テーマ:気になるテレビ番組(2885)
カテゴリ:音楽と映画・ドラマ・TV
最終回。こういう結末になるとは思っていなかった。
小説としてはすばらしいのだろうが、 ドラマとしても見ごたえあったと思うが(数回しか見ていないけれども) 最後は、あまりにもむごい結末だ。 万表哲平が求めてきたもの、 夢、理想。。。しかしそれは父親の愛が欲しかったからだ。 しかし、父親は「おまえが生まれてきてしまったから。。」 存在そのもの、この世に生まれてきたこと自体を否定されて、 ひとはいったいどうして生きていけばいいのだろうか。 しかし、哲平には違う道を選んで欲しかった。 このドラマのテーマは、 夢、理想とともに、野望、執念、思惑、怨念、 裏切り、嫉妬、憎しみ、罠。。。。 人間の性(さが)みたいなものが、いっぱい描かれていた。 父親のみならず、万表家は、一生十字架を背負っていくのだろうか。 マイナスのエネルギーから生まれた大きな力は、 一見、成功を収めたかにみえるが、 結局は、報われず、最後に自分に向かって来て自分を破滅にむかわせる。 のではないか。 そんな予感をいだかせてドラマは終わる。 なにか「白い巨塔」とおなじようなテーマだなあ。 人間の性(さが)や業(ごう) 野望と人間の弱さ、ずるさ ドラマ終盤で、イーグルスのデスペラードがかかっていた。 無茶な夢や志をもって、ハードに生き急ぐ男に 「自分がだめになってしまう前に、もっとスローダウンして こっちにおいで。。。」 と優しく問い掛ける歌。 万表哲平にこそふさわしい歌なのかもしれない。 しかし、イーグルスのデスペラードの中で、問い掛けられる男もも、 イーグルスの活動そのものも、 そこで終わったりはしなかった。 Maybe Tomorrow. Maybe Tomorrow. 今は、ちょっとそのことは考えずにちょっと休もうよ。 イーグルスがいったん活動停止したときも 「実現した夢もあった。実現しない夢もあった。 金色に光り輝く列車なんて決してこなかった。 でもまたいつか「サッド・カフェ」で、みんな集まろう」 小説とロックの違いかもしれない。 日本的美学とアメリカ的理想の違いかもしれない。 でもやっぱり、ぼくはドラマはハッピーエンドが好きだし、 かなわぬ夢も、今はちょっと横に置いておいて、 またチャンスが来た時に挑戦する そういう考え方が好きだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月21日 10時41分12秒
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