰か教えてください。 小田和正は、「オフコースは学校みたいだ」と言っている。 「いろんなアーティストたちが、競い合う、団体戦のようだった」と。 そんな気持ちで、この曲を作ったのだろうか? 2.さよなら オフコースが売れ出してから、自分達のコンサートからホテルに帰る道中で、タクシーのラジオから、自分達の曲が聞こえてきたという。 ラジオ番組の中で、「今、人気急上昇中のオフコースの曲です」と紹介されたそうです。 それを、タクシーの中で、それを聞きながら、「売れるって、こういうことか」と思ったそうです。 ♪さよなら、さよなら、さよなら、 もうすぐ外は白い冬。 愛したのは、たしかに君だけ そのままの君だけ♪ う~ん、これも心に染み入る歌詞だ。 当時のTBSの「ベストテン」 の映像が番組で流される。 1980年2月。 若き頃の 久米宏 が「オフコースのみなさhhな、当分の間、コンサート活動に専念するため、テレビにご出演していただけないそうです。すみません」 と、早口で、視聴者にむかってあやまっていた。 そんな時代の頃のオフコースの歌なのか。 泣きのギターのソロが響き渡る。小田和正のバックで演奏しているミュージシャンたちは誰なんだろう。けっこうみんな腕利きだ。 番組で、彼らを紹介してくれたらいいのに。 小田和正は言った。 ヒット曲が出た直後の次の曲こそ、みんなが注目している時なので、 自分達が一番、伝えたいことを歌った歌を書いたと。 レコード会社は、前のヒット曲とおなじような曲を期待していて、とうぜん、そこにはコンフリイクトが。 そういって、歌ったのが、 3.生まれ来る子供たちのために ♪君よ 愛するひとを守りたまえ。 大きく手を拡げて 子供たちを抱きたまえ♪ (中略) ♪ふたりで漕いでゆく その力を与えたまえ 勇気を与えたまえ♪ なんか、題名やメッセージから、プログレッシブ・ロックのムーディー・ブルース の 「子供たちの 子供たちの 子供たちのために」 というアルバムを思い出した。 そんな連想をするのは、ぼくぐらいしか、いないかもしれないけれども。 小田和正って、ムーディーブルースって聴いたことあるのかなァ? NHKの「若い広場」に出ていた頃だそうだ。1981年頃か。 曲の題名なんて、いいかげんに決まっちゃうことがある。 印刷に間に合わないから、すぐ決めてくれ、といわれて題名が決まったのが次の曲だそうだ。 4.Yes-No ♪君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 心は今 何処にあるの♪ これまた、有名な美しいメロディと歌詞だ。 また、ギターのソロがすごくいい。 小田和正の後ろに左右に座っているミュージシャンは、両方とも、ギターとベースを弾きこなし、曲によって、どちらかがギター・ソロをとっている。 向かって右側のミュージシャンは、石成正人さんだと思うのだが。 別のライブでも出ていたぞ。やっぱり売れっ子セッション・ギタリストだ。 そして、5人のオフコースが解散する、最後のコンサート「Over」。 武道館を連続10日間、満員にしたそうだ。 1982年6月のこと。 5.YES-YES-YES ♪君が思うより きっと僕は君が好きで でも君はいつも そんな顔して♪ この時の武道館では、最終日、ステージをおりたオフコースに対して、 客席の「Yes-Yes-Yes]の大合唱があったらしい。 今や、伝説になっているとも聞く。 最初のヒット曲が何年だかわからないのだが、 5人のオフコースは、その全盛期を80年―82年と全速力で駆け抜けていったのだろうか。 この頃のオフコースが大好きというひとは、いっぱいいるんじゃないかなぁ。 この頃のオフコースの曲、全部 歌えるっていうひとも、いるんじゃないだろうか。 ほとんどの曲が、 僕 と 君 と 愛 で 成り立っている。 美しいメロディとハーモニー、ストレートに語りかけてくる歌詞。 どうして、そのころ、ぼくは、オフコースのことをあんまり聴かなかったんだろう。あんまり知らなかった。 80年代の、MTV全盛期にオーバーラップして、洋楽ばかり聴いていたのかもしれない。 第3次 ブリティッシュ・インベイジョンといって、イギリスのアーティストが、大挙してアメリカで大ヒットしていた時代だ。 カルチャー・クラブ、 デュラン・デュラン、 それこそ今のドラマ「ラストクリスマス」のワム、 カジャ・グーグー、 トンプソン・ツインズ U2 (アイルランドのバンドだが)etc. etc. 数年のずれはあっても、ぼくが洋楽(&フュージョン)を聴いていた頃、 別の人たちは、オフコースを聴いて、人生に大きな影響を受け、力をあたえられていたんだろうか。 そう思うと、とっても不思議な気持ちがする。 そのころ、オフコースを特に意識をすることのなかった僕が今、 小田和正自身を通して、その頃の、オフコースや日本のポップスを追体験している。 これも、ひとえに、がんこに一徹に、自分達の音楽を守り通してきた、小田和正が、当時の、同時代のオフコースおよびライバルたちの音楽を、自ら歌うことによって紹介してくれているからだ。 来週は、どのへんの時代の誰の曲を、どんな理由で紹介し、 それを、どんな風に歌うんだろう。 音楽って、こうやって、時代を行ったり来たり、 時間や世代や、時代や、場所や空間を越えて共有できる。 音楽は、自分が生きた証。 とっても素晴しいものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽と映像(番組、DVDなど)] カテゴリの最新記事
|
|